性格の形成 思考、行動パターン、感覚について

カウンセリングをしていますと、人間関係の相談と自分に対する自信の相談は、相談に対する割合が大変多いと実感しています。

今回、「考え方」と「行動パターン」と「感覚」について書きますが。これらは人間関係、自分に対する自信の2つにも大きく影響しています。

さて、「考え方」と「行動パターン」と「感覚」ですが、私はこの3つから人の性格は形成されているのではないかと感じる時が多々あります。

例えば人間関係において、関係がスムーズに築けない(遠慮してしまう、自己主張出来ない、人を避けてしまう)の問題を上記3つについて、臨床経験から考えます。

1 考え方     人から否定されてしまうのではないか。だから言わない方が安全。
2 行動パータン  人の中にいても自分から話さない。
3 感覚       人に対する漠然とした不安を感じ続ける。

この3つの影響から人を避けてしまい自己主張出来ず、人間関係が築けない状態になってしまうのです。
そしてその結果、自分に自信がないと思われるのです(自信があれば自己主張出来るのにと・・・)。

さて、ではカウンセリングは、「考え方」と「行動パターン」と「感覚」のうちどこに焦点を合わせて進みるのでしょうか。
但しカウンセリングと申しましても、厳密には私のカウンセリングです。

私はまずは「考え方」にフォーカスします。
カウンセリングとは言語を用いて行います。
そして「考え方」は意識的に言語化されています。

考え方
人から否定されてしまうのではないか。だから言わない方が安全。

この場合でしたら、
否定とは何か?
何か言えば否定されるのか?
否定される根拠は?
言わないことによって自分が失うものは何か?
等々を言語を用いて話し合います。

そして、クライエントの方の、考え方の変更を促します。
そして新しい考え方を創ります。

新しい考え方(変更後) 
何かをいったからと言って否定される根拠はない。
また言わないと誰にも理解してもらえない。
等々。

そして話し合い、新しく創った考え方に納得頂けたら、次は行動に移ります。

すなわち人に対して主張しない行動パターンより、人に対して主張する行動へと移っていくのです。

今まで避けていたことにチャレンジをするので、勇気は必要と思います。
しかし勇気を出して大きな一歩を踏み出した時、人生は変わります。

そして人を避けずに自己主張、話すということから、何を得られるのか体感するのです。

実はカウンセリングの一番の大きな目標の1つは、この行動の変容ではないかと私は思います

生き辛さをもたらす行動パターンを、生きやすい行動へ変えるのです。
そして周囲に適応するのです。

勇気を持って新しい行動にチャレンジすると、以下のようなことを体感されることでしょう。

新しい体感
誰も自分を拒否しなかった。
自分から話しかけたら、相手も笑顔で応えてくれた。
案外、人とはいいものかもしれない。
自分から話しかけた方が楽。
次もまたチャレンジしてみよう。
等々。

行動の変容より、新しい体感を得るのです。

実はこれが、「考え方」と「行動パターン」に続く、3番目の「感覚」を培うことなのです。

新しい体感を得ますと、自分の抱いている様々な感覚が変わります。
それは、新しいことにチャレンジして出来たという、成功体験の結果でもあります。

以前の感覚
人に対する漠然とした不安感。
自分に対する自信がない。

新しく培った感覚
人も案外安全なものかもしれない、安心感。
また次も人と話してみよう、積極性。
達成した自分をほめてあげよう、自己評価を高める。
⇒これらの感覚より、自分に対する自信を培うことが出来ます。

自分に対して自信がない。
これは言語で表現されていますが、実は自信という感覚が培われていないということを示していまいす。

すなわち、自信とは「感覚」なのです。

したがって、自分に対して自信がない悩みの解決としては、自信という「感覚」を新たに培う必要があるのです。

そのためにも、今まで避けていたことに対して、新たにチャレンジを行い、成功体験をはじめとする、新たな感覚を感じる必要があるのです。

さて今回は人間関係の悩みと、自分に対する自信の悩みを例として、1つのカウンセリングの流れ、「考え方」、「行動パターン」、「感覚」について書き進めました。

もちろんこれは、カウンセリングの1つの流れにすぎません。

それ以外にも、過去を話し合ったり、過去の出来事と今への影響を整理、人間関係とコミュニケーションについて考え方を話し合う、新たな行動にチャレンジする場合の重要点を確認、さらにチャレンジ後の評価について等、クライエントの方の抱えている問題に対して、細かく対応していきます。