私の自閉スペクトラム症の特徴

  1. 自閉スペクトラム症
  2. 私の自閉スペクトラム症の特徴
  3. 自閉スペクトラム症とアダルトチルドレン
  4. 自閉スペクトラム症より社会性の獲得
  5. HSP(敏感 繊細な気質)と自閉スペクトラム症の併存の可能性
  6. 心理カウンセラーとして
  7. 今後の私の自閉スペクトラム症 生き方について

前ページにも書きましたが、私は自閉スペクトラム症に詳しくありません。
最近、診断を受けたところですから。

このページでは、私の自閉スペクトラム症の特徴について書きたいと思いますが、一応、精神医学における、自閉スペクトラム症について、テンプル・グランディン著、自閉症の脳を読み解く、NHK出版刊より、簡潔に記します。

「DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引きによると、自閉症の診断の基準は、次の2つの問題が、主とのこと。

1 社会的コミュニケーションおよび対人相互作用における持続性の障害
2 行動、関心、活動の限定された、反復的なパターン

さらに、DSM-5 精神疾患の分類と手引きでは、従前の自閉症関連の診断名、自閉性障害(「典型的」な自閉症)、及び、アスペルガー障害等、これらの診断名全てを自閉スペクトラム症、1つに統一されたとのことです。」

さて、最近になって、自閉スペクトラム症に関する数冊の本を読みましたが、過去を振り返って(過去の問題、現在はさほど問題となっていないものも含む)、私にとって自閉スペクトラム症の問題、特徴は、次の5つのようです。

1 人との関係性を築くことの困難さ(共感力、想像力含む) 主に過去の問題
2 コミュニケーションをとることの難しさ 主に過去の問題
3 こだわりの強さ 興味の限定
4 過敏な感覚
5 運動が苦手 不器用

自閉スペクトラム症の方にも、その問題の程度があり、また、自閉スペクトラム症の方にも得手不得手がありますので、ここでは、私自身の問題(過去含む)を主に書きたいと思います。

私の自閉スペクトラム症はこんな感じと、お読みください。
自閉スペクトラム症の方で、この内容は自分には当てはまらないと思われれば、それはそれで読み飛ばしてください。
すべては、私を主として書かせて頂きます。

人との関係性を築くことの困難さ(共感力、想像力含む)過去の問題

他者への興味
子供時より、1人で居ることが多かった。
何かを並べて遊ぶのが好きな子でした。

また、あまり他の子に興味がなかったかもしれません。
それに、運動神経も悪く、一緒に遊んでもらえなかった。
常に1人で居ることが多かった。

そして、テレビに映っているアイドル等にはまったく関心がありませんでした。
それは、全くの他人だから。
しかし、これらの経験と思いは、人との社会的関係(一般的話題の有無にも影響)を持つことの困難さに、多少は影響します。

さて、今の私は心理カウンセラーです。カウンセリングにおいては、ご相談者様の悩みの問題、原因、解決に向けて最善を尽くして考えます。
この一連の流れに関して言えば、他者を理解したい気持ち、興味は大いにあります。

しかし、私はご相談者様全体に興味があるのではなく、なぜ、ご相談者様が悩むのか、悩みの本質、問題の解決を考える等、ご相談者様の抱える悩みと、そのカウンセリングプロセスに興味、専念したい、こだわりがあるのだと思います。

また、カウンセリング以外においても、人の気持ち、思いは、それなりに感じ、理解出来ます。

感情の共有 知らない他者との一体化の喜び
悩んでいる方との感情の共有は当然出来ます。

しかし、知らない人と喜びを分かち合う、何がそんなに嬉しいのだろう、ファン心理、スポーツ選手を応援、周囲の人々と一体となって酔いしれる。一体化。
これらの感覚は、私には分かりません。
そして私は、騒ぐ、はしゃぐ感覚が、苦手、分からないようです。

