MENU

子どもへの「詮索」はなぜNG? 子どもが秘密を持つことの重要性

親の子供に対する秘密の詮索は子供の心を傷つけます

「うちの子は何を考えているんだろう?」、「最近、元気がないけれど、何かあったのかな?」。

親であれば、子どものことが気になり、すべてを知りたいと思うのは自然な感情です。
特に、思春期を迎える子どもたちは、親との距離を意識し始め、これまで見せていた姿とは異なる一面を見せることがあります。

しかし、親のその「知りたい」という気持ちが、子どもの心に深い傷をつけてしまうことがあるのをご存じでしょうか。

Index
1.親の詮索が、子どもの心を閉ざす原因に
2.子どもが「秘密」を持つことは、成長の証
3.仲間との「秘密」の共有が育むもの
4.親子の信頼関係を壊す「詮索行為」の危険性

1.親の詮索が、子どもの心を閉ざす原因に

子どもが話したがらない様子なのに、無理に話を聞き出そうとすることは、子どもにとって大きな不快感を与えます。
そして、せっかく子どもが話した内容を親が理解しないと、子どもは「話しても無駄だ」、「どうせ理解してもらえない」と感じ、心を閉ざす原因となってしまいます。

さらに、せっかく子どもが勇気を出して話してくれたことに対して、親が否定したり、冷やかしたり、あるいは「こうすべきだ」と自分の価値観を押し付けたりすることは、子どもの心を深く傷つけ、二度と話したくないと思わせてしまうかもしれません。

親からしてみれば良かれと思ってのアドバイスでも、子どもにとっては「ウザい」の一言で片付けられてしまうことも少なくないのです。

もし、どうしても子どもの話を聞きたい、と思うのであれば、穏やかに、そして決して強引にならないことが大切です。

そして何より、子どもが話してくれた時には、その内容の良し悪しを判断せず、まずは最後まで耳を傾けてあげましょう。
共感的に聞く姿勢が、子どもとの信頼関係を築く上で何よりも重要です。

2.子どもが「秘密」を持つことは、成長の証

「親に言えない秘密」を持つことは、子どもにとって決して珍しいことではありません。
(もちろん、いじめられているなど、子どもの安全に関わる重大な事実を隠している場合は、別の対応が必要です。)

子どもが親に秘密を持つ背景には、様々な心理が隠されています。

  • 「話したらどう思われるだろう?」
  • 「恥ずかしいことだから、知られたくない」
  • 「理解してもらえないかもしれない」

こうした感情は、子どもが親から精神的に自立し、自分自身の世界を築いていく上で自然に芽生えるものです。

3.仲間との「秘密」の共有が育むもの

親に言えない秘密を、同年代の友達と共有することは、子どもにとって非常に重要な経験です。

同じような悩みを抱える友達と分かち合い、共感し、時には一緒に解決策を探していく中で、子どもは共感力、問題解決能力、そして自己肯定感を育んでいきます。
これは、親離れ(自立)の観点から見ても、非常に健全な成長のプロセスと言えるでしょう。

親としては、少し寂しさを感じるかもしれませんが、子どもが秘密を持つことは、まさに成長のために必要なステップなのです。

そして、秘密にする必要がないことだと親が思っても、子どもは常に親の視線を意識しています。
「これを親が知ったらどう思うだろう?」という思いから、「秘密にしておこう」と判断するケースも多いのです。

大人である私たちも、他者の視線や思惑を考慮し、秘密にしておきたいことは多々ありますよね。

子どもだって同じなのです。
秘密を持つことは、自分自身の領域を確立し、独立した一人の人間として成長していくための大切な過程なのです。

4.親子の信頼関係を壊す「詮索行為」の危険性

子どもが秘密を持つことの重要性を理解せず、「子どものことをすべて知りたい」、「秘密を暴きたい」という気持ちから、子どもの部屋に勝手に入って物色したり、机の引き出しを開けたり、日記を読んだりするといった詮索行為は、絶対に避けなければなりません。

このような行為は、子どもに深い恥と屈辱を与え、親への信頼を完全に失わせてしまいます

一度失われた信頼を取り戻すことは、非常に困難です。
子どもは、自分のプライバシーを侵害されたと感じ、親に対して大きな不信感を抱くでしょう。

もちろん、お子さんに不穏な行動が見られる時や、命に関わるような危険が迫っていると判断される場合は、緊急性が高く、別の対応が必要となります。

しかし、それ以外の日常的な場面においては、子どものプライバシーを尊重し、信頼関係を損なわないよう細心の注意を払うことが、親としての重要な役割です。

子どもが安心して成長できる環境を提供するために、親ができることは、信頼し、見守り、そして子どもが助けを求めた時にいつでも耳を傾ける準備があること
それが、何よりも大切なことではないでしょうか。

関連記事
家族の悩み

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!