アダルトチルドレンの特徴
次に成長したアダルトチルドレンについて見ていきましょう。
子供の頃に様々な傷を負って成長した人々は、大人になると以下のような特徴、行動パタ−ンを身に付けてしまいます。
特徴
- 心身の不調。自己否定感の強い人は免疫力が弱く病気にかかりやすい。
- 怒りにとらわれている。愛してもらえなかった怒りがずっと心の奥に残っている。
- 自己不振と著しく低い自己評価。繰り返し非難されたことにより自尊心が破壊されている。
- 親を憎みながら親とよく似た行動。子供の頃親より虐待を受けた子は大人になると子供を虐待する。
- 子供返りしやすい。甘える。子供の頃の甘えることが出来ず、満たされなかった思いを取り戻そうとする
- 時間感覚の障害。未来が信じられない。否定的に育てられたので何でもネガティブに考えてしまう傾向がある。
- 記憶能力の障害。過去を我慢し過ぎ、感じまいと過ごしたために過去の記憶が思い出せない。
- フラッシュバック。昔の傷ついた記憶がまるでその場で再現されているように蘇る。
- 離人症。現実に今生きている世界の実感がなく、ベ−ルに包まれて見ているような感覚。
- 生きることの意味が見出せなでいる。無価値感。
次に行動パタ−ンを箇条書きにします
- 何が正常か推測する。
自らの家庭が歪であったため、一般的な正常とは何か分からないと感じています。。 - 物事を最初から最後までやり抜くことが困難。
家庭や両親が子供に対する約束を守ることが稀であり、約束や責任を果たすことの重要性を学んでいません。 - 自本当のことを言った方が楽な時でも嘘をつく。
自分の気持ちを抑えて成長してきたので、正直に自己表現をすることを学んでいませ ん。また、正直な自己表現が家庭では許されなかったので、正直に自己表現することを恐れています。 - 情け容赦なく自分を批判する。
親の期待に過剰に合わせて生きてきたので、親の期待に合わせられなかった自分を責める傾向があります。また、褒められることが少なかったので自己価値が低く、自分は褒められるに値しない人間である。まだまだダメだと感じています。 - 楽しむことが出来ない。
親の期待に過剰に合わせた結果自分の感情を抑えこんでいます。したがって生の楽しみ、感情を満たし楽しむことを経験しておらず、更には恐れてもいます。 - 真面目すぎる。
親の期待に過剰に合わせてきたので、好きなことをすることを自分に許可していません。 したがって行動も型にはまったものとなり、型よりの逸脱を嫌います。 - 親密な関係を持つことが難しい。
親から愛してもらえなかったという慢性的な淋しさを感じています。人を愛してその愛を失うことを極端に恐れ、その恐れゆえ親密な関係を自ら拒んでいます。 - 自分のコントロ−ル出来ないと思われる事態に過剰に反応する。
自分に自信がないため、不測の事態に対応する能力の欠如を感じています。したがって定型を外れた不測の事態については、自分はコントロ−ル出来ないと恐れています。 - 他人から肯定や意見を常に求める。
自分に自信がないので、自分の意見や行動に自信を持っていません。したがって他者より肯定的な意見を求め安心を得ようとします。 - 他人と自分は違うと常に考えている。
親密な人間関係を形成出来ないなどのハンディから孤独を感じ、孤独感ゆえに自分は人とは違うと感じてしまいます。 - 常に責任を取りすぎるか、取らなすぎるかのどちらかである。
子供の頃より親の期待に沿うために過剰な努力をしてきました。しかし、親の期待のハ−ドルは高く常に沿えるものではありませんでした。
親の期待に沿えればYES、沿えなければNOの二極化思考を見に付けてしまっています。
このあたりまで出来ればOKという、妥協的思考が欠如しているのです。 - 過剰に忠実。無価値なものでもこだわり続ける。
何かにしがみついていることで安心感を得ます。愛情飢餓と関係しています。 - 衝動的である。
子供の頃より自分を抑えてきたので、その反動として我慢が出来ないのかもしれません。
また、つらい現実、家庭を直視することが出来ず、子供の頃より外に目を向け続け、虚しさを満たすために衝動的に好きに行動していることも考えられます。
さて、アダルトチルドレンについていろいろ見てきましたが、とにかく、生きづらいのです。
自分の感情を抑えているのですから当然です。
では、心に傷を負い、現実社会で行きづらさを抱えて生活をしているアダルトチルドレンは、何を自分の拠り所として生きているのでしょうか。
