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恋愛・カップルの悩み相談:幸せを目指して

恋愛・カップルや夫婦関係の悩みは、時に「人生最大の苦しみ」と感じられるほど、私たちの心に深くのしかかります。
なぜなら、愛する人との関係は、他のどんな人間関係とも異なり、特別に繊細で、私たち自身の存在意義に深く関わるからです。

「この苦しみは、自分だけの問題なのだろうか?」
「パートナーが変われば、楽になるのだろうか?」
「それとも、二人で乗り越えるべき問題なのだろうか?」

そんな問いに、私たちは日々向き合っています。
心理オフィスステラでは、恋愛・カップルの悩みに寄り添い、あなたが自分らしい幸せを見つけるためのカウンセリングを提供しています。

目次

A・あなた自身の問題として向き合う

人は誰もが「愛されたい」と願い、愛する人から愛されなくなることに強い不安を感じます。しかし、もしその不安が度を越して強く、常にあなたを苦しめているのであれば、それは「恋愛依存」へと発展している可能性があります。

恋愛依存の状態にあると、あなたは自身の価値や存在意義、日々の不安や孤独感を、パートナーに埋めてもらおうとします。
パートナーから愛されることで、自分の存在価値を確認しようとするのです。

しかし、その奥には「自己否定」「自己喪失」「自分を愛せない」といった、あなた自身の根深い問題が存在していることが少なくありません。

安定した自分を保つためにパートナーが必要だと感じ、その関係性に必死にしがみつこうとする。もしあなたが、恋愛や夫婦関係の問題を真摯に「自分の問題」として受け止め、向き合おうとしているのであれば、カウンセリングは自分を見つめ直し、問題解決への第一歩となるでしょう。

1.支配:なぜ相手を束縛してしまうのか

パートナーを束縛したいという衝動は、「どこで何をしているのかすべて把握したい」、「メールの返事はすぐに欲しい」、「休日は必ず自分と過ごしてほしい」、「他の異性とは縁を切ってほしい」といった行動となって現れます。

これは、パートナーの愛情を独り占めし、常に繋がっていることを確認したいという強い欲求の表れです。

しかし、思い通りにならないと不安を感じ、数分おきにメールやLINEを送るなど、その行動は過度な支配へとエスカレートします。

愛を失うことへの強い不安から生じるこの支配は、パートナーを追い詰め、結果的に相手の怒りを買い、関係を悪化させてしまうこともあります。

問いかけてみてください。
あなたは、本当にパートナーを信頼しているのでしょうか?

2.依存:尽くすことの裏にある心理

「支配」と「依存」は、まさに表裏一体です。
どちらも、自分の幸せ、心の安定、存在価値をパートナーに委ねているという点で同質です。

ここでいう「依存」は、自分がパートナーを繋ぎとめるために、自己犠牲を払うイメージで捉えてください。

自分の必要を後回しにして、パートナーを満たすことを最優先にする「尽くしすぎ」がその代表例です。この行動の背景には、「これだけ尽くしているのだから、私を捨てないで」という、暗黙のメッセージと期待が隠されています。

しかし、過剰な尽くす行為は、パートナーから自分の必要を満たしてもらっていないという不公平感を生み、「私がこれだけしてあげているのに」という怒りへと繋がります。

また、パートナーに尽くしつつ、「あなたに捨てられると生きていけない」と自己を無力化しPR、パートナーに罪悪感を抱かせることで関係を維持しようとするケースもあります。

支配も依存も、根底にあるのは、パートナーを失うこと、「見捨てられることへの不安」なのです。

3.見捨てられることへの敏感さ:過剰な不安の正体

支配や依存といった行動の多くは、「見捨てられること」、「愛を失うこと」、「繋がりが断たれること」への強い不安から生じています。
そのため、これらの問題を抱える人は、パートナーから少しでも「見捨てられる」と感じると、過剰に相手の言動を詮索します。

「私のこと、本当に愛しているの?」といった自己の存在を問う質問を何度も繰り返し、パートナーをうんざりさせてしまうことも少なくありません。そして、その結果、最も恐れていた「別れ」を招いてしまうこともあります。

しかし、考えてみてください。パートナーの言動に不安を感じたとしても、それはあなたが勝手に推測し、不安を強化しているだけではありませんか?

パートナーを信頼できないことは、あなた自身の問題であり、あなた自身が不安を強め、一人相撲をしているのかもしれません。

4.自ら恋愛を壊してしまう:繰り返される破局のサイクル

パートナーから見捨てられることへの不安が高まると、自らその恋愛を壊そうとする傾向に走る場合があります。
無理難題な要求を繰り返したり、パートナーを試したり、疲れさせようと意図へ走ってしまうのです。

これは、パートナーから別れを告げられる前に、自分から関係を終わらせることで、別れのショックを和らげようとする心理が働いているのかもしれません。

そして、パートナーがその要求を満たすことに疲れ果て、別れを選択すると、あなたは「私は愛される価値がないから捨てられた」と確信してしまうのです。

このパターンが繰り返され、同じサイクルの恋愛を繰り返すことが、恋愛依存の大きな苦しみの一つとなってしまうことがあります。

5.自分は幸せになれないという思い

恋愛依存の問題は、愛を失いたくないという思いが強すぎ、パートナーに執着することですが、中には幸せを感じると、かえってパートナーに無理な要求を続け、関係を壊そうとする人もいます。

