心に悩みを抱えている彼女を助けたい

心の問題を抱えている彼女に近づき、その彼女を助けたいと強い動機を抱き、関係性を強化、維持する恋愛もあります。
これは、男性、女性、共にあります。

今回は心の悩みを持つ女性を助けたい、男性について書きたいと思います。

心の問題で悩んでいる彼女を助けたい。
苦しんでいる彼女を助けたい。

その気持ちは分からないわけではないのですが、なぜ、彼は心に悩みを持つ女性を選び、何とかしてあげたい、助けたい、この気持ちを強く抱くのでしょうか。

逆に書くと、心に深い悩みを持っていない彼女を選んでもいいのです。

あまり依存という言葉は使いたくありませんが
心の悩みを抱えている異性を選ぶメリットは次の2点です。

1 彼女を助けることによって自己価値が上がる
2 その悩みを解消する行為を通して、相手を支配出来る

さて、心の悩みを抱えている人の問題は、それは、その抱えている人の問題であり、解決出来るのも、その本人です。

したがって、悩みを抱えている彼女が、自分で何とかしなければと動かない限り、彼がどけだけ奮闘しても空回りに終わる可能性が高いのです。

自分の抱えている悩みは、自らがそれを認識し、その悩みを何とかするために、自主的に動く。
この一連の流れが、自分の心の問題を解決することにつながります。
(もちろん、この一連の動きにおいて、彼女の自主性を尊重するのであれば、彼のサポートも有効だと思いますが・・・)。

しかし、長年悩みを抱えていると、そのことにすぐにはチャレンジ出来ない、一歩踏み出せない、心の状態の方もおられます。

そのことを理解、尊重せず、彼女の問題を何とかしようと奔走して、あちらこちらの病院、カウンセリング等に彼女を連れ回すことがあるとすれば、これは、彼女の心を尊重していないことになります。
なぜなら、彼女はまだ一歩踏み決意をしておらず、もう少し待って欲しいと思っているのですから。
まだ、他者に心を開く準備、話しをする決意が出来ていない状態なのです。

そして、強制的に連れ回し、どこかの病院、カウンセリング等に行ったとしても、彼女自身が心を開く準備がなくては、病院、カウンセリング側も受け入れよう、接しようもなく、結局、彼女は病院、カウンセリング等に拒絶された経験を抱き、傷つき、疲れるだけです。

それでも、彼は彼女を助けたい。
でも、これは彼女によくなって欲しいというよりも、もはや、自分が治してあげよう、よくしてあげようという、自己満足、自己価値を上げる、厳しい言葉かもしれませんが、傲慢性にもとづく行為のような気がします。

そして業を煮やした彼は、イライラがつのり、ついに、「自分がここまで思って、いろいろしているのに、なぜ、お前は変わらないのだ」と、彼女を責めるかもしれません。

いえ、違います。
彼が勝手に彼女の同意もなく、彼女を振り回しているのです。

彼女の為とは言いながらも、その動機が自己価値を上げるため、そして、これらは無意識でしょうが、彼女を支配、コントロールするためであると、結局のところは、すべて自分のために一連の行動を行っており、何も成すことか出来ないのです。

ここに彼は無力感と怒りを感じ、もしかしたら、彼女を見放すかもしれません。
そして、彼女の心はより深く傷つくのです。

あれだけ、彼女のことを思っての事と言い続け、見放すとしたら、自分勝手以外の何者でもありません。

心の問題を抱えている女性を選び、何とかしようとする事、これは自分の問題ではないかと、自分を問うてみましょう。

今回の例は、恋愛をテーマに書かせて頂きましたが
心の準備を出来ていない方を、半強制的にカウンセリングに連れて来られるパターンは、恋愛に限らず、夫婦、親子、友人関係等の場合があります。
(夫婦、親子、友人等でお悩みの場合は、自己価値のためや、相手を支配等の心的動機でないことも多々あります)。

しかし、話をしたくない方に、無理やり話しをして頂くのは酷です。
口を割らせるという言葉がありますが、これは尋問です。

心理オフィス ステラでは自主性のない方のカウンセンリグは受け賜わっておりません。
また、私の能力では、このパターンのカウンセンリグは出来ないのです。

したがって、カウンセンリグのご予約は、悩みを抱えておられる、ご本人様からの依頼をお願いしており、私からみて、第三者の方からの依頼は受け賜わりません。