ラストランナー 最後まで走りぬく

最後まで頑張りぬく。
かっこいいことであり、人に感動を与える姿勢でもあります。

私は以前(中学時の体育祭での長距離走と大阪女子国際マラソン)で、ラストランナーが懸命に走っている姿を見たことがあります。
とくにマラソン大会でのランナーの姿には、感動しました。

さて、まず体育祭での長距離走ですが、これは学校のグラウンドのトラックを何周もグルグル回り走り続けるのですが、そのラストランナーは私の当時の親しかった男子であり、クラスの誰も長距離走に出たくなく、じゃんけんで負けて、しかたなく出場したと覚えています。

体力もなさそうで、クラスでも一番背の低い男子でしたが、それでも、1周遅れで最後まで、1人でトラックを走りぬいた。

その走る姿に、見学に来ている保護者、生徒から割れんばかりの拍手が起こった。

最後まで頑張りぬく、その姿勢に、多くの人の心が動いたのでしょう。

でも、なぜ彼は走りぬいたのだろう。
自分から立候補して出場したわけでもないのに。
私だったら、途中で運動場をグルグル回る行為じたい、アホらしく思い、途中棄権したと思う。
そう考えると、彼には根性があった。

20年前、大阪女子国際マラソン。
たまたま、最後を走っている選手を見ました。

沿道のほとんどの観客は帰宅しており。
残っている観客は声もかけない。

でも、私はその走っている姿に感動した。
彼女はラストランナー。

彼女の後ろには1台のバスが追随している。
おそらく、途中で棄権した選手を乗せていたのでしょう。
そして、バスの後ろには、パトカー2台。
そして、道路の通行規制は解かれていく。

誰も応援してくれてはいない。
誰も見ていない。

なぜ、彼女は最後まで走るのだろう。
ゴールしても、注目してもらえないだろう。

でも、そんなことは彼女にとってはどうでもいいのでしょう。

自分が建てた目標、それを達成するために走り続ける。
今までの練習を思い出し、お世話になった方々や愛する人たちを思い出し、走り続けている。

バスとパトカーを率いて走り続ける、ラストランナー。

優勝すれば、トップランナーは様々なスポットライトを浴びるが、最後まで走り抜けば、頑張り続けば、ゴールの瞬間、彼女の心には充実感、達成感の光が灯るのでしょう。

そして、走りぬいたということが自信につながり、次の何かのステップに活かされることでしょう。

私は心理カウンセラー。
カウンセリングでは無理をしないこと、頑張りすぎないように・・・とアドバイスすることが多いのですが。

順位等関係なく頑張りぬくことも、大切な時があるのです。
それが、自信につながる。

たとえ最後のゴールでも、「やりぬいた」事実は、トップランナーと同じなのです。