不安を超え 自己を超え

不安。
不安は私たちにつきまとい、私たちの前進を阻みます。

では、私たちが不安を感じる時、私たちは何に不安を感じているのでしょうか。
不安を感じる場面、要因は人様々だと思います。
しかし、人生を開く(職を変える、進路を変える、起業する)という観点から見て、新しいことにチャレンジをする時に感じる不安の要因は次の2点に絞れそうです。

1 チャレンジをしても出来ないのではないかという不安
2 今の何かを失う不安

1 チャレンジをしても出来ないのではないかという不安

私たちが新しい道に進む時、新しいことにチャレンジをする時、チャレンジをしても出来ないのではないかという不安を感じる時があります。
この不安を感じ前へ進めない原因は次の2つと思います。

a 過去の失敗体験よりまた失敗するのではないかという恐れ
b 未来に対する漠然とした不安より勝手に出来ないのではという限界を設定すること

a 過去の失敗体験よりまた失敗するのではないかという恐れ

過去にチャレンジをしてそれが達成されなかった、望む結果ではなかった等、失敗をした体験がある場合、「また、今回チャレンジをしても同じ様に失敗するのでは」と、過去の経験より誰もが不安を感じる時があると思います。
それは過去の失敗体験が大きく記憶されているからです。

例えば以前居酒屋経営にチャレンジをして経済的に失敗。再度別の事業を起こそうとする時など、以前失敗したのだからまた失敗するのではと不安を感じるのです。

しかし、考え方によっては過去の失敗は成功への近道です。
なぜなら、同じ失敗をしなければいいだけなのですから。
過去の失敗体験を分析して、他の方法を考え進むことにより、成功を掴めます。
要は過去の失敗体験を繰り返さなければいいだけなのです。
過去の体験は体験者独自の貴重な体験であり、そこから学ぶことは多いのです。

b 未来に対する漠然とした不安より勝手に出来ないのではという限界を設定すること

私たちが人生において新しいことにチャレンジする時、本当にうまくいくのかという疑問、失敗はしないかという恐れ、先の保証のない不安等、漠然とした不安を抱き様々な負の感情に彩られることがあると思います。
それは未知の先に進むことへの恐れです。

私たちは生きるうえにおいて生きるための収入の保証を誰しもが求めていると思います。
しかし、職を変える、起業する、新しい道に進む等、チャレンジをした後の結果については何の保証もありません。誰の保証もありません。
未知への挑戦には保証はないのです。
そして誰しも保証のないことにチャレンジをすることには、不安を感じるものです。
それは収入の保証=生きることへの保証だからです。
しかし、それでもチャレンジをしないと前に進めません。

未来は不確実なものです。
自分の抱いている不安がチャレンジをした結果、現実になるか否かは誰にも分かりません。
チャレンジしてみないと分からないのです。

先の保証のない漠然とした不安から自分には出来ないのではないかという、「限界」を設定するとすれば、言葉を代えると、自分が自分に限界を設定していることになります。
不安から「限界」を勝手に設定することにより、先へ進むことを先延ばしにしているのかもしれません。

自分で設定した「限界」を解除出来るのは自分だけです。

2 今の何かを失う不安

私たちが進路を変える時、当然今持っている何かを一旦は失うことがあります。
それは、収入、地位、肩書き等、社会生活をおくるうえで重要なものであるかもしれません。
しかし、これらを失うことを恐れ、現状にしがみついていたのでは、次の道に進めません。

私たちは今の何かを失うことを恐れていては前へ進むことが出来ないのです。
失うことへの恐れ、しがみつきの執着を手放さないと次へ進めないのです。

「執着を手放すこと」。
執着している何かを手放してこそ、次の何かに出会えるのです。
今の安定した収入に執着していては前へ進めません。その執着を手放してこそ、また、新たなチャンスに出合い、新たな仕事から収入を得ることが出来るのです。

さて、ここまで「過去の失敗体験よりまた失敗するのではないかという恐れ」、「未来に対する漠然とした不安より勝手に出来ないのではという限界を設定すること」、「今の何かを失う不安」から前へ進めないことについて書かせて頂きました。

これらを見て感じることは、自分が自分をいかに持つかということが大切なのではないでしょうか。
そもそも「不安」というものは自分が作りあげたものなのです。過去の失敗に捉われるのも、未来に対する漠然とした不安、今の何かを失う不安を感じるのも、すべては自分が作った虚構の世界に対して不安を感じているのです。

しかし、この不安を超えないと次へ進めません。過去の失敗の記憶、未来への限界、何かを失うこと、これら感じている不安を超えることが出来るのは自分だけです。
それは自分がつくりあげた不安は自分しか超えることが出来ないからです。
そして、不安を超えるということは、今の自分を超えるということなのです。

不安を超え、自己を超え。

そして、不安を超え、自己を超えるために必要なことは、目標に向かって突っ切る勇気なのです。
勇気を発揮するには、その目標を叶えたいという意識の高さも必要です。

目標を叶えるためには、あまり考えずに動くことです。
不安は頭の中に巣をつくっています。
自分勝手につくった虚構の世界に支配されず、勇気を持って突っ切り、現実を確かめ、未来を築くのです。