夫婦のコミュニケーション 存在の尊重

今回より数回に渡り、夫婦のコミュニケーションについて書きたいと思います。
なぜ、コミュニケーションについて書くか。
それは夫婦をはじめ、あらゆる人間関係はコミュニケーションなしに存在しないからです。

コミュニケーションはお互いが理解するために必要であり、意思疎通において欠かすことは出来ません。
そしてコミュニケーションは言語のやりとりにより進めていきます。

さて、今回はコミュニケーションの前提である、お互いがお互いを尊重することについて書きます。

コミュニケーションはお互いが向き合い、自分の思っていること、感じていること、相手に対する期待等を率直に話すことですが、話しをする前提として、話しをしやすい雰囲気が必要であると思うのです。

そうですよね。
目を合わせない。敵意むき出し。バカにしたような目。
このような雰囲気のなかでは話しをする気にもならないですよね。

話しをするということは、お互いがお互いの話しを聞くのですから、お互いがお互いの話しを聞こう、理解しようと、お互いがパートナーを尊重する気持ちが大切です。

お互いがお互いを尊重するとは、その前提としてお互いがお互いの存在を尊重する、存在を認めているということなのです。

では言語によるコミュニケーションを行う前提として、夫婦がお互いを認め、尊重するとは具体的に何をすればいいのでしょうか。

夫婦とは生活において共に過ごす時間が長いです。
過ごす時間が長いと、日々の活動が当たり前になってしまいます。

人は当たり前の感覚を持ってしまうと、日々のパートナーの行動に感謝の気持ちを忘れがちです。

それはそうしてくれて当たり前だからです。
初心忘れるべからず。

まずは日々、お互いが感謝の気持ちを示すことが大切でしょう。

それは「ありがとう」です。
それ以外にも、ふだんよりお互いの労をねぎらう「お疲れ様」、「ご苦労様」。

そしてパートナーの存在を認める点から考えますと、「おはよう」、「おやすみ」、「行ってきます」、「お帰りなさい」の挨拶は欠かすことは出来ません。

皆さんが職場やご近所の集まり等において挨拶をしているにも、挨拶を返してもらえなかったら、どのような気持ちになりますか?
自分の存在を無視された、悲しい気持ちになるのではないでしょうか。

また、職場等で与えられた仕事が終わり、周囲の人に「終わったよ」と報告した時、何の反応も返ってこなければ、どのような気持ちになりますか?
やはり自分が無視された、悲しい気持ちになるのではないでしょうか。

夫婦でも同じです。
日々の挨拶や、感謝の気持ちをパートナーに示さないと、パートナーは自分の存在を無視された悲しい気持ちを抱いてしまうと思うのです。

コミュニケーションを行う前提、大切なことは、お互いがお互いの存在を認め、尊重して、そのことを伝え合うことなのです。

これが夫婦関係における良好な雰囲気をつくるのではないでしょうか。

当たり前のことですよね。
でも、長い時間一緒に過ごすと、当たり前が当たり前になってしまい、一番大切なお互いの存在を認め、尊重する言葉がけ、態度で示すことがおろそかになってしまうのです。

そしてもう1つ。
挨拶、感謝は言語で伝えますが、非言語のコミュニケーションも忘れてはなりません。

笑顔、うなづき、目を見る、抱きしめる等です。

いくら「ありがとう」と感謝の言葉を発しても、その顔が暗く曇っていたら、感謝の言葉は伝わりません。

やはり「ありがとう」と笑顔で言葉を発して、はじめてパートナーの心に届くのではないでしようか。

言語と非言語、両方のコミュニケーションを活用して「その気持ち」を伝えましょう。