働く(雇用)ことへの不安

すべての人が働きたい、この意欲があるのかどうかは存じませんが。
多くの人は(主に現役世代)、自分なりに合った、仕事、活動で、経済力を獲得、維持したいと切に思われているのではないでしょうか?

今回は、雇用されて働くこと、経済、お金を得る、ことについて書きたいと思います。

私たちはお金の社会、資本主義の世界に生きています。
私の記憶では、2000年頃までは、日本人、皆中流意識。
所得の格差が、職種によっても、さほどなかったように記憶しています。

しかし、景気の変動、政権変動、派遣の解禁、非正規社員の増大等により、急激に所得格差が広がったと記憶しています。
今では、働いても、働いても、お金に困る現状、ワーキングプア。
シングルマザーの辛さ。
中高年男性が失業した場合の、再就職の難しさ。
介護離職。
等々。

働くことの難しさ、(働けない状況)辛さは、経済格差と共に、大きく広がっています。
これは社会の抱えている問題が背景にあり、決して、自己責任で片づけてしまうことの出来ない問題になっていると思います。

さて、雇用されて、働くことの不安。
働いても、働いても、経済利得は薄く、疲弊し続ける労働環境のなか、それでも、心身ともに消耗し続けて、限界一杯まで働かないと生活出来ない、この事実は確かです。

この労働環境においても、人は働かねばならない思い、そして働くこと、雇用されることへの不安を抱えて、一歩足が進まず悩まれている方も多々おられるでしょう。

1 仕事が自分に合っているかどうか 
2 会社体質が自分に合っているかどうか 
3 人間関係は築けるのか
4 自分自身、頑張る意欲は継続出来るか
5 自分自身の働き方改革

1 仕事が自分に合っているかどうか

仕事が自分に合っているかどうか、この判断指標は、自分の性格特徴と、仕事の内容が、大きな決定要因だと思います。
そして、自分が就いた仕事が、自分に合っているかどうかは、雇用された会社で働いてみないと、実際のところは分かりません。

そして、自分に合っているかどうかは、数年企業に勤めないと分からないかもしれません。
とくに若い方に対しては、企業は仕事の在り方を覚えて頂くため、雑務等から、覚えてほしいと教育をするかもしれません。(日本型の昔の企業の新人教育は、このような感じでした)。

そして、この時、「こんなつまらないこと、やりにきたのではない」と、性急な判断をしますと大変です。
今は教育を受けている、もう少し様子をみようと、判断されてもいいかもしれません。

また、そうではなく、それなりに経験のある方(転職)に対しては、即戦力として、責任の重い仕事を任せられるかもしれません。
これを、評価されている、やりがいと捉えるか。
または、重圧、プレッシャ-と捉えるかによっても、仕事が自分に合っているかどうか、悩みの分岐点となるかもしれません。

一番よくない例は、企業が採用募集時の情報、または、面接にての案内と、まったく別職種に就かせる場合です。
ブラック企業のようなものかもしれませんが、早々に退職しましょうとは言えません。
雇用関係に詳しい、誰かに相談してください。

それは、早々に退職された場合、次の企業を受けようと思った時、前回の退職理由を履歴書にどう記載するか、面接でどう説明するか、悩まれることになるからです。

2 会社体質が自分に合っているかどうか

会社体質は、企業風土(雰囲気)とも言えます。

例えば、会社体質が体育会系のノリの会社である。
また、賑やかで、おもしろいこと、冗談を言うのが、社内を明るくするには良いという基本風土。
さらには、仕事さえしていれば良く、コミュニケーションは上司からの一方通行、社員同士の思いやりもなく、いじめも横行。

会社、企業によっては、様々な体質、風土があります。
また、これは、会社、企業の体質、風土ではなく、ある支部、支店に限ったことかもしれません。

会社の体質、風土は、入社してみないと分からないように思います。
入社前と想っていた風土とは、まったく違うという経験をされた方もおられるでしょう。
また、ある支店から、転勤したとたん、まったく支店の体質、風土が違うと、戸惑った、経験をされた方もおられるでしょう。

私がカウンセリングで何回かお伺いしたテーマに、関西圏以外から、関西圏(特に大阪)に転勤してきたが、ノリについて行けないと、悩まれる方が数人おられました。

大阪はすべてをお笑いに変えて、ノリが一番という傾向があるのは事実です。
これは、会社、企業の風土以上に、大阪人の特徴のようなものです。

しかし、私も大阪生まれですが、ノリの良さが、なぜ大切なのか。
全く、感覚的には理解していません。
おそらく、私とは別感覚の人達なのだろうと理解しています。
それは、間違いではなく、性格特徴の違いが根底にあり、仕方のないことです。

