心理カウンセラーの現実認識力を高める大切さについて
現実認識力を高める方法と大切について
Index
1.「本当にそうなのだろうか？」その問いが、あなたの世界を広げる
2.言葉の曖昧さを排除し、本質的な問題を見つめる
1.「本当にそうなのだろうか？」その問いが、あなたの世界を広げる
心理カウンセリングにおいて、私が大切にしていることの一つに「現実認識力」を高めるという視点があります。
これは、「本当にそうなのだろうか？」という問いを常に持ち、目の前の情報や出来事を深く掘り下げて考える力のことです。
例えば、テレビのニュースや専門家の意見を聞く時、私たちはつい、その内容をそのまま受け入れてしまいがちです。
しかし、そこで一度立ち止まり、「本当にそうなのか？」と疑問を投げかけてみてください。
自分の中で反論を試み、納得できない点を明確にする。
そうすることで、表面的な情報に惑わされず、その本質を見極める力が養われます。
もちろん、すべての情報に対して徹底的な検証を行うのは現実的ではありません。
ですが、「鵜呑みにしない」という意識を持つことが、情報の海に溺れず、あなた自身の確かな見解を形成する第一歩となるでしょう。
2.言葉の曖昧さを排除し、本質的な問題を見つめる
現実認識力を高める上で、もう一つ重要だと考えているのが、「言葉の曖昧性を排除する」ことです。
私たちは日頃から、当たり前のように使われている言葉や概念に囲まれて生きています。
中には、その言葉が持つ強い力によって、知らず知らずのうちに私たちの思考や行動の選択肢が制限されてしまっていることも少なくありません。
また、そうした曖昧な言葉を振りかざし、自身の優位性を保とうとする人もいます。
「これは当たり前だから」、「みんながそうしているから」。
そんな風に言われる言葉にも、一度立ち止まって考えてみてください。
その言葉の真意は何なのか？本当に正しいと言えるのだろうか？多くの人が受け入れているからといって、それが常にあなたにとっての真実であるとは限りません。
曖昧な言葉の裏には、往々にして見過ごされがちな現実の問題が隠されています。
心理カウンセリングの現場でも、漠然とした強い言葉や価値観に縛られ、生きづらさを感じている方がいらっしゃいます。
そのような場合、言葉の曖昧さを明確にすることで、視野が広がり、思考の自由を取り戻すきっかけとなることが多々あります。
根拠の薄い曖昧な言葉や価値観に流されるのではなく、あなた自身の頭で考え、あなたなりの価値観を築き、それに基づいて生きていくこと。
それが、より豊かな人生を送るための鍵となるはずです。
