常にイライラしている人

人は何かでイライラするものです。
何に対して、何を起因として、イライラするのでしょうか。

おそらく、イライラの背景には、自分の思っていること、活動していることが、計画通り進んでいない、うまくいっていない等の心理的背景があるのではないでしょうか。

そして、そのうまくいっていない事柄は人様々です。
私なりに、数例を掲げてみました。

常にイライラしている人の心理と行動特徴

index
1.人を支配したい・しかしうまくいかない
2.計画通り物事が進まない・不安と焦り
3.自己の抱く不満の解消が出来ない・気分転換がヘタ
4.住環境が合わない
5.なぜか、いつも急いでいる

1.人を支配したい・しかしうまくいかない

私たちが誰かを支配、思い通り動かそうとする時、私たちは必ず壁にぶつかります。
それは、人が私たちの思っている通りに、人が動くことは、稀だからです。

(もちろん、企業組織に属している場合は、上司の言うことは絶対でしょうから、上司の言う通りに動かざるをえないこともあるでしょう)。

しかし、一般人としての私たちは、誰かの指示に従い、言う通りに動く必要はありません。

私たちは自分で何をどうするか、決定する自由意志があるからです。

しかし、人によって、他者を自分の思う通り動かしたい。
親は子供(青年)を自分の思う通りの人生を歩ませたい等、自己の思いを満たすために、子供に対して支配的に振る舞うこともあるでしょう。

そして、他者や子供が自分の思う通り動かないと、怒りを感じイライラしてくるのです。
自分の思い通り、人が動かないストレスよりイライラしてくるのです。

人を支配しようと思う動機、でも他者や子供は従わない、そして、イライラしてくる。
自分勝手かとも思いますが。

2.計画通り物事が進まない・不安と焦り

仕事にせよ、子育てにせよ、自分の思っている計画通り進まないことは多々あります。
そして、自分の思っている通りに進まないことに、不安や焦りを感じることも多々あるでしょう。

しかし、なぜ、その計画にこだわるのでしょうか。

a)仕事

仕事とは当然、納期、期限があるものです。
その期限に間に合わせるために、頑張るのですが、期限に間に合わないかもしれないと思った時、人は焦り、イライラするものです。
そして、出来なかったらどうしようという不安も感じます。

でも、イライラして作業をすると、落ち着いた判断が出来ず、ミスが増えたり、さらに焦りも高まり、非効率になることもしばしばです。

こういう時は、誰かに相談する、助けを求める、抱え込まないことが大切です。

b)子育て

子育てが自分の思っている通り進まない。
上述の子供に対する人を支配したい(自己中心性の支配)と関係するかもしれませんが、自分の描いたコースで子供を育てたい。

このコースでいけば、子供は偏差値の高い学校に入ることが出来、将来有望な会社に就職できると考える。

子供の幸せを、勝手に親が描く場合です。

そして、描いたコースからはずれる行動を、子供が行うと、親は怒りから、イライラしてくるのです。

なぜなら、親にとって子供の明るい未来は、親が勝手に描いたコースを進むことであり、そこからはずれることは、子供の不幸せにつながると、思い込んでいるからです。そこから子供の将来に対する不安も感じます。

それとも、自分の描いたコースを子供が進むことが、自分の子育ての自慢につながるのでしょうか?
自慢したいがために子供の人生コースを描き、それに子供が応えないと怒りからイライラ。
あまりにも自分勝手ではないでしょうか。

子供が自分の思った通り動かない、描いたコースを外れる、そこには、自己の思い、願いが叶なえられない怒り、自分が決めつけた子供の将来から子供がそれる不安等より、イライラと怒りを感じるのです。

(でも、本当は子供の人生を勝手に決めつける姿勢に問題があるのですか)

子供は子供で、自分で自分の人生を考え、懸命に生きていくものです。

3.自分に対する不満が解消出来ない・気分転換がヘタ

自分が自分に何らかの不満を持っており、そのことが解消出来ない時、また、不満なことばかり考えている時、気持ちは荒立ち、怒りも感じ、イライラします。

また、思い通り自己の人生が展開出来ていないストレスと焦りからも不満とイライラが生じるでしょう。

不満とはネガティブエネルギーの塊で、何か良いことがあっても、抱き思い続けている不満で、喜びも感じられなくなります。

継続する不満と、イライラ。
1つのことを考え、意識し過ぎ、気分転換がヘタなのでしょう。

一体何に不満を感じているのか、よくよく考えて、考え方、行動パターンを変えて行きましょう。
そうしないと、幸せが遠のいていきます。

私の悪い癖。
不満に支配されると酒を飲み、現実から逃避する傾向。
でも、不満の正体は、こうあるべき執着、手放せない夢であったり、人生が望み通り展開していないことが多々あります。

自分が自分に抱く不満。
客観的に妥当ななものかよく考えましょう。

その為には、気分転換をして、不満な考えから離れることも大切です。

4.住環境が合わない

どうも住んでいる場所、建物が自分に合わない場合、イライラと怒りを感じる時があります。
例えば、私の場合は音に敏感です。

鉄骨、木造、軽量鉄骨の造りの建物には、音の響き具合から、イライラを感じてしまいます。
そもそも家とは、疲れを癒す、心の安定、自分なりの快適性を人は求めるでしょう。
その家で快適に過ごせないと、人はイライラするものです。

また、住環境以外、自然の環境、湿気、湿度、温度等、自然環境によっても、不快を感じ、落着きを失い、イライラを体が感じる経験をされたことはあると思います。
何だか分からないけどイライラする。

環境を変える、整えるのが一番の解決策です。

5.なぜか、いつも急いでいる

いつも、何か急いでいる。
何かに急がされている、時間がないと、わけもなく思い込んでいる。
時間がない根拠はありません。

おそらく、子供の頃から、親に急き立てられ続けた結果。
そのような、駆り立てられる感覚を持ってしまったのでしょう。
頭では時間はたっぶりあることは分かっていても、常にイライラしている。

深呼吸。
深呼吸。

「大丈夫、時間はたっぷりある」と自分が自分に教えてあげることは大切でしょう。

時間がないと思っている、感じている、脳、体、感覚にリラックスを。

心理カウンセリングはイライラの解消に役立つと考えます。

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