スピリチュアルに頼りすぎないこと

私たちは生き辛さを感じる時、そしてその辛さが自分の努力だけでは改善されないと思った時、誰かに助言、アドバイスを求める傾向があります。

それに対して助言する者が心理カウンセラーであり、それを行う場が心理カウンセリングでもあります。
しかし、ご相談者様の問題によっては心理カウンセリングにおいて、心理カウンセラーがご相談者様を直接的に変えることが出来ないことも多々あります。
これが性格等長年の成育歴等による問題でしたらなおさらです。
この場合、今抱えている生き辛さに対して、考え方の変更や、行動の促進を促し、ご相談者様が納得頂ければ、ご相談者様に変更した新しい考え方、新しい行動を実社会において実行して、自分を変えていく作業を行っていただきます。

したがって、生き辛さを解決して、回復するのはご相談者様自身なのです。
カウンセラーはそのためのサポート役です。

しかしここで以下の問題が生じる時があります。

1 新しい行動に怖くてチャレンジ出来ない。
2 新しい考え方を創ったが、どうしても無意識に以前の考え方に支配される。
3 新しい行動にチャレンジをしたが、結果として成課が出なかった。

これらの問題が生じますと、ご相談者様は自分で自分を変えることは無理と早々に判断され、心理カウンセリングを離れていくことが想定されます。

そうしますと、心理カウンセンリングとは対極に位置する、スピリチュアルに向かわれることもあります。

スピリチュアルの世界はヒーラーが、何らかのヒーリング技法を用いて、ご相談者様の問題を直接解決する傾向が高いです。
すなわち抱えている問題に対して、ヒーラーがヒーリングを行い、即問題解決を図ろうというものです。

したがってカウンセリングのように、ご相談者様が自分で自分を変える自己努力なしに、その場で問題から解放され、楽になるということなのです。

本当でしょうか?
私はスピリチュアルを否定しません。
私たちが通常理解している範囲を超えた世界は存在するでしょう。

しかしスピリチュルアルに頼りすぎることには問題があります。

それは、私たちの抱えている問題の多くは成育歴より培ったものであり、考え方、行動パターン、感覚が『芯』から根付いてしまったものだからです。
自分の内に芯として根付いたものを、外からのヒーリングで変えることが出来るのでしょうか?

実は私も1年半程、心理カウンセリングの補助としてヒーリングを行っていた時期があります。

心理カウンセリングではなかなか解決出来ない、強固な思い込みからの解放、不安の軽減等を行おうと考えたのです。
そして、ヒーリングを行った結果、人によっては効果があり有効であると、その場では実感しました。

しかし、ヒーリングの回数を重ねていくうちに、この効果がどこまで続くのであろうか?
持続性に対して疑問が生じてきました。

私は最近次のように、イメージをしています。

人には何らかの芯が存在している。
この芯からエネルギーが放出されている。
そして、芯とエネルギーの流れによって人は生きやすくもあり、生き辛くもある。

芯は基本的に遺伝(素質)と環境と経験により、人生早期(6歳頃)に形成される。

以降、芯とそこから出されるエネルギーに人は影響される。

例えば人が恐い場合は、その芯は人が恐い感覚や、私は人からバカにされる等の強固な思い込みであり、この芯があるため、それにもとづくエネルギーを放出する。
そして、人を避ける行動を選択する。

そして、ヒーリングはこのエネルギーの流れを変える効果がある。
だからヒーリングを受けたあと、人によって即効性が現れる人もいる。

しかし、ここで問題はヒーリングはエネルギーの流れを変える効果はあるが、その根底である芯を変えることは出来ないと私は思っているのです。

したがってエネルギーの流れをいったん変えても、芯が変わっていないので、時間が経てばエネルギーはもとの流れに戻ってしまう可能性が高い。
したがってヒーリング単独で、本当に人は生き辛さから解放されるのか?

私自身の経験からはNOです。

もちろんスピリチュアル優位の人は否定されるでしょう。
それはそれでいいのです。

しかし、私は私の経験としてNOです。

芯とは遺伝(素質)と環境と経験により人生早期に形成されます。
しかし形成された芯も、塗り替えることは出来ます。
それを、どのようにするのか?

もし今、何らかの生き辛さを感じているのであれば、しっかりその原因を分析して、対応策を考え、それにもとづき行動を変えることです。
これはチャレンジです。

自分が新しい行動、チャレンジをして、その結果今までとは違った何かを感じられるのであれば、私たちに生き辛さをもたらす芯は変わっていきます。
するとエネルギーの流れも当然変わります。

芯を変えることが出来るのは自だけなのです。

生き辛さをもたらす芯を変えるために、ヒーリングを用いてエネルギーの流れを変えることは一時的に有効とは思いますが、やはり最終的には自分が自分の行動を意識的、意図的に変え続け、新しい感覚を感じて、自己改革を行い、自己の中核である芯を変えていくのです。

したがってスビリチュアル・ヒーリングにすべてを頼らないこと。
他人に自分を変えてもらおうとは、思わないことです。

魔法は存在しません。

存在するのは、人の知と意思と努力です。

※ 今回スピリチュアルに頼りすぎないことについて書かせて頂きました。
補足ですが問題の芯、すなわち問題の本質が今世培ったものではなく、前世や魂に起因するものであれば、心理カウンセリングよりスピリチュアルの技法の方が有効でしょう。