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人生を開く「意味ある偶然」の力:シンクロニシティ

「これからどんな人生を歩みたいのか?」
「どんな仕事が自分に合っているのか?」
「夢を実現するには何をすればいいのか?」といった、
人生の岐路における意思決定は、多くの人が抱える悩みでしょう。

私は、人生を拓き、夢を実現するためには、シンクロニシティ(意味ある偶然)によるチャンスが不可欠だと考えています。

シンクロニシティは、まるで偶然を装っているかのように必然的に私たちのもとに訪れ、進むべき道へと導いてくれるのです。

これは私自身の経験から確信しています。
14年3ヶ月の会社員生活を経て心理カウンセラーに転身する際、数々のシンクロニシティを体験し、まるで導かれるように今の場所にたどり着きました。

シンクロニシティは、まさに人生を拓き、夢を実現するための「奇跡のキーワード」と言えるでしょう。しかし、もし本来進むべき道とは異なる方向へ進んでいる場合、シンクロニシティのチャンスが訪れにくいのもまた事実です。

では、どうすれば今後の人生の方向性を見つけ、シンクロニシティのチャンスを掴むことができるのでしょうか。

人生の方向性を見つける3つの方法

人生の方向性を考えるためには、次の3つの方法があります。

1.過去の人生経験からヒントを得る

時間は過去から未来へと流れており、過去の経験は偶然を装った必然によってもたらされていることが多々あります。

一過性の経験だけでなく、親子関係における長年の生きづらさなど、継続的な経験も含まれます。

そこには、つらかったこと、嬉しかったこと、感動したこと、頑張ったこと、人との出会いなど、心に残るあらゆる経験が含まれます。

これらの経験から何を学び、何を得たのかを深く掘り下げてみましょう。
そして、その学びや得たものを肯定的な力、つまりパワーとして、今後の人生に活かすことができないかを考えます。

過去の経験の中には、未来を生きるためのヒントや力が隠されています。

私たちに影響を与えた多くの過去の出来事や経験は必然であり、そこには必ず意味があります。
その意味を発見し、それを具体化するために行動するのです。

2.シンクロニシティの経験を振り返る

過去に体験した偶然の出来事、特にシンクロニシティの連鎖から、人生の方向性を考えることができます。

例えば、野球選手を目指すべきか悩んでいる青年が、ふと数年前に自分に必要なバッティング理論の古本に出会ったり、1ヶ月前に偶然有名な野球選手と話す機会を得たり、占い師にスポーツ選手としての可能性を予言してもらったりといったように、人生の方向性を示すシンクロニシティの連鎖がすでに起こっていないか振り返ってみましょう。

シンクロニシティの連鎖が起こっていることは、その方向に進みなさいという天からのメッセージである可能性が高いのです。

3.まずは行動し、様々なことに挑戦してみる

過去を振り返っても今後の方向性が分からない、シンクロニシティの連鎖の経験もない、といった方もおられるかもしれません。

このような場合は、何でも良いので、少しでも興味があると感じたことに行動し、挑戦してみることが大切です。

動することで気の流れも変わり、様々な経験ができるでしょう。
その中で、人生の方向性を感じ取れるかもしれません。
頭で考えすぎるよりも、まずは動いてみましょう。

夢の実現に向けて

進むべき人生の方向性を決定した後、夢を実現するためには何をすれば良いのでしょうか。

夢を実現するためには何が必要か、必要なリソース(資源)は何かなどを具体的に検討し、今後の行動スケジュールなど現実的な視点を持つことが重要です。
同時に、夢が叶った瞬間を鮮明にイメージしてみましょう。

そして、行動するのです。行動することで、夢を語り合い、良き仲間や縁ある人との出会いが生まれます。私たちは一人では何もできません。良き仲間や縁ある人との出会いもまた、シンクロニシティなのです。

シンクロニシティについて補記

シンクロニシティが起こりやすい時期や、いわゆる「運気」「運勢」のようなものがあるようです。
これは人によって異なるでしょう。

簡単に言えば、追い風が吹く時期もあれば、風が吹かない時期、向かい風の時期もあるということです。これは私自身が経験し、納得していることです。(2016年8月)