仕事依存かも

過剰に自己の評価を仕事の成果で認められたい、自己の価値を仕事で実感したい、そのために積極的に長時間働く、職場に居ることを選ぶ等、仕事依存(中毒)の可能性がある方がおられます。

ここで書く、長時間の仕事を行うことについては、企業からの指示による場合は除きます。
あくまでも、自主的な長時間労働です。
また、残業代欲しさも除きます。

では、次に私の思う、仕事依存になる人の傾向を書きたいと思います。

仕事依存になる人の傾向と心理について

index
1.仕事で認められたい
2.職場に貢献したい
3.他にすることがない
4.家に帰りたくない

1.仕事で認められたい

私たちには他者より、自分を認めて欲しい、評価されたいと思う傾向があります。

そして仕事において、過剰に人に認められたい、評価されたい、そして、昇格したい、また、昇格して他者を支配する気持ちを実現するために、仕事に没頭しているとしたら、仕事以外における、自己の存在を感じることが少なくなってている状態でしょう。

もちろん、日本人は勤勉で、仕事、職場における評価を求める気質が強い民族であることは、理解していますが、仕事以外の行動において、自分を表現したり、リラックス、楽しむこと、休むことも大切でしょう。

仕事の成果で認められることだけに力を入れ過ぎると、人生のライフバランスが悪いのです。

また、仕事の達成のみに自己価値を求め過ぎると、常に仕事優先となり、職場内他者とのライバル意識も強くなり、社内ではいつも戦闘モード、緊張を感じ続けます。

また、仕事優先で家族を省みない為、家族との摩擦が生じるかもしれません。

そして、あまりにも、仕事優先、それは人間関係、友人関係にも影響するのではないでしょうか。
友人等との付き合う時間を確保しないと、関係性も疎遠になるでしょう。

私たちの人生は仕事だけではありません。
(収入を得ること、向上心は大切ですが・・・)。

2.職場に貢献したい

会社の業績に貢献したい一心から、長時間、休日も働き、体調を壊してしまうことがあります。
これは、職場に貢献したい=他者の期待を満たしたいのでしょうか。

自分を顧みることなく、仕事ばかりしていますと、体調や心の負担を見落としてしまいます。
気がつけば、重度のうつ病になっているかもしれません。

なぜ、そこまで職場に貢献したいのか・・・。
大切なのは自分の健康です。
健康を損なうと、職場に貢献することも出来ません。

うつ病、その他の病気から退職に追い込まれること等ないよう、自分を見て感じ、管理してください。

また、自分1人ですべてを抱え込むことなく、常に上司と相談、部下に仕事を任せることも必要でしょう。

3.他にすることがない

家に帰ってもすることがない。
何もすることがない、他に興味がないので、仕事以外、やることがない場合もあるでしょう。

周りを見てください。
人生、仕事以外様々なことがあり、また、チャレンジ可能です。
それに、仕事以外興味がなく、他にすることがないとなると、定年退職後、いかに時間をつかわれますか?

余暇を楽しむ、趣味を楽しむ、人間関係を楽しむ等。
楽しむことに主眼を置いてください。

4.家に帰りたくない

家族との不和から、家に帰りたくない。
家は苦痛だ。
会社に居る方がまだいい。会社こそ、自分の居場所だ。

家族との不和から家に帰りたくない気持ちが強く、遅くまで仕事をしたり、また、すべき仕事がない時は、飲み屋で時間をつぶす。

一度、家族、とくにパートナーと話し合ってください。

家に帰ると、妻が怒っていてどうしようもない、手のつけようがない、改善など出来ないと仰られるかもしれませんが・・・。

本当のところは、奥様はさびしく、自分の存在を無視された感じをもたれ、その結果、遅く帰ってくるパートナーに、悲しみより、怒りが生じているのかもしれません。

仕事依存まとめ

どのような依存でも同様ですが、何か自分の心の穴を、淋しさ等を依存の対象によって、埋め合わせたい。

仕事依存の方は、仕事を無理、懸命にすることにより、仕事に依存して、自分自身を維持、もしくは、自分と向き合わないことを選択されているように思われます。

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