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私たちが変われば親も変わるのか

私たちが変われば親も変わるのか?

皆さんはこのテ-マについてどう思われますか?

これは当たり前のこたえになってしまうのですが、親によって反応が違います。

例えば、子供(ここでいう子供とは成人のことです)が人付き合い出来ないことで悩んでいる親がいます。親は薄々自分たちの育児態度が原因で子供が人間関係を築く能力がないことを知っています。そして、子供が自己努力の結果、人間関係を築くことが出来るまでに成長しました。すると親も子供の日々の態度や顔つきの変化を見てとり喜びます。
そして、自分たちの至らなさを反省しながらも、子供の成長に合わせ、親の態度、顔つきも明るいものに変わっていくのです。
この例は子供の変化に合わせ、親も反省をして、さらには親の表情までよくなっていく好例です。
子供が変わると同時に親も変わったのです。

では、実際このような好例はどれぐらいあるのでしょうか?
統計がないのではっきりとは書けませんが。
あまり期待は出来ないように思えます。

さて、上例は子供が努力して変わって、自然と親も変わっていく例でした。
では、どれだけ子供が自己変革の努力を達成して、その内面や態度振る舞いがかわっても、親が変わらない場合(例えばあいかわらず押し付けがましい、支配的、無理解・・・)。
私たちは親に対してどういう感情を抱けばいいのでしょうか。

自分の生き辛さの原因を知ったこと、物事の捉え方が変わったこと、感じ方が変わったこと、過去の見方が変わったこと、過去を受け入れたこと、新たなスキルを手に入れたこと。
「自分は変われるんだ。自分は変わったんだ」
今まで抑えていたフタが取れ、エネルギ-に満ち溢れたこの新鮮な気持ちを誰かに伝えたい。
分かります。

では、この素直で純粋で新鮮な気持ちを親に知らせる必要があるかどうかがポイントです。

自分が変わったことを親に知らせて何を親に望みますか?
もし、伝えたいと思うのであれば何を伝えたいと思っているか、その背後にある感情を理解したうえで行ってください。

前回も書きましたが、多くの場合は親は親でなかなか自分の非を認めないものなのです。
それは、親も一生懸命生きており、子供の育て方については、そのやり方しか知らなかったからです。
子供が自分が変わったということを親に知らせるということは、まったく悪気がないとしても、親の立場に立つと自分が否定されているような気持ち、攻撃されているような気持ちを抱くかもしれません。

私たちがアダルトチルドレンであるということは、その親もアダルトチルドレンです。
根っこは同じです。
そして、子供がアダルトチルドレンの問題を受け入れ変化するというとは、進歩していることを示します。
しかし、残念ながら親は進歩としていないのです。いや、アダルトチルドレンという言葉すら知らないかもしれません。

ですから、進歩、進化のレベルが違うので同じ視線に立って、この問題について話すことは難しいのです。
方や理解しており、方や無知なのですから。

自分は変わったんだという気持ち。
大切です。
でも、それを理解してもらう相手は選ばなければなりません。
同じ悩みを抱いたり、同じく回復を目指していたり・・・。

自分を理解してくれる人でないと、自己開示は危険です。

さて、私たちず変わると親が変わるのか。
最後に最も危険なパタ-ンです。
それは、親が子供を変わらせまいとしがみついてくる場合です。

例えば子供は自立を目指して家を出ました。すると、親の方から毎日状況確認の電話、帰って来いの催促、たまに家に帰ると以前と同じような過干渉、暴言、否定等。
実家に帰ったとたん憂鬱になってしまいます。
そして、この憂鬱感は家(1人暮らし)に帰っていも持続してしまいます。
親は子供を手放すまい、自分が支配をしておきたいと必死なのです。(但し、このことについては親は意識せず、無意識の領域で行っていると思いますが)
そして、どこまでも追いかけてきて子供を精神的に苦しめてしまうのです。

このような親にいかに向き合うか、距離と時間と心の限界、これらを考慮してどうするのか。
これは個々人によって結論が違ってきます。

いずれにせよ大切なものは何か。
この結論により行動・態度は変わってくるでしょう。