仕事を糧にして生きる(定年引退後の問題)

仕事を中心として、日々、生活をしてきた人。
雇用、自営等関係なく。

仕事を人生、生きる糧にして、日々、エネルギッシュに活動されている方は、多々おられることと思います。

仕事にやりがいを見出し、夢を求め、力の限り前進しようとする高い志し。
仕事が人生の中心、仕事こそ人生と思われ、日々、奮闘。

しかし、時の経過とは残酷なもの。
やがて、仕事からリタイヤ、引退する時期を多々の人は迎えます。

定年引退後は新しい価値観、人間関係のもと人生を楽しむ大切さ

雇用されていれば定年。
自営であっても、止むを得ない事情等。
様々な事情から、仕事から半ば強制的に引き離されることもあるでしょう。

その時、多くの人は、自分の人生の核 芯であった仕事を失い、生きる意味も同時に失い、深い喪失感を抱いてしまうのではないでしょうか。

これから、どう生きていったらいいのか、分からない。
戸惑い、混乱、否定、悲嘆、様々な気持ちが交差します。

この事態に対応するためには、新しい価値観、楽しみを見つけ、人生を再創造する必要があるでしょう。

過去の頑張り、想いにこだわっても、時間は前に進むのみ。
前に踏み出す努力、勇気を待たないと、時の歩みに置いていかれてしまいます。

しかし、今まで仕事で培ってきた能力、スキルは、必ず、どこかで活かされると思います。
それが、また、新しい喜びを生み出し、自分の生きる意味を見出し、そこに生きる糧を見出すこともあるでしょう。

また、今まであまり振り向かなかった、家族との関係、ありがたさを改めて認識、家族孝行に励げむ。
これも、新しい価値観が生まれ、新しい、人生の糧となります。

そして、何よりも、一番気をつけないといけないことは、孤独にならないこと。
身近な人との心の絆を深めること。
それは、家族、地域の方だと思います。

また、信頼出来る誰かとの相談出来る体制を作っておくこと。
(友人でもいいのですが、その誰かとは、行政関係の方、福祉関係の方も大切です)。

人とのつながりから、また、人とのつながりが生まれ、そこに自分の居場所や、自分の過去の経験、スキルを活かせる場を持てることもあり、また、新しい楽しみが生まれることもあります。

仕事を糧としていきてきた、でも、仕事を失う、定年、引退、仕事から引き離されることは、何らかの事情により、多くの人が辛い経験をすることです。

その後の人生、いかに有意義に楽しく過ごすか、1人で抱え込むと、悲観的な結論を出してしまう可能性が高いので、やはり、誰かに相談、新しい道、人生を開くために、手伝って頂ける人、分かち合える人と出会うことが、まずは、一番重要なことではないかと考えます。

そして、過去の経験は必ず、何らかの形にて、今後にも活かせます。
または、別の楽しみ、価値観を見つけ、楽しんで生きることも可能です。