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カウンセリングの対話がストップする、その隠れた理由とは?

心理カウンセリングは、相談者様とカウンセラーが1対1で言葉を交わし、抱えているお悩みの解決を目指すプロセスです。

しかし、時にこの対話がぎこちなくなったり、進まなくなったりすることがあります。
うなってしまうと、カウンセリング本来の力を発揮できません。

なぜ、心理カウンセリングがスムーズに進まず、停滞してしまうのでしょうか。
今回は、その原因について深掘りしていきます。

心理カウンセリングの対話が停滞してしまう様々な理由

Index
1.カウンセラーの「受容」や「共感」が不足している
2.カウンセラーが対話を広げる努力をしない・質問が少ない
3.カウンセラーからの助言やアドバイスがない
4.カウンセラーからの解釈が一方的すぎる
5.相談者とカウンセラーの相性が合わない

1.カウンセラーの「受容」や「共感」が不足している

カウンセリングにおいて、カウンセラーが相談者様の話を傾聴し、その感情を受け止め、共感する姿勢は非常に重要です。

もし、この「受容」や「共感」が不十分だと、相談者様は不快感を覚え、カウンセラーへの信頼を築くことができません。
結果として、安心して悩みを話すことをためらってしまったり、「このカウンセラーに話しても無駄だ」と心を閉ざしてしまったりする可能性があります。
こうなると、対話は完全にストップしてしまうでしょう。

2.カウンセラーが対話を広げる努力をしない・質問が少ない

心理カウンセリングの基本は受容と共感ですが、それだけに終始してしまうと、相談者様は一通り悩みを話し終えた後、次に何を話せば良いのか分からなくなり、カウンセリングが停滞してしまうことがあります。

この場合、カウンセラーは相談者様の話を受け止めつつ、適切な質問を投げかけ、悩みをさらに深く掘り下げ、問題の本質を掴む努力をしなければなりません。
カウンセラーがリードして対話を広げなければ、カウンセリングは進展しないのです。ただし、カウンセラーによっては質問を控える方針でカウンセリングを行う場合もあります。

3.カウンセラーからの助言やアドバイスがない

傾聴を基本とするカウンセリングですが、相談者様が一通り悩みを話された後、カウンセラーからのアドバイスや助言がないと、カウンセリングが行き詰まることがあります。

カウンセラーが悩みの根源を把握した後、どのように問題解決へと導くのか。
新しいテーマを提供し、カウンセリングをリードする形で助言やアドバイスがないと、話が先に進まないことが少なくありません。

4.カウンセラーからの解釈が一方的すぎる

カウンセラーが相談者様の悩みに対して、一方的な解釈や助言、アドバイスを押し付け続けると、対話は途絶えてしまいます。これは、相談者様が嫌悪感や不快感を抱き、興ざめしてしまうためです。

カウンセラーからの一方的な内容はカウンセリングを一方通行にし、対話は成立しません。
相談者様はカウンセラーに対して不信感やストレスを抱え、話す気持ちになれないでしょう。

カウンセラーからの解釈が一方的すぎる状態は、カウンセリングの基本である傾聴、受容、共感からかけ離れており、もはやカウンセリングとは言えません。さらには、相談者様を否定することにも繋がりかねない行為です。

5.相談者とカウンセラーの相性が合わない

これは、時に避けがたい問題かもしれません。
カウンセリングは傾聴、受容、共感を基本とするため、相性の問題は生じにくいと考えられがちですが、やはり相性は「感覚」の部分が大きく、この感覚や感性が合わないと、なぜか対話が広がらず、カウンセリングが停滞したまま終わってしまう可能性もあります。

カウンセラーとの相性の問題を避けるためには、カウンセリングを申し込む前に、カウンセラーのウェブサイトをよく読んだり、可能であれば少し電話で話してみたり、プロフィール写真を見たりすることで、そのカウンセラーの雰囲気や感性を事前に感じ取ることが有効です。

まとめ

カウンセリングが停滞する原因は様々ですが、その多くはカウンセラーと相談者様との間のコミュニケーションに起因します。

もし現在、カウンセリングを受けられていて、「何か違うな」と感じている方がいらっしゃいましたら、今回の記事がその原因を見つける一助となれば幸いです。

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