母子密着(父疎外)

夫婦の愛の欠落から積極的な母子密着へ

以前、夫婦の愛が欠落しており、妻が夫から愛されている実感がなく、その過剰な愛が子供に向かい、母子密着を形成することを書きました。

実はこの母子密着は、有名な説です。

今日は、これとは別のパターンの母子密着について書きたいと思います。

この母子密着は、母の何らかの目的により父を排除、母と子の密着形成を強めるものです。

a)父の悪口を吹き込み子供を父から離す母子密着

例えば母が父を軽く見ている、軽蔑している、嫌悪している。
このような場合、母は子供が父に寄り付くことを、心よく思っていません。
子供が父に寄り付かないように、父を阻害します。

そして、母子の絆を強めようとします。
当然、父の悪口を言いながら。

b)子供に対する罵倒を父のいない場でする母の戦略・結果父は阻害

さて、私の子供時も、似たような感覚のことがありました。
それは、母が私を批判、罵倒している時は、大概、父はそこにいなかったのです。
父のいないところで、私を傷つけていたことになります。

なぜでしょう。
母は父の目を気にしていたのでしょうか?

父は母が私に何をしていたのか、よく知らなかったかもしれません。
これも、母子関係において、父が疎外されている、1つのパタ-ンです。

父と母は、本音で語り合うことが難しい夫婦のようだったので、しかたないかなとも思いますが。

c)父が母子から疎外されないためにすべきこと

A・妻とよくコミュニケーションをとること

B・子供とよくコミュニケーションをとること

C・妻と子の様子をよく観察すること

D・皆で遊ぶこと、楽しむこと

母と子は一緒にいる時間が長く、結果として、母子の関係が強まります。
父も可能な範囲で、母子、子供に積極的な介入が必要でしょう。

今は、「イクメン」の時代。
このような心配は無用かもしれませんが。

関連記事