広場恐怖・乗り物に乗れない・混雑に対する恐怖
(パニック障害を伴うもの)
まずは、パニック障害の原因となるパニック発作について定義します。
- 動悸、心悸亢進、または心拍数の増加
- 発汗
- 身震いまたは震え
- 息切れ感または息苦しさ
- 窒息感
- 胸痛または胸部の不快感
- 嘔気または腹部の不快感
- めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ
- 現実感消失、または離人症状(自分が自分自身から離れている)
- コントロ−ルを失うことに対する、または気が狂うことに対する恐怖
- 死ぬことに対する恐怖
- 異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)
- 冷感または熱感
以上の症状のうち4つ(またはそれ以上)が突然に発現し、10分以内にその頂点に達する状態です
DSM−IVーTR 精神疾患の分類と診断の手引きより
もう、少し分かり易く書くと。突然体がカッ−と熱くなりめまいがする、顔面蒼白、窒息感、冷や汗がタラタラ、口から心臓が飛び出すのではないかと思うぐらいの動悸、目の前が真っ暗になる、手足りしびれ、失神しそうになる、心臓がバクバク、死んでしまうのではないかという恐怖などです。
そして、パニック障害とはパニック発作を経験して以降、またあの発作が起こるのではないか(予期不安)を心配し、それだけで動悸や胸痛、心拍数増加が起こります。そして、 発作のために気が狂ってしまうのではないか、または死んでしまうのではないかと恐怖を感じます。 また、予期不安より実際に発作が再度起こることがあります。
そして、この恐怖(予期不安)より、見知らぬ人の大勢いる中、混雑している所などには出かけられません。
発作が起こったらどうなるのだろうか。すぐには助けてもらえないかもしれないと恐怖するからです。
また、電車など乗り物にも乗れません。電車の中で発作が起こったら、電車が止まるまで助けてもらえない。
具体的には次の駅まで助けてもらえないと考えるからです。
その結果家から出られなくなり抑うつ傾向に発展する場合もあります。
しかし、実際にパニック発作で亡くなったという報告はないようです。 発作から死んでしまうかもしれない、発狂するかもしれないという恐怖はあっても、恐怖感から死ぬ人も発狂する人も実際にはいません。
なぜ、パニック発作が起こるのかはまだよく分かっていませんが、強迫性障害、対人不安などと同じように、そもそも不安感が強い人、繊細な人がなりやすいのではないかと思います。
また、ストレスに弱い人もなりやすいようです。
パニック障害になったらまず、精神神経科、診療内科などを受診してください。
そのうえで、カウンセリングを受けるのも有効だと思います。
