スマホに熱中する親とサイレントベイビー

サイレントベイビーとは泣かない赤ちゃんのこと

昔、心理学書において、サイレントベイビーについて読んだことがあります。

サイレントベイビーとは、沈黙した赤ちゃん、すなわち、泣かない赤ちゃんのことです。
泣かない赤ちゃんと読まれ、皆さんはどのようなことを想像されましたでしょうか。

泣かない赤ちゃん、それは、強い赤ちゃんではないか、辛抱強い赤ちゃんではないか、このように感じられた方もおられるのではないでしょうか。

実は、サイレントベイビーとは、泣くことによって、親への要求(気持ちの表現)をすることを諦めた赤ちゃんのことなのです。

赤ちゃんは適切な言語を発するにはほど遠く、泣くことによって、お母さん(親)に自分の今の状態を伝え、適切に対応してもらいたいとメッセージを発します。

さて、この赤ちゃんが、親に対して「不快だよ」、「何かしてよ」と泣いて訴えているのに、その赤ちゃんの訴えを親が無視し続ければ、一体、何が起こるでしょうか?

心理学書に書いてあったことは、赤ちゃんが何かを泣いて訴え、要求しているのに、お母さん(親)が赤ちゃんの訴えを無視し続ければ、赤ちゃんは以降、お母さん(親)に要求しても無駄と悟り、一切、要求しなくなる、すなわち、泣かなくなる、サイレントベイビーになるとのことでした。

サイレントベイビー、泣かない赤ちゃんとは、親に絶望して、何も訴えかけない赤ちゃんという意なのです。

私は子育ての経験がないので、サイレントベイビーの真の存在については、分かりませんが、心理学の観点からは考えられる説です。

性格の形成においては、これから歩む人生の基盤は、人生早期、幼児期の影響が強いと言われています。

人生の早期にサイレントベイビーであった赤ちゃんは、その後、どのような性格を形成、また、人生を体験するのでしょうか。

もしかすると、サイレントベイビーの影響より、自分は親に相手にされなかった無価値観、自己感覚より、人に何も期待しない、要求しない、無表情な人、活気と精気のない表情の大人へと成長していくかもれません。

スマホに熱中する親とサイレントベイビー

スマホが登場、社会を席捲して、10年以上が経っています。
この間、私たちはスマホ(SNS)に影響され続け、価値観、考え方、行動パターン等、以前と変わった方も多いのではないでしょうか。

しかし、赤ちゃん、子供を育てるのは親の役割、仕事であることに変わりはありません。

その親が赤ちゃんの世話の最中に、都度スマホを見る、赤ちゃんが泣いて何か訴えているのに、スマホを見続ける、または、真剣に向き合わない、このような状態が続くと、その赤ちゃんは、この事態をどのように感じるでしょうか(考えるのではなく、どう感じるかです)。

スマホに熱中して子供の面倒を見ない親、または、中途半端に関わる、そして、愛を感じさせない。

幼児期このような体験をされた子供は、学校や社会において、人間関係をスムーズに築けるでしょうか?

サイレントベイビー。
親に期待しない、何も要求しない。

幼児期の体験は、その後の性格形成に大きく影響します。

サイレンシベイビーは、その幼児期の体験より、成長しても自分、周囲に何も期待しない、何も要求しない、自己無価値観、自己価値観の低下より、無表情で、何もやる気のない人となりかねません。

そして、人間関係を築く困難、社会適応の困難さを体験されるかもしれません。