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「産まない」は愛か? 未来への究極の選択

「子供は産まない方が良い時代かもしれない」

このタイトルを目にして、不快に感じたり、怒りを覚えたりする方もいらっしゃるかもしれません。

特に、お子さんを授かりたいと願っている方や、妊活をされている方にとっては、心ない言葉に聞こえるでしょう。そのお気持ちはよく分かります。

それでも、私は私の表現の自由と責任において、このテーマについて書き進めます。
ご了承ください。

人類滅亡の危機:子供に悲惨な体験をさせたいですか?

人類滅亡の危機と子孫を残すということ

私は、2050年が人類にとって「生き方と在り方」の大きな転換点になる可能性が高いと考えています。いわば2050年クライシスと呼ぶべき、大きな危機に私たちが直面するかもしれないのです。

現在、この危機を回避するためのさまざまな活動が行われています。SDGsもその一環ですね。
しかし、もしかしたら、もう手遅れかもしれない。

さて、少し気が重くなる方もおられると思いますが。
2050年を前に、どのような危機が私たちに降りかかろうとしているか、ご存知でしょうか?

a)気候変動の問題・地球温暖化

温暖化が進めば、私たちは過酷な環境を生き抜くために、さまざまな苦しみを経験するでしょう。
地域によっては、極端な暑さや寒さに耐え、大雨、台風の多発、干ばつ、猛暑、大規模な山火事(メガファイヤー)に見舞われるかもしれません。
海面上昇によって沿岸部の陸地が失われる可能性も高まっています。

b)シベリア等の永久凍土融解

地球温暖化の影響は、地表だけでなく地中にも及んでいます。
永久凍土の内部に封じ込められていたウイルスが拡散する恐れがあるのです。
中には、地球上のあらゆる種を絶滅に追いやるほどの猛威を振るう可能性のあるウイルス(モリウイルスなど)も存在すると言われています。

それ以外にも、メタンガスが噴出したりするかもしれません。

c)人口爆発

2050年には、地球の人口は現在の約75億人から100億人にも増えると言われています。
これにより、食糧危機や、水不足(デイゼロ)を招くでしょう。

d)異常なAIの進化

AIの進化は私たちの仕事を奪う可能性があります。
現在行われている仕事の半分以上はAIで代替可能と言われており、それが大規模な失業者を生み出すかもしれません。
働きたくても仕事がない時代を迎え、経済格差や所得格差がさらに広がる可能性があります。

また、自律型AI兵器の恐ろしさも感じています。
アゼルバイジャン対アルメニアのナゴルノ・カラバフ紛争では、自律型AI兵器を投入したアゼルバイジャンが勝利したと報じられました。
自律型AI兵器は良心を持たず、ただ人間にインプットされた命令を実行するだけです。
ダイナマイト、核に次ぐ、戦争兵器における三大発明の一つとも言われているほどです。

さらに、2045年に起こるかもしれないシンギュラリティをご存知でしょうか?
AIの性能が人間の脳を、ある特異点において追い越すと言われています。
もしそうなれば、AIは独自の意思や感情を持ち、人間の指示を無視して動き出すかもしれません。
ここに「新種」が誕生し、AIと人類が一戦を交える可能性も否定できません。
その結果は、推して知るべし、です。

e)戦争

核戦争の恐怖も、常に私たちの頭上にあります。

f)プラスチックの人体への影響

プラスチックが細かく砕けたマイクロプラスチックが、私たちの周囲に漂っています。
最近、人間の血管から初めてマイクロプラスチックが見つかったというニュースもありました。
近い将来、私たちはマイクロプラスチックが体内に入るのを防ぐため、コロナ禍のように常にマスクをつけて外出する必要があるかもしれません。

以上のことは、さまざまな分野の学者たちによってすでに警鐘が鳴らされています。
今回、これらの可能性から人類滅亡の危機について書きましたが、もちろん30年後も人類が存続している可能性はあります。

しかし、その社会のあり様は、今とは一変した、所得格差によって荒廃した社会かもしれません。
また、地球温暖化のため、人類をはじめ、さまざまな種にとって生存が困難な環境になっているかもしれないのです。

このような社会環境、地球環境に、自分たちの子孫を残したいですか?
今、生きている私たちが経験したことのない、残酷なつらさを日々、子どもたちに体験させたいですか?

この趣旨において、「子供は産まない方が良い時代かもしれない」というタイトルをつけました。

楽観主義・楽観論に根拠はない

さて、30年後には起こっているかもしれない、人類存続の危機のリスクについて書いてきました。

しかし、「くだらないことを書いている」、「人を不安にすることばかり書いて何が楽しいのか」など、不快に感じた方もいらっしゃるでしょう。そのお気持ちもよく分かっています。

私が書いた人類存続のリスクの数々は、NHKのテレビ番組(BSを含み、各国の放送局制作番組)から得た情報に基づいています。私の知る限り(ごくごく僅かですが)、私にとっての現実認識力が、今回の文章を書かせたのです。

しかし、「30年後には何も起こらない」、「今と変わらない、むしろテクノロジーが発展してもっと豊かな社会になっている」といった意見もあるでしょう。

ですが、その根拠はあるのでしょうか?
もしそれが楽観主義に基づく思いや楽観論であるならば、おそらく根拠は低いと言わざるを得ません。楽観論には根拠がないのです。ただ、「そうあってほしい」と願う、それが楽観主義です。

さらに、私たち人間には「自分たちの信じたいことを信じる」という脳の癖があります。
いわゆるバイアスがかかっているのです。

今、ヨーロッパやアメリカでは、若者を中心に気候変動に対する問題意識と運動が高まっています。
なぜ、若者を中心に気候変動の問題が盛り上がっているのか?

それは、自分たちがこれからも生き続ける地球の環境が変わってしまい、自分たちが生きることに適さない環境へと変化することを恐れているからです。
だからこそ、今、気候変動の問題に真剣に向き合い、変えなければならないと行動を起こしているのです。

現実に何が起こっているのか?
近未来において、何が問題なのか?
情報過多やフェイクニュースの問題もあり、真実を掴むのは難しいかもしれません。

まずは、今の現実を認識することから始めてみませんか?

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