宴会・パーティーで「盛り上がれない」悩み | 無理をしない大切さ
宴会で盛り上がれなくても大丈夫。あなたはあなたの個性を大切に。
カウンセリングをしていると、「宴会や飲み会、パーティーでうまく盛り上がれない」、「ワイワイ騒ぐのが苦手」というお悩みをよく耳にします。
周囲の熱気に合わせて自分も楽しまなければと焦ったり、周りとの温度差に疎外感を覚えたりすることもあるかもしれません。
この悩みに対する私の答えは、シンプルです。
「あなたは、あなたで、いいのです」。
無理に盛り上がる必要なんて、本当はないのではないでしょうか。
でも、もしかしたら、「盛り上がれないことに悩んでいるのに?」と思われるかもしれませんね。

Index
1.自分を大切に。「あなたは、あなたで、いい」
2.盛り上がっている人の中にも、無理をしている人はいる?
3.無理をしてまで、宴会やパーティーに参加する必要はある?
1.自分を大切に。「あなたは、あなたで、いい」
実は、心理カウンセラーである私自身も、宴会やパーティーで盛り上がったり、騒いだりするのが苦手です。
正直なところ、今は騒ぎたいとも思いません。
あの賑やかさ(失礼を承知で言えば、時には「バカ騒ぎ」と感じることも)が、私にとってはあまり面白くないのです。
宴会で盛り上がれないことに悩んでいる方は、どちらかというと自分の感性を大切にする、エネルギーが少し内側に向かう「内向的なタイプ」の方が多いと感じます。
一方で、盛り上がれる方は、エネルギーが外に向かう「外向的なタイプ」なのでしょう。

この違いは何でしょうか?
それは、人としての感性やタイプが違う、ただそれだけのことです。
どちらが優れていて、どちらが劣っているというものではありません。
ただ、宴会やパーティーの場では、盛り上がるタイプの人が多く、盛り上がれないタイプの人が少ない傾向がある。
それだけのことなのです。つまり、宴会で盛り上がれない、少し突飛な会話についていけない、騒ぐのが苦手なあなたは「少数派」である、ということ。
少数派であるからといって、自分を責める必要は全くありません。
あなたは、あなた自身を大切にすればいいのです。
無理をして多数派に合わせようと苦しむ必要はありません。
「あなたは、あなたで、いいのです」。
考えてみてください。少し内向的で静かな人が、無理にワイワイ騒いで盛り上がることができるでしょうか?

私には難しいと思います。
その場にいる盛り上がっている人たちとは感性がはっきりと異なり、心からの共感も難しいでしょう。
タイプが違うからこそ、無理があるのです。
宴会やパーティーでは、一時的に「苦痛の時間」を過ごすことになるかもしれませんが、それは「やり過ごす」しかない、と割り切ることも大切です。

2.盛り上がっている人の中にも、無理をしている人はいる?
では、騒いで盛り上がっている人たちが、本当に心から楽しんでいるのか、考えてみたことはありますか?
例えば、若者のコンパを想像してみてください。
彼らが盛り上がること、騒ぐことを通じて、仲間外れになることを恐れているだけ、ということはないでしょうか。
本当に心からの意思疎通ができて、その場の一体感を楽しんでいるのか、疑問に思うこともあります。
職場の飲み会や宴会も同じです。
お酒を飲んで騒ぐことで、本当に強固な信頼関係が生まれるでしょうか?
それは、その場限りの盛り上がりに過ぎないのではないでしょうか。

職場での信頼関係は、やはり日中の仕事への姿勢や、真摯な業務への取り組みによって築かれるものです。
日々の仕事ぶりが、人間関係の質を決定すると私は思います。
飲み会は、あくまで「余興」に過ぎません。
飲んで騒ぐのが苦手な人は、2時間ほど適度にその場をやり過ごせば十分です。
周りに適度に気を配り、お酒を注ぐなどして、適当に時間を過ごしましょう。
もちろん、普通に話せる人がいれば、会話を楽しんでください。
飲み会で騒がなかったからといって、普段の仕事への姿勢から築いてきた信頼関係や人間関係が崩れることはありません。
「あなたは、あなたで、いいのです」。

3.無理をしてまで、宴会やパーティーに参加する必要はある?
最後に、これは私の個人的な見解ですが、「無理をしてまで、宴会やパーティーに参加する必要はあるのだろうか?」と問いかけてみたいと思います。
もし会社組織での開催であれば、欠席が難しい場面もあるでしょう。
この場合は、多少の我慢をして参加する必要があるかもしれません。
しかし、人との出会いを求めて参加するパーティーや、友人の誘いによる飲み会などであれば、どうでしょう?
「無理に盛り上がろうと演じても、結局は盛り上がれない」、「演じることはできても、ただ疲れるだけ」。
結果として、あまり得るものはないように感じます。

もしあなたが新しい出会いを求めているのなら、無理をしてまで苦手な場で奮闘するよりも、自分に合った方法で、心地よくいられる出会いの場を探すことも大切ではないでしょうか。
あなたは、あなた自身のペースで、あなたの個性を大切にしながら、人生を楽しんでいくことができます。
無理をして自分を偽る必要は、どこにもないのです。