不安に基づく恋愛

恋愛とは不思議なもので、今までの親子関係の影響、生き方が、良くも、悪くも、浮き上がってきます。
そして、それが私たちを苦しめる恋愛、関係性をもたらすこともあります。

さて、恋愛において、「あなたがいないと生きていけない」等、経済的には十分生きていけても、自分が生きる気持ちをすべて恋愛と、パートナーに委ねてしまうケースがあります。

これは自分が1人で生きることに対する無力感、孤独感、何とも言えないさびしさ等が、その心理の背景にあり、「あなたがいないと生きていけない」から、ずっと、側にいて欲しいという、1人になってしまうことへの不安の現れです。
(誰にでもある感覚ですが、それが過剰に強いと問題が生じます)。

そしてこの恋愛は、パートナーから見捨てられることを過剰に恐れており、パートナーから見捨てられないために、あえて弱々しく、もしくは、甘えたように振る舞い、パートナーの関心を得、見捨てないで欲しいアピールを行うこともあります。

また、パートナーに見棄てられると生きていけない不安から、1人になってしまうことへの不安から、パートナーを束縛することが多くなってきます。

疑惑、疑念の追求、詰問、連絡の強制、スマホを勝手に見る。
また、パートナーが少しでも自分を一番大切にしていないと感じると、不安から怒りへ。
「裏切るつもりか」等の脅し。
私を見捨てるとどうなるか・・・不安の押し付け、罪悪感の植え付け、暴言・暴力とパートナーを支配するために、様々な束縛を試みます。

そして、この行動は不安感の強さと、それに伴う感情制御の難しさから、行動はエスカレートしていきます。

また、この恋愛パターンの人は、自分に対する自己信頼感も低く、自己不信感の強さから、そもそも、パートナーを信用していない、信用出来ていないこともあります。
⇒他者を信頼、信用するためには、ある程度、自分を信頼、信用する能力が必要です。

パートナーにしがみつく恋愛、束縛をしてしまうことで悩んでいるのであれば、恋愛以外、他者との関係を深める(友人をつくる)、自分の好きな活動をする等、リラックスが出来たり、自分の気持ちや、自分自身を表現、発揮する場を持つことをお勧めます。

自分の好きなこと、趣味、何らかの活動に参加等、新しいことを行う。
新しい友達を積極的につくる。

今までとは違う自分を出し、その自分を認め、恋愛(パートナー)だけに自己を委ねるだけでなく、それ以外に自分の居場所を持つことも大切だと思います。

この居場所は物理的な居場所ではありますが、心理的に安定するための居場所ともなります。

そして、これは自分を創り変える作業に臨むということです。