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自分らしく生きる

心理オフィスの心理カウンセリングの最重要のテ-マは、「自分らしく生きる」です。

なぜ、自分らしく生きることを、心理カウンセリングの最重要のテーマとしたか、その理由は、

人は「自分らしく生きることが出来ない」からこそ、心理的な悩みを抱えて、苦しむと、心理カウンセラーとして認識しているからです。

考えてください。

自分が自分らしく生きることが出来れば、心理的な悩みのほとんどは存在しないかもしれません。

もちろん、私たちは社会に属して生きておりますので、社会(組織)等からの役割、期待、責任、また、親であれば子育てにおける、親であることの役割、期待、責任に応えるために、悩むこともあるでしょう。

そのため、自分らしく生きること等、考えても無意味と思われるかもしれませんが、それでも、フリーな社会活動等において、出来る限り、自分らしく生きることは、悩みの軽減にもつながり、自分が自分で在ることの喜びをもたらしてくれることではないかと、考えております。

では、「自分らしく生きる」ためには、具体的にどのような心構え、考え方が必要なのでしょうか。

以下、重要と思われることを3点書き示します。

自分らしく生きるために大切な3つのこと

Index
A:自己受容(自分を認める)
B:比較を手放す
C:価値観を変える

A:自己受容(自分を認める)

自分が自分を受け容れることです。

自分に対する自己否定を手放し、自分という存在に、存在して良いとOKを出すことです。

何かが出来るから自己存在に対するOKを出すのではなく、何も出来ない自分に対してもOKを出すことが重要です。

そして、何も出来ない自分と書かせて頂きましたが、何も出来ない人等は、この世に存在しないと私は考えています。

特別に何かが出来なくても良いのです。

自分が出来ることを書き出して、自分には出来ることが多々あるとご認識ください。

そして、その自分を否定せず、自分が自分を認め、受け入れることが、「自分らしく生きる」ためには大切です。

「でも、私の出来ることぐらい、誰でも出来ます」等と仰らずに。

B:比較を手放す

さて、私たちを苦しめる、追い込む、自己否定をもたらし、自己受容を阻む要因として、「比較」があげられます。

比較とは、自分と他者の様々な違いを認識するための行為であります。

なぜ、私たちは他者と自分を比較するのでしょうか?

それは、他者と自分の違いを認識して、自分を知る為です。

その為に、比較という行為は行われるのですが。

問題は、比較をした結果にこだわり続けることです。

この問題は、「自分はあの人より出来ていない」、「私は周囲の人と比べて出来ることが少ない」、「勉強が出来ない」、「容姿に問題がある」等、自分を否定する認知機能の強化につながっていきます。

自己否定は、自己受容の真逆であり、自分が自分を否定していたのでは、「自分らしく生きる」ことは出来ません。

常に比較の結果に悩み抜き、心も病んでしまいます。

比較における結果に悩み続け、心がモヤモヤ、悲観的になる等の心理状態に陥ったのであれば、早期にカウンセリングを受けることをお勧めいたします。

尚、比較行為が悪いわけではありません。

自分と他者の比較において、自分を知る。

比較とは自分を知るための重要な行為です。

しかし、問題は比較し続けた結果にこだわり過ぎることなのです。

また、比較の問題においては、自分が自分に課した理想の自分像と現状の自分との比較もあります。

高い理想像を自ら課し、その理想と自分を比較して、理想に到達していない自分を責めるのはやめましょう。

自己の目標設定は大切ですが、そこに到達していないため自分を責め続けては、心の問題へと発展します。

高い理想は低くしましょう。

そして、力が付いた時、また、その理想の自分像に向かって努力をすればいいのです。

C:価値観を変える

私たちは既存の様々な価値観に縛られて生きています。

その価値観とは、古き社会の価値観、社会進化の流れから生じた生き方、働き方の価値観、そして、自分自身がつくった、こうあるべき論の価値観等があります。

考えるべきことは、本当にその価値観に従うこと、価値観に縛られることが必要なことか否かです。

無意味で不必要な価値観にしばられても生き辛さを招くだけです。

価値観を変えることは、自分らしく生きるために大変重要なことです。

また、社会は常な進化しており、その進化速度は過去とは比較にならない早さがあります。

社会における価値観は、社会の進化とともに変化、この認識も大切にして、古い社会の価値観に縛られることなく、自分らしく社会を生きるための価値観を創ることも大切かもしれません。

但し、自分らしく生きる、価値観を変えると論じてきましたが、社会の規範、ルール、モラル、秩序、法に反して、何をしても良い、自分らしく生きて良いとは、一切書いておりませんので、この点、ご理解賜わりたくよろしくお願い申し上げます。

自分らしく生きるために価値観を変える大切さ

以下に縛られるに値しない価値観と、その価値観から自由になる為の考え方を列挙します。

価値観を変えることは、「自分らしく生きる」ことを実践するうえで、大変重要なことです。

Index
1.人間関係を考える
2.他者の価値観を認める批判しない大切さ
3.最善を尽くして生きている自分を認めること
4.夢・希望・欲に執着しない
5.他者の評価を過剰に気にしないこと
6.夢・希望・チャレンジ『やりたいことをやる』
7.どうしようもない時はどうしようもない(嵐が過ぎ去るのを待つ)
8.自分らしく生きるために

