自己信頼感と評価

自己信頼感。
自分を信頼する感覚。
自信とも言えます。

さて、自己信頼感は、自分を信頼出来る拠り所であり、その出来る「事」に限定して、自己信頼感は、まず培われることになります。
そして、人は生涯沢山のことにチャレンジするので、その出来る「事」が増えれば増えるほど、自己信頼感も増え、強い自信を持つことにつながるのではないでしょうか。

したがって、自己信頼感はまったく未知のジャンルの事に対しては、その事を経験しておらず、自己信頼感は自己の内に存在せず、未知なことに対しては、「出来るかな?」と逆に心配な気持ちや、不安感が高くなるのです。

さて、自己信頼感はそれが出来るという感覚ですが、その前提はその事が「出来た」という感覚であり、この感覚を得るには、必ず、出来た、達成した、「評価」が関係してきます。

それは、自己信頼感はその事が出来ることから培われるものですから、それが出来たと「評価」して、「評価」され、はじめて、自分はその事が出来ると、自己認識出来るのです。
では、誰がその事が出来たと評価するのでしょうか?
それは、自分、他者、または自分・他者共にであると思います。

それでは、自信、自己信頼感を獲得、蓄積するために重要であると思われることを書きたいと思います。

キーワードは
・チャレンジと成功体験
・評価

人に子供時より何かにチャレンジします。
チャレンジも自分のしたいことをしてみる等、自発的に行うことも多々あるでしょう。
しかし、人は成長につれ、社会における自分の立ち位置も変化します。
人との関わり、組織の関わり、親になる等、自己の立場の変化も生じ、自発的なチャレンジのみならず、その役割を果たす(母として子供を育てる等)ことからの評価、または、他者からの期待を満たすことから得られる評価(会社の業務期待を満たす等)と、評価も複雑になってきます。

それでも、この評価が成功体験、自分を信頼する拠り所となっていることには変わらないと思います。

そして、評価者は次の3つに分かれます。
自己
他者
自己+他者

それでは、評価と成功体験について、具体的に書いてみます。

1 自己評価
自分がチャレンジしたことが出来たという評価です。
他者や社会の期待や評価とは関係なくても、自分が自分に課した目標を達成した時等は、その自分を自分が認める、評価する。これも成功体験です。
また、他者や社会の期待を持たしたと感じた時、その自分を自分が評価することからも、成功体験は得られると思います。

2 他者評価
私たちは子供時より学業等において、他者や組織からの評価がはじまっています。
誰かからの評価、認められること。役割を果たしたこと、期待を満たしたこと、そのための努力と成果を認められることは、自分は出来るという、自己信頼感の拠り所の1つとなります。

しかし、他者評価、求められるものが厳しすぎると、自分が自分で出来たと認めても、他者から否定されたり、そもそも、果たす役割や期待が高すぎると、努力しても達成困難であり、他者評価を得ることは出来ず、自己信頼感を培うことが出来ません。

自己信頼感とは、自己評価だけではなく、他者からの評価が大きく影響しています。

3 他者期待と他者評価
他者から何らかの行動をすることを期待され、自分はやりたくないけど、行わざるを得ない状況で行い、他者がそのことを評価する。この場合、他者からの期待については、本人はやりたくない事であり、その事が出来ても、満たしても、嫌々した事を、評価されても、自分ではそのようなことはどうでもよく、自己信頼感につながらない時もあります。
それよりも、苦役が終わって良かった。この気持ちの方が強いのではないでしょうか。
⇒しかし、後日振り返った時、嫌々だったけど、あの経験のおかけで成長した等振り返ることにより、その事が自己信頼感に還元する場合もあります。

4 自己評価をしないことについて
さて、人によっては自己基準が高く、求められている事が出来、他者からの評価を得ても、自分が自分を評価しない問題を抱えておられる方もいます。強い自己否定感です。
この自己否定感は、他者の評価も受け入れず、出来た自分を評価しないため、当然、成功体験を得ることはなく、自己信頼感を培うことが難しくなってしまいます。

さて、このように考えていくと、人は社会活動において、自発的なチャレンジ、または他者から何かを期待され、それを行うこと、さらに評価を得ることを繰り返し生きています。
そして評価されたこと、出来たこと、成功体験が多ければ多いほど、自分はその事が出来るという拠り所、自己信頼感を蓄積していきます。

そして、これら成功体験が多ければ、多いほど、自己信頼感は強くなり、まったくはじめてのことにチャレンジする際も、「何とか出来るのでは」と、あまり不安を感じることなく、チャレンジすることが出来るようになるのです。

自己信頼感、自信は、チャレンジと成功体験、役割と期待、評価の連続であり、成功体験が多ければ多い程、自己信頼感は強まり、未知の何かにチャレンジする際も、何とかなるという自己信頼感、自信として発揮されるのです。

そして、自信について。
自己信頼感とならび、大切なものは、自己存在に対するOKの感覚です。
このことは、次回書きます。