「なぜかパートナーと距離を置きたがる」恋愛で抱える4つの心理
恋愛中の「距離感」に悩んでいませんか?
「もっと親密になりたいのに、相手が壁を作っている気がする」。
「恋人と一緒にいても、どこか一人でいたいと感じてしまう」。
恋愛は、人生で最も心躍る時間の一つです。
互いに深く愛し合い、いつまでも一緒にいたいと願うのが自然な感情でしょう。
しかし、中にはまるで親密になることを恐れるかのように、心理的、物理的な距離を置きたがる人がいます。
一見すると矛盾しているように思えるこの行動の裏には、どのような心の動きが隠されているのでしょうか。
今回は、パートナーと距離を置きたがる4つの心理について掘り下げていきます。
パートナーと距離を置きたがる4つの心理

1.「失恋」の痛みを予期し、親密になることを恐れている
恋愛が深まれば深まるほど、別れの痛手も大きくなります。
過去に心を引き裂かれるような失恋を経験した人は、再びその苦痛を味わうことを無意識に避けようとします。
親密になり過ぎると、失った時のショックが大きくなる。
この恐れが、パートナーとの間に心理的な壁を作ってしまうのです。
しかし、この行動は皮肉にも、関係が深まらないことで、「やはり自分は愛されない」という予期していた結果を自ら引き寄せてしまうことにもつながります。

2.「自分は愛される価値がない」という思い込み
幼い頃、親から十分に愛情を受けられなかったり、自分を否定される経験が多かったりすると、「どうせ自分は愛されない人間だ」という思い込みが生まれることがあります。
この思い込みは、恋愛においても「いつか必ず捨てられる」という不安となり、パートナーがどれだけ愛情を注いでくれても、それを素直に受け取ることができません。
結果として、捨てられる前に自分から距離を置こうとしたり、パートナーに愛されていることを証明させようとする行動に出たりすることがあります。

3.束縛されたくない「自由」への強い欲求
自分の時間や趣味、友人関係を何よりも大切にしたいと考える人もいます。
恋愛が深まるにつれて、パートナーと過ごす時間が増えることは、このタイプの人にとって「自由が奪われる」という感覚に繋がりかねません。
パートナーと一緒にいる時間を「義務」や「束縛」と捉えてしまうため、無意識に一人で過ごす時間を確保しようとします。
これは、相手から見ると「私とは一緒にいたくないのかな」と誤解され、すれ違いの原因となります。

4.恋愛への「飽きっぽさ」や浮気性
熱しやすく冷めやすい気質や、一つのことに集中し続けることが苦手な人もいます。
このようなタイプは、恋愛初期の熱狂的な時期が過ぎると、パートナーへの興味が薄れ、他のことに目が行きがちです。
これは、必ずしも相手を嫌いになったわけではなく、恋愛感情を継続させること自体が難しいという、その人の気質によるものです。
その結果、パートナーに対して無関心に見えたり、物理的な距離を置いたりする行動となり、結果として関係の破綻を招くことがあります。

5.健全な関係を築くために
パートナーと距離を置きたがる心理の背景には、過去の経験や性格、価値観など、さまざまな要因が絡み合っています。
しかし、これらの心理が原因で健全な関係を築けないのであれば、立ち止まって考えることが大切です。
自分の心と向き合う
過去の経験が今の恋愛にどう影響しているのか、自分の心を深く見つめ直すことが第一歩です。
「失恋を恐れている」、「愛される価値がないと思っている」など、自分の心理を正直に認めることから始めましょう。
パートナーとの対話を大切にする
自分の気持ちを正直にパートナーに伝え、なぜ距離を置きたくなるのかを説明することで、誤解を解き、お互いをより深く理解できます。

専門家に相談をする
一人で解決するのが難しい場合は、カウンセラーなどの専門家の力を借りることも有効です。
専門家は、あなたの心の奥にある根本的な問題を見つけ、解決へと導くサポートをしてくれます。
恋愛は、誰かと心を通わせ、成長するための大切な機会です。
恐れや不安を手放し、健全な関係を築くことで、あなたの人生はより豊かなものになるでしょう。