(親しい方との、感情共有は当然出来ます。例えば飲み会、話す事、聞くことが好きであり、関係性が深まることが嬉しかったり)。

この事態については、いろいろと理由を考えたのですが、以下の2つの理由から、私の感情共有の得手、不得手の面が考えられます。

まず悩みの感情共有について、私自身が悩み深い人間であり、悩んでいる時間、経験も深く、かつ、ずっと他者の悩みに寄り添ってきたので、悩みの共有、感情共有は、人より深く出来、また、お話しも伺えます。
また、その悩みに対する想像力もあります。
脳は使えば使うほど、鍛えられます。

また、他者の悩みを理解するためには、その人は「なぜ」悩んでいるのであろうと、思考力を要します。
感情の共有と言いながらも、カウンセンリグの場で悩みを共有するためには、話しを伺い、ご相談者様が悩んでいる理由を考える、思考する、一連の流れが必要なのです。

それに対して、喜びの感情の共有(まったく知らない人々)は、他者、大勢の喜びが伝わってくる一体感から影響され、自然と生じるように思います。
私には、全く知らない他者との一体感になる要素が欠けているので、彼らとの喜びの共有が、今ひとつ分からないようです。

同じ感情の共有でも、思考を介するか、否かによって、違ってくるようです。

でも、このことは深く考えないようにしています。
趣味、感覚の違い程度。
それに、知らない他者との喜びの一体感が分からなくても普通に生活出来ます。

その他の感情共有(喜怒哀楽)は、じっくり話しを聴くことも出来、話し合えばわかるのですから。

私は基本的に真面目なタイプで、騒ぐ、はしゃぐことは、今までなく、また聴覚過敏なので、うるさく感じるのかもしれません。

他者への配慮 他者の視線を意識化 気持ちに対する想像力の欠如
これらが出来るようになった、理解したのは、30歳前後です。
それまでは、社会的に非常識、自分勝手な態度・失言(悪気はありません)が、多々あったように思います。
学生時、髪はぐちゃぐちゃ、服装はいい加減、他者への興味のなさからか、個性的ではあったけど、異様に変わっていたと思います。
また、平然と人の気持ちを逆なですることを言っていました。

しかし、私が無意識的であれ人を侮辱するような態度は、母の私に接する態度と共通することでもあり、親子関係の問題の影響なのか、自閉スペクトラム症の問題なのか、未だに分かりません。

身振り手振りが少ない
私が人に手を振って挨拶が出来るようになったのは、35歳前後です。
非言語の交流が難しかったように思います。
今でも、身振り、手振りは少ないと思います。
さほど問題ではありませんが、少し固い印象を与えてしまうかもしれません。

コミュニケーションをとることの難しさ 過去の問題

コミュニケーションについて 
子供時より友達は少なく、親とのコミュニケーションも少なく(正確には親よりの一方通行のコミュニケーション)、前述の通り、1人で居ることが多かったと思います。
若い時は、雑談をはじめ、社会常識的態度のコミュニケーション、人の気持ちを考えたコミュニケーション等、コミュニケーション関係は全滅。
しかし、年齢、経験と共にコミュニケーション力は向上したと思います。

また、最近10年のコミュニケーションを振り返ってみると、他者とのコミュニケーションは、カウンセリングを通してが主でした。
カウンセリング臨床の場でしたら、カウンセリングを展開する意からも、コミュニケーションは必然です。苦手意識もありません。(ご相談者様とのコミュニケーションが苦手なカウンセラーはいないと思います、仕事にならない)。

しかし、一般的な雑談においては、「聞く、受容、質問」等のスキルより雑談を続けることは出来ますが、私自身が自己開示することが少なく(興味の対象が偏っているので、話題が少ない。また守秘義務の仕事ゆえ、仕事の話しが出来ない)、話しが弾まない時もありました。
趣味、嗜好が合えば、コミュニケーションは当然弾むのですが、趣味、嗜好が合わない時、誰でもそうでしょうけど、コミュニケーションは弾みません。
でも、その落差が少し大きいかな?

