カウンセラーからの『メッセ-ジ』自分を大切に・・・
「私、こんな悩みでカウンセリングに来て良かったのでしょうか?」
「私より悩んでいる人がたくさんいるのに…」
「私の悩みなんて、〜〜〜と比べたら小さいものですよね?」
カウンセリングをしていると、ご相談者様からこのような言葉を伺うことがあります。

カウンセラーの想い:自分に優しく自分を大切にしてください
1.あなた(人)の悩みに優劣はありません
人はそれぞれ、様々なことで悩みます。
そして、その悩みは人によって異なります。
「自分の悩みを解決できるのは、自分だけ」だからこそ、他の誰かの悩みと比べることに意味はありません。なぜなら、人それぞれ抱えている悩みや背負っているものは違うからです。
もし、他の人の悩みと比べて「自分の悩みなんて」と思ってしまうなら、それは自分を大切にしていない証拠です。
一時的に自分の悩みを低下させ安心感を得られたとしても、結果として自分の悩みを後回しにしてしまい、状況を悪化させてしまう可能性さえあります。
では、「自分を大切にする」とは、具体的にどういうことでしょうか?
それは、あなたが少しでも楽に、幸せに、そして安心感を持って日々を過ごせるように、あなた自身と向き合うことではないでしょうか。

2.心理カウンセリングはあなたの「自分を大切にする」をサポートします
もし、あなたの悩みが「心の問題、」「性格の問題」、「自分に対する自信の問題」など、心の奥底に関わることでしたら、心理カウンセリングはお役に立てると思います。
悩みや生きづらさからの回復、そして開放への有効な手段となるでしょう。
人は皆、それぞれに違うものを背負って生きています。
だからこそ、「心が辛い」と感じたら、カウンセリングを受けることも大切な選択肢の一つです。
心理カウンセラーは、あなたの問題解決に向けての「お手伝い」をします。
最終的に自分の問題に向き合い、解決できるのはあなた自身ですが、カウンセラーはその過程で、一人で抱え込んでいる悩みの解決に、きっと役立つことがあるはずです。
どのような悩みであっても、他の誰かと比較する必要はありません。
あなたはあなたなのですから。

3.心理カウンセラーは、もっと身近な存在です
「カウンセリングは敷居が高い」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、考えてみてください。
体が疲れたらマッサージを受けるのと同じように、心が疲れたらカウンセリングを受けても良いのではないでしょうか。
あなたが自分の言葉で悩みを話し、それをカウンセラーが真摯に受け止めるだけでも、心は軽くなるものです。
カウンセリングは、特別な何かをする場ではありません(私のカウンセリングでは)。
カウンセリングは、コミュニケーション、会話、対話で成り立っています。
決して敷居の高いものではありません。
自分のことを話すのは、少し緊張するかもしれません。
しかし、カウンセラーは常に真摯に、あなたのお話しに耳を傾けます。
そして、問題解決に役立つアドバイスや提案が必要な場合は、可能な限りさせていただきます。
悩みに取り組み、楽に生きること、幸せを目指して生きること。
それこそが、自分を大切にするということです。
どうか、自分を大切にしてください。
そして、自分に優しく。

補記
この記事は、2011年の東日本大震災時、多くのご相談者様が「私の悩みなんて、被災された方の苦しみに比べるとちっぽけなものです」と、ご自身の悩みを被災された方々と比較される姿を見て、執筆しました。
人は皆、様々な事情を抱えて生きています。
悩みを比較することに意味はありません。
自分の悩みの解決に専念し、そして自分に優しくあってほしいと願い、書かせていただきました。