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謙虚と自己卑下の違い

謙虚さと自己卑下

今回は、混同されやすい「謙虚」と「自己卑下」について掘り下げていきます。

Index
1.謙虚さとは
2.自己卑下とは

1.謙虚さとは

謙虚さとは、自分を控えめにし、他者への配慮を忘れず、傲慢な態度を取らない行動や姿勢を指します。謙虚な人は、人に配慮をしながらも、主張すべきことはきちんと主張し、他者と対等な関係を築くことができます。

また、正当な場においては、怒りを正々堂々と表現することも可能です。
謙虚な人は、意識的であれ無意識的であれ、行き過ぎた自己主張をしないように振る舞いますが、それはいつでも調整可能なものです。

いざという時には、相応の行動を取ることができます。
謙虚に振る舞うことは美徳であり、それによって大きなストレスを感じることは少ないでしょう。

2.自己卑下とは

さて、謙虚さとよく似て見える行動や態度に、自己卑下があります。

自己卑下とは、常に相手より自分を下に置き、自己を抑圧的に振る舞うことです。
例えば、褒められても「いえいえ」、「私なんて」といった言葉を繰り返し発し、人に対して頭を下げるというより、ペコペコしているように見えます。

そこには、どこか卑屈な態度が見え隠れします。

本当は自己卑下を演じている人も、主張すべきは主張し、毅然と振る舞いたいという願望があるはずです。
しかし、人への恐怖や強い不安感から、自己卑下を演じることで「相手から攻撃されないように自分を守っている」のかもしれません。

「安心してください、私はあなたより下です」というメッセージを発しているとも考えられます。

そう考えると、自己卑下をする人は、生育歴において他者から攻撃を受け、心が傷ついた経験があるのかもしれません。
これ以上攻撃を受けないために自己卑下を身につけ、人にペコペコしている可能性があるのです。

しかし、その結果は常に我慢と抑圧の連続です。
本当は「こう思っている」という主張もできず、内心は不満と怒りで満ちているかもしれません。
そして、それがいつか限界を超え、感情が大噴火を起こし、人間関係を壊滅させてしまう可能性も秘めています。行き過ぎた自己卑下の態度を取り続けることには、注意が必要です。

自己卑下から得られるものは、ほとんどありません。
本人は気づいていないかもしれませんが、その演じている姿は、他者から好感を持たれる以上に、軽んじられている可能性が高いです。

演じている本人には気づかなくても、自己卑下の行動や態度は不自然に映るものなのです。

この自分を苦しめ、人間関係を対等に築けない自己卑下から回復するためには、いつから自己卑下的な行動を取るようになったのか、自己卑下によって何を得ているのかなどを振り返ることが必要です。

併せて、対人関係において、適切な自己表現や自己主張を学ぶことも重要でしょう。

そして、「自分を大切にするとは何か」ということについても深く考える必要があります。
心理カウンセリングは、自己卑下の悩みを解消するために有効な手段となり得ます。

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