会社を退職して、15年4カ月が経ちました。
在職期間が、14年3カ月。
気がつけば、退職後の期間の方が長いのですね。
退職を悩みはじめたのは、37歳の春。
私が会社を退職した理由は様々です。
仕事が自分に合わなかったこと。
熱意がなかったこと。
会社にいて定年までのヴィジョンは描けたのですが、それを受け入れられなかったこと。
さらに、自分には他にやりたいことがあるのではという疑問。
自分の人生を生きていない。
一度は自分で自分の人生、自分決めなければ・・・。
後悔するぞという気持ち。
これらの思いが交差しました。
しかし、会社勤めの一番の魅力は経済の安定です。
これを捨てることが出来るのか?
退職を悩み出してから、退職に至るまでの3カ月。
不安と悩みから、毎日酒浸り。
結局は、体中(魂)から、
「この仕事をしていては、人生を失う」と声が聞こえてきました。
この声を聞いて、不安はなくなり、逆に不思議に安心感を得、退職を決定しました。
退職して15年。
今はあの会社に入社して良かった、という思いです。
まったく人と話しが出来ない私を受け入れ、育てて頂いた。
思い出は
飲み会、100時間残業(1か月)。
また、良い人達に恵まれたと思います。
この会社での経験は、私の人としての基礎作りの期間であったと思います。
機能不全家族の出の私は、人としての基礎、対人関係力、会話力、思考力、自発性が培えていなかったのです。
終わったこと。
思い出。
心静かに、感謝。