また、自分の興味のある話し(心理学、カウンセリング、自己哲学等)でしたら、ずっと話し合う、分かち合うことも可能なのですが・・・。

具体性のないことを言われると困る
察すればいいのでしょうが、日々の生活において、何か活動をした後、「どうでしたか?」等、漠然と聞かれると、主語も述語もなく、何を聞きたいの、と思ってしまう時があります。
適当に返事をしますが、この返事、応答で良かったか?
コミュニケーションの齟齬はなかったか?
少し悩みます。

しかし、具体性のないことを言われると困るという姿勢は、カウンセリングにおいては、曖昧な言語の排除となり、勝手な推測で話しを進めるのではなく、より具体的に問題を掘り下げる力、(質問力)として活用出来ます。

子供時より大人びた話し方
心は通っていません。礼儀正しい子と思われるかもしれませんが、年相応ではなく、ちょっと不自然だったかな。
これは、同年代の子供と遊んだことが少く、話し方が分からなかった。

しかし今は、標準語、大阪弁等、その場の雰囲気に合わせ、それなりにフラットに話せます。

こだわりの強さ 興味の限定

興味の限定
興味のあることは、心理学、カウンセリング、人様々な人生哲学、人の生き方、在り方等知ることであり、それ以外、さほど趣味もなく、楽しいという感覚も今ひとつ分からない。
興味が限定され、特化され過ぎており、気晴らしが難しい。

特定のことへのこだわりの強さ
強みとしては、集中力とも言えます。
興味の限定、こだわりの強さの対象があると、静かに燃え上がります。
そして、落ち着きます。

しかし、その興味あるもの、こだわるものがなくなってしまうと、熱も下がり、生きる意味を見出せず、無気力になってしまいます。

また、不安に関するこだわりから悩み出すと、その悩みにこだわり続け、反復的なネガティブな思考の連鎖、それにより、さらに気分は落ち込み、自滅的な感覚を抱いてしまいます。
また過敏傾向もあり、ちょっとしたことでも、すぐに悩み、後悔がはじまります。

この過敏と悩みに対するこだわりの強さは、幼児期から患っている「強迫性障害」、また、48歳で患った、「不安神経症」と結びいているように思います。

また、幼児期から「強迫性障害」を発症したことについては、家庭内のストレスが大きく影響していることも考えられます。

臨機応変に振る舞うことが苦手 急な予定の変更が不快
こだわりの強さもあるのでしょうが、複数の仕事を同時進行、臨機応変に振る舞うことは苦手だと思います。

また何も予定のない日でも、急に予定が入ってくるとストレスを感じます。
他者、何かに振り回されていると感じてしまうようです。

反復同一行動
さほど問題とは思いませんが、好奇心旺盛ではなく、決まりきった場所、数か所で、日々同じ行動を繰り返す方が、安心感があります。日々、反復同一行動。

過敏な感覚

過敏
まず、音に過敏です。
一過性の音でしたらやりすごせますが、継続して執拗に聞こえてくる音には、苛立ち、腹立ちを感じます。
この過敏も、こだわりの強さと関係しているのでしょう。
他者には聞こえないような音まで聞こえてしまう。

また、考えた不安に対しても異常なほど過敏、過剰反応を起こし(内的衝動)、ずっと、そのことを考え続けたり、そのため、ストレス、イライラが高まると、強迫性障害も強くなり、抑えている強迫行動も生じます。

音の過敏に対する補足です
通常、足音、話し声には過剰に反応するのですが、MRIの医療機械に入った時のうるさい音の中では、心静かにいることが出来ます。
不思議ですが、理由は分かりません。

運動が苦手 不器用

運動が苦手 不器用
運動音痴。中学時、バレーのトスの手の形を体育の先生に見せて教え頂いたのですが、私がトスを組もうとすると、指がごちゃごちゃ絡んで分けが分からなくなりました。
先生には「聞いていないからだ」と怒られましたが、そうではなく、他者の動きを見て、真似ることが難しかったのです。

そして、今でも不器用です。手先の不器用さからイライラと癇癪。

尚、運動神経の悪さ、手先の不器用さ(発達性協調運動障害)については、自閉スペクトラム症の方には多いらしいです。

以上、私の自閉スペクトラム症の問題(過去の問題経験含む)と思われることを挙げてみました。

尚、ここに挙げた私の自閉スペクトラム症の症状としては、「DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引 医学書院刊」において、私なりに考え、整合性を取って書かせて頂きました。

次のページへ 自閉スペクトラム症とアダルトチルドレン