父への思い 振り返って

父は大変優しい人でした。
お茶目なところもありました。
しかし少々、おせっかいでした。
私は過保護の過干渉と呼んでいますが。

一企業で定年まで真面目に働き、私たち家族を養ってくれました。
いい加減な人でなくてよかったと思っています。

父と私の問題を振り返ると、父のおせっかい、過保護の過干渉に対して、私が嫌ということが出来ず、自分を抑えてしまったことです。

「嫌といえば、分かる」父であったと思いますが、嫌と言うと、父を悲しませるのではないかと、私の子供ながらの自己中心的な優しさもあり、嫌とは言えなかった。

例えば、ピアノ。
父は「ピアノは絶対にやめてはいけない」と、常々私に言っていましたが(根拠不明)、嫌々、自分を抑えてピアノを父の為と習っている私の立場からすれば、「ピアノなんてやめる」と言えば良かったと過去を振り返って思います。

それに、私は父の横でムスッとした態度でピアノを弾き、練習しており、ある程度敏感な人なら、この子はピアノは好きではなく、嫌々、弾いているのではないかと推測も出来たと思うのですが・・・。

そこは、父には父の個性があり、私がどう思い、どう感じ、ピアノを習っているか、推測出来なかったのです。空気を読めなかった。

何かを押し付けてくる父。
それを嫌々受け取る私。
これが、ずっと続いて、私はいい加減にせいと、ずっと怒ってしまった。

どこかの時点で、正直に自分の気持ちを伝えれば良かった。

父は私が生まれてきた時、こう思っていたと思う。
「この子が20歳過ぎたら、一緒に酒を飲もう」と。

ご免ね。
何もしてあげられなくて。