レンタルルームでカウンセリングを行う意図

現在、心理オフィスステラでは、自前のカウンセリングルームを持たず、レンタルルームをお借りして、カウンセリングを行っています。

今回は、その理由について書きたいと思います。

自分の能力ではアドバイス等出来ないカウンセリングは受け賜わらないため

私がカウンセラーとして活動したいと思った動機は、子供時の機能不全家族の影響から続く、コミュニケーション力遅滞、社会性獲得の失敗等、これら生き辛さを招いた問題を、何とかそれなりに克服した経験(自分自身の内面の評価ですが)を、活かしたいと思い、心理カウンセラーとしての活動を目指しました。

私は基本的に、自己の経験を主とした、自己の経験が活かせる、相談内容を主として、カウンセリングを受け賜わっています。
そして、自己が経験したこととは、自分の人生経験、学習の場(講義、本だけではなく、テレビ等でみた人の生き方在り方)で深く納得、共感した体験、また、カウンセリング臨床経験においても深く共感、納得、学んだ経験を示します。

この自己の経験を主としたカウンセリングを受け賜わる傾向は、カウンセラーとして歳月を重ねる都度、その傾向を強めています。
逆に書くと、上述に反する、自分が全く経験したことがない相談内容については、カウンセリングを受け賜わりません。

では、なぜ、私が自己の経験してきた事を主としてカウンセリングを受け賜わるのか。
その理由は、受容、共感にあります。
カウンセリングにおいて、カウンセラーである私が、受容、共感が弱い問題については、思考、感性レベルにおいて、その問題に対する原因、分析、洞察も弱いのです。

そして、原因、分析、洞察が弱いということは、問題解決に有効な、アドバイス、助言は難しいとなります。
もちろん、本からの知識等もありますので、それなりの事はお伝え出来るかもしれません。

しかし、最たる問題は、そのアドバイス、助言を行う時の、私の言葉の覇に関係してきます。

ご相談者様の問題について、私が心から納得、理解していなければ、私が発する、その口調は弱く、発する言葉のトーンより、説明力も弱いものとなるでしょう。

しかし、自己が経験した事に関しては、ご相談者様の語る、場、心情等、イメージが出来、そのイメージの中に私が入り込むことにより、カウンセリングの質も上がり、私の発する言葉は強く、アドバイス、助言等も有効である可能性は高いと考えます。

また、実際にご相談者様に響く、言葉のトーンも違うでしょう。

したがって、私は自己の経験、体験を主としてカウンセリングを行いたいのです。

もちろん、カウンセラーですから、どのような話でも、言語的には理解して、言葉を返すことは可能ですが、その時の私の言葉のトーンは、私自身の内的感覚が弱く、自分自身でも納得出来ないカウンセリングを展開してしまう可能性が高いのです。

したがってやはり、私は自己の経験を主としたカウンセリングを行い続けたい。

そのためには、受け賜われる相談内容と、受け賜われない相談内容を明確にしなければならないのです。

私は現在、受け賜わっていない相談内容は、12項目あります。
これは、カウンセリングの希望、ご予約を検討中の方からすると、面倒くさいとカウンセラーと思われることでしょう。

そして、受け賜わっていない相談内容をHPに明確に表示することは、予約成立には結び付かず、当然、私は利を逃します。

また、受けた賜われる相談内容に該当する、相談内容においても、ご予約時に相談内容を伺い、HP表記上は、受け賜われる相談内容ではあるが、私の能力では、問題解決に向けて、有効なアドバイス、提案が難しいと思った場合は、カウンセリングを控えさせて頂いております。
(もちろん、私がカウンセリングを受け賜わって、有効なアドバイス、提案等と思い発した言葉を、ご相談者様が納得されるか、否かは別問題ですが)。

