呼吸と人生|呼吸の深さは人生の質に影響する

人は皆、呼吸をして生きています。
そして、呼吸には浅い呼吸と、深い呼吸があると言われています。

深い呼吸とは、ゆったり吸って、ゆったり吐く。リラックス状態でしょう。
最近、注目のマインドフルネス、昔からお馴染みの自律訓練法、ともに呼吸に重きを置いています。

さて、私の呼吸は浅い呼吸です。
肺活量は高いのですが、常に呼吸は少し浅いようです。
自分でも深く息を吸えていないことを自覚しています。

だったら、それなりにマインドフルネスでも、瞑想でも、日常に取り入れれば良いのですが、私の脳は、考えることを嗜好し、呼吸に集中、ぼんやりすることが苦手なのです。

呼吸が浅いとどうなるか、書くまでもありませんが、イライラ、緊張、不安等に深く関係します。
呼吸が浅いとリラックス状態に移行しないのです。

呼吸と生きる力の経験

Index
1.催眠療法を受けて呼吸が深くなった経験
2.呼吸の深さを意識してリラックス状態を大切に人生の質が変わります

1.催眠療法を受けて呼吸が深くなった経験

さて、私が自分の呼吸が浅くて最も困ったのは、35歳時ぐらいの頃。
人と話しをするとき、声が小さく、声を出しにくいことが多々ありました。

私たちは話しをする時、息を吐きながら話すと思いますが、呼吸が浅いと、吸う息も浅く、吐く息も浅くなり、浅い息を吐きながら話すと、声が小さくなり(出しにくく)、人と話すことに苦痛を感じることがありました。

実際、相手からも聞き返される。

また、緊張感も高く、このような状態を改善したいと思い、35歳時、催眠療法を受けることにしたのです。
「緊張しやすいので改善したい」と、治療をお願いしました。

さて、催眠療法の治療が終わって、帰る途中、不思議な体験をしました。

それは、以前より、息を深く吸えている自分がいることを認識したのです。
さらに不思議なことに、呼吸の改善は心にも影響を及ぼし、「何か出来る」という、万能感のようなものを、を感じたことも記憶しています。

冒頭に私の呼吸は浅いと書きましたが、あの当時の呼吸よりは、深くなっています。

2.呼吸の深さを意識してリラックス状態を大切に人生の質が変わります

さて、最近は、呼吸の大切さを再認識。
自己流ですがリラクゼ-ション音楽を聞きながら、意識を音に向け、思考をとめるようにこころがけ、深呼吸、深く息を吸い、吐くように練習しています。

そして、呼吸の浅い、深いは、人生の質にも影響するように思います。

呼吸が浅いとイライラしてしまい、このイライラは焦りにつながり、客観的な判断能力にも影響します。
また、ちょっとしたことでも、怒りを感じることもあり、自分で自分の気分を勝手に損ねてしまいます。

脳が的確な判断することを維持するためにも、気分良く日常を過ごすためにも、呼吸は大切なのです。
また、呼吸はリラックス状態にも影響するので、免疫力を上げることにも関係しているでしょう。

呼吸は意識して深くすることが可能と思います。
呼吸が浅いと思われている方は、意識的に呼吸を深くする時間を、短時間でも取り入れてみてはいかがでしょうか。

何か人生変わるかもしれませんよ。