顕在意識では幸せになりたいと願っていても、潜在意識では「どうせ自分は幸せになれない」、「どうせ捨てられる」と思い込んでいると、自ら破局を招くような行動を取ってしまうのです。

また、この問題を抱えていると、無意識のうちに自分を大切にしないであろう相手、到底幸せにはなれないであろう相手(約束を守らない、浮気性、不倫関係など)をパートナーとして選んでしまうこともあります。

これらの恋愛の問題の背景には、幼少期の親子関係の問題が隠れていることも少なくありません。
親に適切に愛されなかった経験、常に孤独を感じていた家庭環境、親からの否定的なメッセージの連続など、様々な心の傷が自己の存在価値を感じられなくさせ、結果的に恋愛関係に執着・依存してしまうのです。

自己の存在価値を感じられずに育った人たちは、自分を必要とする人、自分を見捨てない人を独特の臭覚で探し出し、自己の価値を獲得、そして、見捨てられないために恋愛依存へと陥ってしまうのです。

B・パートナーと二人の問題について考える

ここまで、主に「あなた自身の問題」に焦点を当ててきました。ここからは、パートナーとの関係性、つまり「二人の問題」に焦点を当てていきましょう。

1. パートナーからの愛情を感じない:すれ違う心の距離

恋愛当初はお互いに愛情を感じていたはずなのに、関係が深まるにつれて、あるいは結婚後に、徐々にパートナーからの愛情を感じなくなった…。
これは深刻な問題です。パートナーが愛情表現が苦手なのか、あるいはあなたへの愛情が薄れてしまったのか。

愛情を感じにくいパートナーの行動としては、以下のようなものが挙げられます。

  • コミュニケーションをとらない
  • 積極的な愛情表現がない
  • 家に居てもずっとテレビを見るか、ゲーム、ネットをしている
  • 部屋にこもっている
  • 休日は一人で出かける
  • 常に命令口調、一方通行のコミュニケーション

これらはパートナー自身の問題であると同時に、二人で作り上げてきた関係性の問題であることも少なくありません。

もしかしたら、あなたがパートナーに求めすぎているのかもしれませんし、あなたの何かにパートナーが幻滅してしまったのかもしれません。

カウンセリングでは、何が問題を引き起こしているのかを分析し、二人にとって最適な解決策を一緒に考えていきます。

2. パートナーの性格の問題:許容と拒否の境界線

浮気性、金銭感覚、社会性、自己中心性など、人は様々な性格の問題を抱えています。

許容できることは受け入れ、許容できないことは明確に拒否することも必要です。
特に、パートナーの自分勝手な言動は、あなたの存在そのものを否定することにも繋がりかねません。

また、パートナーの性格の問題の背後には、彼らの生い立ちや家庭環境が影響していることもあります。もし、お互いがお互いを思いやれない関係であれば、その関係を解消する方が、あなた自身の幸せに繋がる場合もあります。

もちろん、諸事情により我慢しなければならないこともあるかもしれませんが、「自分を大切にすること、自分の幸せ」を最優先に考えることも重要です。

もしパートナーが自身の問題に気づき、変わろうとする意思があるのなら、それは問題解決へ大きく前進します。
そのためにも、カウンセリングは有効な手段となるでしょう。

3.暴力・暴言:決して許されない行為

パートナーからの暴力や暴言は、いかなる理由があろうと、あなたの尊厳を傷つける行為であり、決して許されることではありません。これは、明らかにパートナー側の問題です。

パートナーが自ら問題と捉え、カウンセリングを受けるなどして変わる努力をするか、あなたが別れを選択するかの二択となるでしょう。
あなた自身を守ることを最優先に考えてください。

4.コミュニケーションの問題:すれ違いを解消するために

恋愛・夫婦関係の悩みや問題を解決する上で最も大切なことの一つは、パートナーを理解することです。
パートナーが何を思い、何を感じ、何を望んでいるのか、常に気にかけ、尊重し、思いやり、愛情を表現すること。
これが二人の関係性を深める土台となります。

二人がオープンに話し合える関係性を築くためには、お互いを批判することなく、受け入れる姿勢が重要です。たとえ自分の考えと違い、理解が難しいと感じたとしても、それで良いのです。

違いは違いであり、間違いではありません。パートナーは自分と違う人間なのだという認識と、その違いを受け入れることが大切です。

しかし、「どうせ言っても理解してくれるわけがない」、「言うだけ無駄」、「意見の相違を自分に対する否定と捉える」といった思い込みがコミュニケーションを阻害しているとしたら、それはその思い込みを抱いている側の問題です。

このようなコミュニケーションを阻害する問題の背景には、過去の辛い経験が影響していることもあります。

また、男性は話を聴くことが苦手な方も少なくありません。話を聴くとはどういうことなのか、コミュニケーションのスキルを学ぶことも、二人の関係性をより豊かにするためには重要です。

心理オフィスステラでは、豊かなコミュニケーションとは何か、カウンセリングを通じてお伝えしています。

心理オフィスステラでは、恋愛・夫婦の悩み相談のカウンセリングを受け賜わっております。

カウンセリングは、個々の問題解決に役立つだけでなく、二人の関係性の問題解決にも有効です。
当オフィスでは、夫婦カウンセリングにも力を入れております。

あなたの「苦しい」を「楽」に変えるために、一歩踏み出してみませんか?

お気軽にお問い合わせください。

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