1.人間関係を考える

私たちは社会に属して生きており、社会は人で構成されています。

したがって、私たちが生きるにおいて、人間関係は常につきまといます。

さて、人間関係を構築、維持する際、そこに悩む方も多々おられることでしょう。

しかし、人付き合いに無理はしないことです。

過剰に人に合せたり、同調することは、自分を失うことにつながります。

自分は自分、人は人。

可能な範囲において、無理をせず人付き合をすることは、自分らしく生きるためには、重要なことであると認識いたします。

2.他者の価値観を認める批判しない大切さ

自分らしく生きるためには、自分が自分を認める自己受容が大切です。

そして、そのためには、自分を追い込む、自分が自分に課した、べき論、理想を弱める、書き換え、捨てることが重要になってきます。

これは、自分が自分に優しくなることを意味します。

そして、自分が自分を認めることにつながります。

さて、この社会には様々な方が生活して生きておられます。

自分が自分に厳しい価値観を手放すと、他者に対する寛容度が増し、許容性は広がるでしょう。

自分が自分らしく生きるためには、他者にも、その人がその人らしく、生きる権利があることを認めることが大切です。

これが意味することは、自分が自分を縛る、厳しい価値観を変え、自分にも他者にも寛容になるということです。

社会は人で溢れています。

いちいち過剰に反応していてはストレスが高まるだけです。

自分を許容することと同様、他者に対しても、可能な範囲で寛容性を高め、許容性を増し、社会生活におけるストレスを減らしましょう。

様々な人が存在して良いのです(但し、公序良俗の範囲内にて)。

3.最善を尽くして生きている自分を認めること

私たちは生きるうえで、なんらかの責任ある行動を要求されることが多々あります。

このことについては、最善を尽くして行動した自分を認めることが大切です。

ここで、他者との比較において、自分は出来ていないという自己否定の評価を下さないことです。

まずは最善を尽くして生きている自分を認めることです。

また、最善を尽くした結果が今回は芳しくなかったとしても、次回、また最善を尽くして、挽回すればいいのです。

そして、自分なりのペースで結果を出すこと。

私たちに出来ることは、「最善を尽くす」ことである。

この点を強く意識しましょう。

4.夢・希望・欲に執着しない

このような存在でありたい。

このような業績を残したい。

人が羨む結果を出したい。

夢、希望、欲は誰にでもあると思います。

また、夢、希望、欲は向上心の源であり、生きるエネルギーとなることもあります。

でも、夢、希望、欲に執着し続けないこと、考え過ぎないことも大切です。

努力は大切ですが、結果についても「こうあればいいなぁ」という程度に、気持ちを軽くして挑みましょう。

夢、希望、欲を必ず実現しなくてはならない等、「ねばならず主義」に支配されないようにしてください。

そうしなければ、出来ない自分を責め続け、自己否定を強化させてしまいます。

到底、自分らしく生きることは難しいのではないでしょうか。

5.他者の評価を過剰に気にしないこと

私たちは「自分がどう思われているか」?

これは、他者からの評価を過剰に気にしていることであり、他者からの自己に対する評価はコントロール出来ません。

もし、他者からの評価を得ようと頑張り過ぎると、自分を失うでしょう。

これでは、とても、自分らしく生きているとは言えません。

他者の評価以上に、「自分が好きなことする」、「自己の信念」等を大切に、自分らしく生きることは、満足な人生のためには大切なことではないでしょうか。

あまりにも、自分勝手過ぎる行いは、非社会的であり歓迎されることではありませんが、社会の常識内において、自分の人生を生きることは、後悔しない人生のためにも重要でしょう。

過剰に人の評価を気にしないことです。

他者に煩わされないことです。

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6.夢・希望・チャレンジ『やりたいことをやる』

自分を抑圧する必要はありません。

自分の掲げる夢、希望にチャレンジしてください。

人生は一度です。

そして、その、夢、希望にチャレンジするには、それに適した年齢があるかもしれません。

時は進むのみ、躊躇せずチャレンジしてください。

但し、自身の今の身の丈に合ったことにチャレンジすること、そして、結果については、最善を尽くした自分を認めることが最重要です。

チャレンジした結果、夢を果たせない、希望を叶えられない自分を責めないこと。

そして、常に可能性の扉は開かれていると、楽観的な感覚、考えも取り入れましょう。

肩の力を降ろして気楽な気持ちで楽しみましょう。

楽しんでチャレンジすることが、自分らしく生きることにつながります。

そして、人生は1度きりです。

チャレンジ出来る時に、チャレンジしましょう。

後悔しないために。

7.どうしようもない時はどうしようもない(嵐が過ぎ去るのを待つ)

私たちは、自分ではどうしよもない、望まない現実を突きつけられ、望まない状態に陥ってしまうこともあるでしょう。

倒産、解雇、病気等、様々ですが。

人生においては、自分ではどうしようもない、コントロール出来ない、状況、状態に遭遇することもあると思います。

このような時は現実を受け入れ、一旦は耐え忍ぶしかない時もあるでしょう。

今の自分は無力であり、どうしようもない。

その自分を受け入れることも、価値観を変えることです。

自分を責めず、現実を受け入れ、自分も受け入れること。

いずれ、また、前に進むことが出来ると信じて。

嵐はいずれ過ぎ去ります。

困難な時は耐え忍びましょう。

すべては、明日のために・・・。

そして、バワーアップした自分と出会うために。

8.自分らしく生きるために

自分らしく生きるために。

既存の価値観の変更の重要性について書いてきました。

比較を手放し、自分を受容すること。

大切です。

自己否定の罠に陥ることなく、素の自分で良いのです。

そして、自分を責めない為に、価値観を変えることも重要です。

心理オフィスステラでは、「自分らしく生きる」をテーマとしてカウンセリングを受け賜わっています。