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人間関係性心理・行動におけるトラブル、悩み

《人間関係》

私たちが人間関係において選択する態度は次の3つです。

1 逃避
2 対立
3 協力

1 逃避

逃避とは何でしょうか。
これは逃げて避けると読みます。
すなわち他者より逃げて、他者を避けるのです。

そしてこの逃避には心理的逃避と空間的逃避があります

(1)心理的逃避

居心地の悪い他者の居る場所から逃げたり、その場を避けたりすることはありません。
したがって居心地の悪さを抱えたまま、その場にとどまっており、心理的負担、ストレスを相当感じています。
社会生活を欠かすことの出来ない私たちにとっては、簡単に社会より離脱することは、今後の収入や人生において相当のリスクがあります。
社会生活をおくるうえでは、居心地が悪くても、心が苦しくてもその場に居続ける必要があるのです。

そして、心理的逃避とはその場には居るのだが、その場に居る人と心を通わすことがない状態を示します。
すなわち、自分の気配を消す、自己表現しない、人に過剰に合わせ続ける等です

a 自分の気配を消す
その場にはいるのですが自分の気配を消しています。
自分の気配を消すということは、職場では不可能に近いと思いますが、大学(学校)では可能です。
すなわち大学(学校)には通っているのですが、誰とも付き合わない、友達のいないタイプです。

周囲からは「あんな奴いたっけ」と言われます。
存在しても気配がない。
本人は淋しさを感じつつも、人と付き合う苦痛を考えるとその方が楽なのです。

b 自己表現しない
雑談をはじめ、職場会議等で自分の思っていることや意見を表現しません。
その一番の原因は表現したあと「自分がどう思われるか」その否定的評価を受けることを気にしているからです。
しかし表現すべきところで表現をしないと、結局は「何を考えているか分からない人」と恐れているマイナスの評価を受けてしまうのです。

c 人に過剰に合わせる
自分の感情や意志を抑圧して人に合わせ続けことは、自分の心を無視しているので逃避の1つと捉えられます。

あまりにも合わせすぎますと、本当の自分を抑えて演技しますので疲れます。また合わせることには断れないということも含みます。
要は自分の本当の気持ちを表現しないのですから。
頼みごと等断れないと負担が増え、ストレスを感じ潰れてしまうか、どこかで今までの抑圧が怒りとして点火、大爆発となりかねません。

また、自己表現しない、人に過剰に合わせる等は自己抑圧であり、あまりにも抑圧が続きますと、自分が何を考えているか分からない、何を感じているか分からないと自己不全感に発展してしまいます。

(2)空間的逃避

その場からの逃避です。学校や職場を逃げて避けます。
空間的逃避を選択するということは、その場に安全な自分の居場所がないということです。
また、そのことに耐えられないのです

a 自分が原因で居場所がない
逃避を選択した本人に問題(否定されていると思い込む、社会的スキルの欠除、コミュニケーション能力の欠如等)がある場合はじっくりと原因分析、対策を考える必要があります。

b 相手や周囲に原因がある
職場のモラルハラスメント、パワーハラスメント、いじめ、恋愛夫婦関係における暴力等、逃避を選択した本人ではなく、その相手や周囲に問題があり、傷つくことを避けるためにその場を離れることは問題ないと思います。

無理して踏みとどまっても自分が壊れるだけです。
自分を守るためにその場を離れることは正当な行為と考えます。

2 対立

人と対立する場合、多くの人は相手に勝つことに執着します。
これはパワーゲームです。

(1) 支配

相手を従わせようと一生懸命です。
議論、暴力(言葉、体)、干渉、監視等あらゆる手段を行使してでも・・・。
しかし相手を支配することからは何も得られません。
人は束縛されることを嫌い、また力による服従は屈辱であり、この行為からは結局のところ相手からの憎しみをかうだけなのです。

また積極的支配ではなく消極的な支配もあります。
何かにつけ頼りなさげに振る舞ったり、自分がどれだけ大変か延々と訴える等、相手に罪悪感を抱かす方法も支配のひとつです。

(2) 期待

職場において社員に対して期待を明示するのは会社組織においては当然と思いますが、人の人生や選択について自分の期待を押し付けるのは支配です。

そもそも私たちは何をどうするか、選択の権利があるのです。
この権利を放棄させて、自己価値を押し付けるのは個人の人格を尊重していません。選択の自由を排し、期待により縛りつけるので

ここまで、逃避と対立についてみてきました。
これ以外にも自分が他者を自分勝手なフィルターでみて、相手の人間性を決めつけていないか。
客観的に人をみていない場合(判断)も、人間関係の問題の原因になることがあります

3 協力

理想的な人間関係です。

協力とは助け合い、分かち合い、自分を尊重しながらも相手を尊重することです。
協力とは自分も相手も尊重することが大前提ですから、心理的逃避のように自己表現せずに相手に合わせ続ける場合は、自分を尊重していませんので、協力的な人間関係とは言えません。

但し、人間関係には理不尽がつきものです。

どれだけ理想として自分と他者の尊重といっても、相手が職場の上司や、近所のボスの場合、彼らに気に入られないと何が起こるか分からない場合もあります。
その時は相手に合わせつつも賢く振る舞う社会的スキルも必要です。

「協力」から「平和」が生まれます。
「協力関係」があれば「心は平穏」です。
「協力」とは尊いものなのです。

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