入社してすぐに、会社、企業の風土が全く自分に合わないと思われ、継続して働くことは難しいと思われた場合、あまり早急な判断はされることなく、別の視点、感覚で、その会社の良いところはないか、その会社に属する人達の、個々の個性に注目して、良いところを探して、そこに心の安定を図ることも1つです。

しかし、人間関係の関係性が良くなく、いじめ、パワハラ、セクハラ等が横行している企業であり、自分がその害を被っている場合は、まずは、行政、もしくは、仕業の方に相談して、今後の対応を決めるのが一番かもしれません。
私個人は、そのような環境に耐える必要はないと考えますが、いやがらせ、いじめの類いで、退職まで追い込まれることは、排除された者、人権侵害と、私は捉えてしまいます。
相手を合法的に罰することか先決ではと、私の気性は考えてしまうのです。

しかし、我慢して勤め、うつ病にでもなったら、人生が狂います。
そのために、法的にどうなのか、人権問題、穏便な退職手続き等、この事に詳しい方に相談されることも、ひとつだと思います。

3 人間関係は築けるのか

人間関係、コミュニケーションの問題は、その企業に勤めておられる方々(会社の風土、雰囲気)の問題もあれば、自分自身の問題として、意思疎通が難しい、コミュニケーションに悩まれる問題、この2つに大別されるでしょう。

会社、企業の体質、風土、雰囲気の問題については、前述いたしました。

そして、自分自身に問題があると感じられ、コミュニケーション、協調性、相手の立場に立って考えること等が、分からない、もしくは、スキル上、未修得の場合は、1人で悩みを抱えず、誰かに相談するのも1つです。

この問題は放っておくと、心の悩み(うつ病)、居場所のない問題より、ひきこもり、社会との関係性を断ってしまうことより、孤独の問題へと発展してしまう可能性が高いので、注意が必要です。

心理カウンセラーに相談しましょうとは、声高に言いませんが、心理カウンセラーに相談してみるのも、1つかもしれません。

または、就職支援カウンセラー等に相談され、自分の性格特徴に合った、職種、業務を探すことも、大切かもしれません。

いろいろと自ら動き、相談、解決の道に踏み出す、勇気と努力も必要になってくるでしょう。

4 自分自身頑張る意欲は継続出来るのか

転職歴が多い方は、このことで悩まれるでしょう。
何回も転職をしてしまうと、また、続かないのではないかと不安感も強く、雇用されて働くことへの不安も大きいでしょう。

また、自分自身の仕事に対する継続力のなさより、自分自身も信頼出来ない、傷ついた心を抱えておられるのではないでしょうか。

この場合、仕事を辞めてしまう原因を考え、その点を修正、学習することも必要でしょう。
仕事を何回も変えて、やっと、自分に合った仕事に就いた、人の話を聞いたこともあります。しかし、転職し過ぎると、書類選考すら通らなくなるかもしれませ。

転職に筋(スキルアップ等の理由)、が通っていれば、堂々と語ることも出来るでしょうが、行き当たりばったりの転職が続いてしまうと、やはり、その方の信用力に関わるので、転職は要注意です。

転職、就職は人生の大きな分岐点、問題を1人で抱えていると、考え過ぎ、悩み過ぎ、そこすらストレスが高じることも多々あります。
「助けを求めること」も、大切だと思います。
誰に助けを求めるか、今までの文章をご参考にしてください。

5 自分自身の働き方改革

政府が言う、トップダウン型の、働き方改革は存じませんが、「働き方改革」、自分自身で、仕事へのチャンスを見つけ、経済力をつけ、お金を得る。

私は雇用されることが全てとは思っていません。
雇用されても、昔の日本とは違い、雇用され続ける保証がないからです。
しかし、自営業が良いとも、言い難い。

自営業においては、誰も守ってくれない感があります。

しかし、自分のアイディア1つ、ネットの有効活用、クラウドファンディング、個人における企業M&A(個人事業の企業を買い取り、引き継ぐ)、すきまビジネス、いろいろと、考えようによっては、チャレンジ出来る可能性も高いように思います。

しかし、無責任に雇用されるのが難しいのであれば、自営が一番等、書くことは出来ません。

でも、1つのチャンスと捉えて、チャレンジすることも1つです。

後悔しない人生のために、今しか出来ないことにチャレンジ、夢を実現するためにチャレンジ。

ご自身を取り巻く環境によっても違いますが、アイディア、やり方1つで、働き方を変えることは出来るかもしれません。
また、そのためには、人とのつながりも大切でしょう。
同じ、志を有する人達と一緒に旗を上げるか、また、誰からのふとしたアドバイスより、ある事業が閃くか等、人との関わりは欠かせません。

いずれにせよ、今の時代、自分が自分で考えて動く、真の、「自分自身の働き方改革」、実践出来るかもしれません。