買い物は「焦らず」が鉄則!焦りは販売員に見透かされ、不要な物まで買わされる
どうしても緊急で必要な買い物は別ですが、普段の買い物では、決して焦ってはいけません。
そもそも、焦って買い物をしてしまう心理の背景には何があるのでしょうか?
多くの人は、自分の中で「この日までに買わなければ」と勝手に期限を設けているのではないでしょうか。
そして、その根底には、根拠のない「時間がない」という焦りの感覚が潜んでいるように感じます。
では、なぜ焦って買い物をするべきではないのか。
それは、焦りの気持ちが冷静な思考を鈍らせるからです。
冷静であれば買わないようなものを、衝動的に「えいや!」と買ってしまった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
私自身も、最近まさにそうした経験をしました。
あの時の私は、明らかに焦っていたのです。
買い物を焦ってすると、損をすることにつながる理由
Index
1.焦りは販売員に見透かされる
2.焦らない買い物のための心得
3.買い物は心理戦:冷静沈着が鍵

1.焦りは販売員に見透かされる
焦りの最大の落とし穴は、売り手の存在を忘れてしまうことです。
決して販売員が悪徳だと言いたいわけではありませんが、彼らには売り上げやノルマがあります。
そのため、焦っている客の心理を見抜けば、より高価な商品や、その店が売りたい商品を勧めようとする傾向が見られます。
買い手の都合は二の次で、店には店の都合が、販売員には販売員の都合があるのです。
あなたが焦って買い物をしようとしていると、ベテランの販売員であれば、あの手この手で購買を促してくる可能性は非常に高いでしょう。
決して騙しているわけではないのかもしれませんが、結果として販売員の言う通りに不要なものまで買ってしまい、後で「だまされた気分」になってしまうことは珍しくありません。

2.焦らない買い物のための心得
焦らずに賢く買い物をするために、以下の点を心に留めておきましょう。
a)勝手に期限を設けないこと。常に心に余裕を持つ。
自分を追い込むような「〇日までに買わなきゃ」という思い込みは捨てましょう。
買い物は、いつでもできるという気持ちで臨むことが大切です。
b)複数の店舗を回り、徹底的に調べる。
「これだ!」と思う商品が見つかっても、すぐに決めずに、他の店舗やオンラインショップで比較検討する時間を取りましょう。
情報収集は、賢い買い物の基本です。

c)複数の商品を一度に買おうとしないこと。
例えば100円ショップで大量に買い物をするのは問題ありません。
しかし、家電製品などの高価な品物を一度にまとめて買おうとすると、販売員は「この客は急いでいる」、「たくさんお金を持っている」と推測する可能性があります。
すると、彼らは言葉巧みにあなたを誘導し、最終的には販売員の主導で買い物をしてしまうことにつながりかねません。
また、同じ店で複数の買い物を焦って進めると、販売員がしつこく話しかけてきて、冷静な思考が妨げられることがあります。
その結果、「もういいや」と一時的にマインドコントロールされた状態になり、不要な機能が付いた高価な商品を買ってしまうこともあるでしょう。
爆買いが趣味なら構いませんが、そうでないなら注意が必要です。

3.買い物は心理戦:冷静沈着が鍵
買い物は、買い手と売り手の間で繰り広げられる心理戦だと捉えましょう。
もし、特定の店や販売員の接客がしつこい、あるいは不快だと感じたら、その店では買わないという選択肢を持つことです。
「お客様第一主義」とは何か。
私たち買い手も、その意味をよく考えて買い物をすることが大切です。
自分にとって理想的な店や接客スタイルを思い描き、それに合致する店を選ぶようにしましょう。
そのためには、焦った心理状態で買い物に行かないことが何よりも重要です。
冷静沈着を第一に考えましょう。

それから、もし家具や家電製品など、同系統の複数の高額商品を一度に購入する予定がある場合は、日を分けて購入するのも一つの手です。
あるいは、あえて商品ごとに店を変えて買うのも良いかもしれません。
もちろん、行きつけの店が気に入っていて、その店が良心的であれば問題ありませんが、そうでない場合は検討する価値があります。
まずは、焦らないこと。時間と心に余裕を持って、買い物を楽しみましょう。