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成功・達成の結果に縛られると、なぜ生きづらくなるのか?

私たちは人生において、何らかの「結果」を求め、それを達成しようとします。
昇進、起業、就職、発明など、その形は様々でしょう。
目標達成や向上心からくるこの欲求は、私たちを前向きにさせる原動力にもなります。

しかし、もしあなたが「結果」にばかり目を向け、それに縛られ続ける人生を送っているとしたら、少し立ち止まって考えてみる必要があるかもしれません。

成功の結果はさらなる成功を追い求め私たちを成功のループに縛る

Index
1.成功・達成は新たなスタート。そして終わりのないループへ
2.結果を追い求める中で失うもの
3.人生の結果とは人生の最期に何を思うかではないでしょうか

1.成功・達成は新たなスタート。そして終わりのないループへ

手に入れた結果は、そこで終わりではありません。
むしろ、そこからが新たなスタートです。

例えば、あなたが長年追い求めていた目標を達成したとします。
その喜びは束の間、すぐに「この結果を維持しなければ」、「さらに上を目指さなければ」という思いに駆られ、また次の結果を求める旅が始まります。

結果を出せば出すほど、周囲からの期待も高まり、あるいは自分自身でさらなる高い目標を設定してしまうこともあります。

それは、まるで終わりのないループに囚われてしまうかのようです。
このプレッシャーは、私たちに大きなストレスを与え、時に心身を疲弊させてしまうこともあります。

2.結果を追い求める中で失うもの

結果を出すこと、目標を達成することは、確かに生きるエネルギーやパワーになります。しかし、それだけにこだわりすぎると、知らず知らずのうちに大切なものを失ってしまうことがあります。

例えば、結果を出すことに没頭し、趣味や大切な人との時間を犠牲にしてはいませんか?
視野が狭まり、結果を出すことだけが人生の目的になってしまうと、たとえ望む結果を手に入れても、それを心から分かち合える相手がいない、という寂しい末路が待っているかもしれません。

一度結果を出せば、さらに高い結果を要求される、あるいは自分自身に課してしまう。

そして、もし次の結果が出せなかった時、自分を責めたり、周囲の期待に応えられなかったことに苦しんだりすることもあるでしょう。

社会的に成功を収めることは素晴らしいことですが、内面が満たされず、人生の悲哀を感じている人も少なくありません。

結果ばかり追い求めた結果、それが心の豊かさや、日々の小さな幸せに繋がっていないことに気づく、ということも珍しいことではないのです。

3.人生の結果は「最期の瞬間」に何を思うかではないでしょうか

結果を出すことや目標達成は、私たちの人生を豊かにする要素の一つです。
しかし、それがすべてではありません。

もしかしたら、多くの人にとって、「ほどほど」であることが、より幸せな人生に繋がるのではないでしょうか。

私たちの人生の締めくくりは、人生の最期に何を思うか、です。

人生を振り返った時、結果云々とはあまり縁がなかったけれど、楽しく、満ち足りた人生だったと思える。
たくさんの思い出に囲まれている。
多くの友人が見舞いに訪れてくれる。
そんな温かい最期を迎えられることほど、幸せなことはありません。

逆に、たとえ輝かしい結果を残し、大金を手に入れても、それ以外は何もない人生の最期を一人寂しく迎えるとしたら、それは決して豊かな人生とは言えないかもしれません。

成功や達成という「結果」に縛られ続ける人生を送ると、たとえその偉業を誇りとしても、同時に深海の孤独を味わい続けることになりかねません。

人生とは残酷なもので、認知症にでもなってしまったら、過去の偉業さえ忘れてしまう可能性だってあるのです。

私たちが命を燃やしている限り、人生の結果とは、通過点に過ぎません。
それは一時的な現象であり、望む結果であろうと、望まない結果であろうと、その先にはまだまだ多くのストーリーと可能性が広がっています。

もし、あなたが「人生の結果」について深く考えるのであれば、それはずっと先の、人生の最期の瞬間に取っておきませんか?

その時、あなたの心が良き思い出と温かい感情で満たされていますように。

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