【直観と直感】カウンセリングは直観を重視する

三省堂 新明解国語辞典によると

直観 
推理によらず、直覚的(瞬間的)に物事の本質をとらえること。直接に知り、また、判断すること。

直感
 
推理、経験によらず、感覚的に物事の真相をとらえること。

と、あります。
何やら難しそうですが。

直観とは人生の経験や学んだことより、瞬間的に理解、判断出来る能力。
脳内の記憶から一瞬で物事を知り、判断することが出来る能力。

したがって、直観とは人様々、歩む人生が違うので、経験と学びも違い、直観力も当然違うことになります。
でも誰でも人生から学び、また、記憶していることは多々あるので、何かを瞬間的に判断することは出来ると思います。

人は皆、各々の直観を駆使して生きているのです。

それでは、直感。

これはいわゆる、霊感のようなものなのでしょうか。
何かを感覚的に理解する。

直感も誰にでも在ると思います。
何か分からない、根拠はないけど、分かる。
または未来が漠然と分かる。
バッと見ただけで、その人のことが何となく分かる等。

直感は感覚的なものなので曖昧であると思います。
学問的、論理的な根拠もありません。
それでも、直感優位で生きておられる方もおられます。
直感が人生の羅針盤の役目を果たしているように。

心理カウンセリングにおける直観の大切さ

さて、心理カウンセリングでは直観と直感、どちらが重要でしょうか?

私は直観だと思っています。

それは、直観が経験(人生経験、学習経験)に基づくものであり、脳内に保存されていること(知識等)を瞬間的に引っ張り出し、直観から導き出したことを、言語で説明するからです。
(但し、経験していないことについて直観は働きませんが)。

私はカウンセリングにおいて、自分が経験したことを活かしたいと思いカウンセンリグを受け賜わっています。

この経験したことは、直観力ともなると思います。

それから、カウンセリングにおける直感の方ですが、これは、私個人が感覚的に感じるものであり、根拠もありません。
私は、カウンセリングにおいて直感を主とすることはありません。

しかし、人生においては理屈、思考ではなく、直感で物事選ぶことは多々あります。
何となく、こっちがいいと思って。