人間関係性心理・行動におけるトラブル、悩み

私は人間関係の問題とは私達の人生において発達過程における未解決の問題が何らかの形で出てきているのだと思っています。 その多くは生まれてから育った家庭環境、親との問題、または幼少期から成人期において解決していない問題ではないでしょうか

※それ以外にも、対人関係スキルの未学習、対人不安、共感能力の欠如、人格障害の問題などがあります。
ここでは、トラブルを引き起こす原因を2つあげてみたいと思います。

  1. 他者に期待をしすぎること
  2. 自分のフィルタ−を通してものごと見ること

他者に期待しすぎること

私達はどうしても自分の中に満たされない思いがあると、他者からそれらを満たしてもらおうとする傾向があります。 しかし、それは危険です。なぜなら、他者に期待をするということは、他者に自分が望んでいる反応を期待するということだからです。 人は皆自分自身を持っており、自分の考え、感情、好きに行動する権利を持っています。 したがって他者に期待をして自分の望む反応を得ようとすることは、他者の考え、感情、好きに行動する権利を無視して、自分が他者を操ろうとすることにつながるのです。

[ 例 ]
親からあまり認められずに育った人は、人に親切にし感謝の言葉をもらうことで、自己価値を確認しているかもしれません。したがってこの人は、人に対して親切の押し付けを行い、相手が感謝をしないと怒るでしょう。相手から見ると望みもしない親切を押しけられ、大変迷惑です。そして、無理に合わせて感謝の言葉を言わされては、しっくりしといかないでしょう。

相手にとってみれば自分が縛られ窮屈で無視されているように感じるかもしれません。場合によっては攻撃されていると感じ、怒りで反撃をしてくるかもしれません。

私達は他者に自分の期待を満たしてもらおうと動いた時に、すでにその相手と権力闘争をはじめているのです。
自分が優位に立ち期待を満たしてもらえるか、または、相手が怒りで持って反撃をするかです。
そして、期待をしている側は期待を満たしてもらえないと悲しみを感じ怒りに転ずるのです。
とくにこれは、恋愛関係では顕著です。
「この人がいてくれたら私は幸せになれる」過剰なパ−トナ−に対する期待。これは幻想です。

確かにパ−トナ−は大切です。そして、人を愛することも大切です。しかし、パ−トナ−が自分の幸せを満たすということは、自分を不幸せにするのもパ−トナ−しだいということになります。これは、パ−トナ−に自分がに幸せになる選択権を渡してしまいパ−トナ−に振り回されることになるかもしれません。 また、パ−トナ−に何かを期待した時、私達は凄まじい権力闘争をしている可能性があります。 「私の期待を満たしてくれないと、あなたの期待を私は満たしてあげない」 または、「この人さえいてくれれば」と自分を無視して相手の期待に過剰に合わしていると依存症になります。

では、大切なことは何でしょうか。
それは、自分が自分でいられることです。自分の必要は自分で満たすこと。言い換えると、自分の幸せは自分で満たすこと。 もう少し言うと、自分は自分でいいんだ、と実感することです。これが出来て他者と接すると、自分の満たされていないものを満たしてもらおうとはならず、権力闘争や依存症にならずにすむと思います。

自分のフィルタ−を通してものごとを見ること

私達は皆自分というものを持っています。これは、言い換えると私達は皆自分の考え、知覚、感じ方(これらをフィルタ−と呼ぶ)を持っているということです。 そして、問題となるのは他者を見るときに、これらのフィルタ−を通して相手を判断し、自分にとって好ましいか好ましくないかなどのレッテルを貼ることです。

本当にあなたの判断が正しいかどうかは分かりません。 そして、この判断フィルタ−はあなたの中の人生における未解決の問題が作り出したものかもしれません。 その多くは自分を防衛するため、人を批判して自分が優位に立つためのものかもしれません。 または、人を優れたものとして、自分はダメと自己卑下をするためのものかもしれもせん。 そうすると主観的でまったく根拠のない判断をしていることになります。 偏見かもしれません。
→あなたが勝手に自分勝手なレッテルを相手に貼り、自分から距離をとっているだけかもしれません。相手は何ともあなたのことを思っていないのに。

他者を見て嫌な気持ちを感じた時は、それはあなたのフィルタ−を通した主観的判断の問題か、それとも本当に相手の問題なのかをよく自分の心に問いかけてください。 そして、前者であるのならばあなたのフィルタ−の錆びを落とし、明瞭、明晰にしましょう。

以上、2つあげましたが人間関係がうまく機能しない理由は多々あるでしょう。 冒頭にも書きましたが原因の多くは私達の人生における、未解決の問題であると私は思っています。 期待が満たされない思いはおそらく子供の頃から持っていたでしょうし、フィルタ−についても子供の頃から形成され続けたものです。こういう問題でカウンセリングを受けると、自分の過去を振り返ることにつながり、悲しい思いをするかもしれませんが、今後の豊かな人生のためには必要なことだと思います。

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