そして、これにより、さらにカウンセリングを受け賜わる回数が減となり、利を得る機会を失います。

結果として、私は儲からないカウンセラーとなってしまうのです。
これでは、自分のカウンセリングルームを維持することは出来ないのです。

しかし、私の行っている、カウンセリングの在り方は、私自身は「正しい在り方」であると、考えており、信念化されており、私は私のカウンセラー道を貫きたいと強く思っているのです。

そして、これは、ご相談者様のお気持ちと、ご相談者様の利を尊重することにも結び付くのです。

ご予約時にカウンセリングを受け賜わることを控えさせて頂く場合について

私がHP上、受け賜われる相談内容と記載してはいますが、ご予約者様と具体的な相談内容について、電話を通してお話し、また、メールの内容を拝見した後、カウンセリングを受け賜わった方か良いのか、お断りすべきか悩む時があります。
それが、以下、2点です。

期待の高すぎるご予約者様の気持ちに対して応えることが難しい

ご相談の予約時において、カウンセリングに対する期待が高過ぎると、私が認識した場合、私はカウンセリングを受け賜わることを躊躇する時が多々あります。
それは、高い期待に、お応えできるか分からないからです。

特にメールでのご予約については、3回以上メールは読ませて頂きます。
そして、考えます。
問題の分析は出来、アドバイスを行える可能性は高いとしても、果たして、今のご相談者様の状態から、アドバイス等を実践出来るだろうか?

思考レベルではご納得頂いても、行動化に移さなければ、解決出来ない問題も多々あります。
もちろん、私のアドバイス、助言等、受け入れられるか否か、また、行動に移すか否かは、ご相談者様の選択権なのですが・・・。

高い期待は、深い失望を招きます。

しかし、あまりにも、ご予約時に、カウンセリング対する高い期待を察した場合、カウンセリングを受け賜わることを控えさせて頂くかもしれません。

カウンセリングに対して、ご予約者様が高い評価基準をお持ちと認識した場合

ご相談者様にはカウンセリングを受けるに際して、当然、カウンセリング料金をお支払い頂いております。
ご相談者様からすると、自分の悩み相談解決に満足出来る結果を求められておられることでしょう。

そのお気持ちは私にも分かります。

しかし、ご相談者のカウンセリングに対する、満足の高い評価基準に対して、私がいかに最善を尽くしてカウンセリングを行ったとしても、ご相談者様の評価基準を満たせないかもしれません。

失礼を承知で書かせて頂きますが、そもそも、ご相談者様のカウンセリングに対する評価基準は、ご相談者様を主とする満足評価基準であって、客観的に考えると、その評価基準が自己中心的で偏っているかもしれません。

そうなると、私のカウンセリングは意味がない、無効なものと評価されるかもしれません。

私も最善尽くします。
しかし、ご相談者様の高い評価基準を満たせず、納得して頂けないとなると、ご相談者様からすると、カウンセリング料金をお支払うのも不愉快でしょう。

したがって、私はご予約時、カウンセリングに対して、高い評価基準をお持ちと推察、認識した場合は、カウンセリングを受け賜わることを、控えさせて頂くこともあります。

ご予約を断ることを前提として、カウンセリングのご予約を受け賜わっているように捉えられるかもしれませんが、その方がいいのです。

私はHPに、心理オフィス ステラにお越しください等、一言も書いていません。

以前、カウンセラーの養成校で習った言葉があります。

クライエント(ご相談者様)は、カウンセラーを選ぶ権利がある。
しかし、カウンセラーには、クライエントを選ぶ権利はない。

しかし、私のカウンセラー道は違います。

クライエントには、カウンセラーを選ぶ権利がある。
そして、カウンセラーにもクライエントを選ぶ権利がある。

そこには、ご相談者様から、高額なカウンセリング料金を頂くため、私は自己の能力を考慮、慎重にならざるを得ないのです。

このようなことをしていますと、当然、カウンセリング実施数は減り、利を出すことは難しく、カウンセリングルームの維持の経費捻出は難しくなってしまうのです。

そのため、心理オフィス ステラでは、面談カウンセリングはレンタルルームをお借りして運営しております。