ゴルフ練習場から手を振る父

私が小学生、4、5年の頃、土曜日は、京都市の音楽教室に向日市から通っていました。

学校が終わってから、阪急電車と京都市バスに乗って通っていたのですが、音楽教室の授業が終わるのが、午後5時頃、そこから自宅に帰るには、1時間30分ほどかかっていたように思います。

父は土曜日の午後は、会社が2時頃に終わり、その後、ゴルフの打ちっぱなし練習場に通っていました。
当時の会社、学校は週休2日制ではありませんでした。

ちょうど、ゴルフ練習場は、私が音楽教室の通学に使う、阪急電車の高架の斜め下にあり、電車の往来がゴルフ練習場から、見えていました。

そして、私が乗った電車(普通)が通過すると、父がゴルフ練習場から、車内の私を見つけ、私に向かって、手を振っている姿を何度もみました。

私は車内では常にゴルフ練習場が見える窓際に立っており、父も電車が通過するたびに、私を探し、見つけ、手を振っていたのでしょう。

でも、この光景、周囲のゴルフ練習をしている方々から見ると、電車に向かって、手を振っているヘンなおっさんがいると、映ったでしようね。

父は愛情深い人だったと思います。
そして、お茶目な人でもあったのでしょう。

これも子供時の、1つの貴重な思い出です。