友達の多いパートナーに対する独占欲

恋愛(パートナーに対する独占欲)

自分に友達が少ない、仲間が少ないと思い、そのことに劣等感を抱いている時、友達や仲間が多い異性、自分にはないものを持っている異性に、好意を持ち、恋愛に発展することもあると思います。

相手は自分が欲しくても持てない、友人、仲間に囲まれているのですから。
その異性(彼、彼女)を自分のパートナーにすることにより、パートナーを通して友達、仲間が増えることに、いったんは満足感を覚えることでしょう。

または、自分のパートナーは素敵な友達、仲間に恵まれている、そんなパートナーと付き合っている、自慢の心理もあるかもしれません。

しかし、もともと友達の少ない人は、大人数の人間関係をさほど求めず、また、大人数の集まりは苦手でもあり、その輪の中にパートナーと一緒にいることに苦痛を感じるかもしれません。

そして、大勢の中でパートナーといるよりも、1人のパートナーと常に一緒にいたい、1人のパートナーにしがみつく傾向が高くなり、友達の多いパートナーに対しても、やがては自分だけを見て欲しい等の気持ちが強くなることもあります。

パートナーが自分を置いて、他の友人、仲間に対して時間を取ることに対して嫉妬がうまれるのです。
もっと、自分だけに時間を取って欲しい、自分だけを見て欲しい。独占欲。

しかし、パートナーからすると、今までの友、仲間を。
彼、彼女のために縁を切ることは出来ないでしょう。
彼、彼女を大切に思いながらも、友人、仲間を大切にしたいと思うはずです。

もともとは自分が孤独感を抱えており、友人、仲間の多いパートナーに羨望を抱き、パートナーを選んでおきながら、いざ、2人が付き合いだしたら、パートナーに対して、友人、仲間との時間を取るな、自分だけの時間を大切にして欲しいと迫ることは、理が通らないのではないでしょうか。

パートナーの魅力は、たくさんの友人、仲間と共存している、人間的魅力なのですから、それを削いでしまっては、自分が好きになったパートナーじたいの価値の一部を消してしまうことと同じことではないでしょうか。

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