配慮心と譲る心|譲らない譲れない人の心理

譲る行為は周囲への配慮心が大切

公共の場において、周囲の人を見ていると、なぜ、この人は目の前の人に、譲らないのだろう。
なぜ、公共の場において、スマホに集中して、目の前の人に配慮をした行動が取れないのであろか。
等。

譲るという行為に対して、不思議を感じることがよくあります。

さて、私たちが目の前の人に譲るという行為を発揮するためには、何が必要なのでしょうか。

それは、周囲に対して目を向ける、目を配る。
何か問題はないか気づくこと。
相手に対する配慮心を働かし、相手の立場になって、今の自分の立ち位置、行いを瞬時に振り返ること。
そして、自分の立ち位置、行動を変えること。

これらが、譲るという、行いにつながるのではないでしょうか。

本音で書くと、昔はもっと譲る行為を、社会全体において、多々見てきたように思います。
しかし、現在は少なくなってきているように感じます。

何が譲るという行為を減らしているのでしょうか?

今回の譲らない、譲れない心理においては、自分勝手な自己中心性の心理は省きます。

譲らない・譲れない心理の様々

Index
1.自分に集中し過ぎる・他者に対して無関心
2.急いでいる・疲れている(心の余裕がない)
3.譲るという感性と感覚が低い・地域風土の問題

1.自分に集中し過ぎる

譲るという行為のために大切なことは、周囲に目を向けることです。
周囲に目を向けて行動をしていると、周囲の状況が目に入り、自然と困っている人、自分が相手に対して譲った方が良い人等、気づきます。

したがって、周囲に目を向けることが出来ないと、譲るという行為は現れないのです。

公共の場においてスマホをみながらの活動等、自分に集中し過ぎると、譲ることの前提である、周囲を見ることが出来ず、気づくこともなく、結果として譲るという行為は生じません。

自分に集中し過ぎると、他者、周囲に対して無関心となってしまうのです。

自分に集中することに問題はないのですが、自分に集中し過ぎた行動を取っていると、他者との軋轢が生じることもあるので注意が必要です。

スマホに集中して歩き、白状杖の方にぶつかる。

2.急いでいる・疲れている(心の余裕がない)

普段は思いやりの気持ち、周囲を見る、気づき等から譲る行為を取られても、事情によっては、譲らない、譲れない状況に陥ってしまうこともあります。

それは、急いでいる、疲れている、心の余裕がない状態の時です。

急いでいる、疲れている時は、自分事、自分に意識が集中してしまい、周囲を見る余裕もありません。
周囲を見たとしても、眼中に入らず、気づく余裕もなく、結果として、譲らない、譲れない状態となってしまうのです。

周囲見る、気づく、配慮心の発揮より自身を振り返り、相手に対して配慮ある行動をするという、譲るための一連の行動が取れないのです。

急いでいる、疲れている、悩んでいる等、自分自身の心に余裕がない時、自分のことで精一杯となり、譲らない、譲れない状況へ陥ってしまうのです。

3.譲るという感性と感覚が低い・地域風土の問題

譲らない、譲れない人達。

これらは、譲るという感性、感覚の低さの問題として、地域の風土の問題もあげられます。

地域によっては、「自分が自分が」、「我先に」、「自分が良ければそれで良い」という感性、感覚をお持ちの方が多々おられる地域もあります。

これらは、譲らない地域社会風土を蔓延させます。

また、これらの譲らない、譲れない感性、感覚の風土において、「他者は押しのけてでも」という、行動に行きつく場合もあります。

品行方正を大切にしている人には我慢出来ないでしょう。

常に周囲に対して配慮心を持ち、譲ることに意識を向けなければならないとは主張しませんが、現代社会の在り様なのか、自分の事に過集中、それに伴う、他者無関心の風潮には疑問を感じます。

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