勘当 親の身勝手な絶縁宣言 後悔しないために

勘当とは何か

新明解国語辞典によると
親・師・主などが目下の者の失敗や悪事をとがめ、その罰として今までの関係が全く無いものとして扱うこと。

これを親子の勘当について言葉を変換すると、親が子供の失敗や悪事をとがめ、その罰として今までの関係が全く無いものとして扱うこと。

さらに踏み込で書くと
親が子供の失敗や悪事、親の期待に沿わないことをとがめ、その罰として絶縁すること。
親子間の勘当とは、このような意味だと考えます。

今回のテーマ、「勘当 親の身勝手な絶縁宣言 後悔しないために」におきましては、親子間の勘当を、「子供が親の期待にそわない為、絶縁すること」と、定義させて頂きます。

親が子供に何らかの期待をし、親の理想を押し付けようとするのは、親の自由ですが、子供には子供の人生があります。

例えば、大学卒業を控えた子供が、親に対して、「今後は芸能人を目指したい」と意思表示をした場合、その時、親の心中はどのようなものでしょうか。

・そのようなフワフワとした人生目標では生活が出来ないのではないか
・芸能人として成功することがどれだけ難しいのか分かっているのか
・今まで大学まで学費を出したのに、それを無駄にする気か
・今まで育てた苦労は何だったのだ
等々。

多くの親は理解出来ない、将来が心配。
そして、子供に対する裏切られたような怒りを感じられるのではないでしょうか。

「そうか、お前の人生だ、一回の人生、悔いのないようなチャレンジしてこい、出来る限りの応援もするぞ」。
と、寛大な言葉を発する親は少ないでしょう。

さて、ここでもっとも危険な親の発言。

「勘当」
「絶縁」
「二度と俺(親)の前に姿を見せるな」
「出て行け」

親の絶縁宣言、勘当です。
自分の期待を満たさないどころか、裏切った子供に対して、絶縁という罰を与えたのです。

では、勘当、絶縁宣言を受けた子供の心理、行動はいかがなものでしょうか。

親から勘当 絶縁宣言を受けた後の子供の心理 行動について

1 自分の夢を諦め 親に従う
2 いったんは親の望む人生を歩みつつも 芸能人としての技術も磨く
3 芸能人を目指して家を出る そして、成功後親と和解しようとする
4 親への憤りを感じながら 自分の人生を貫き通す 成功後親とは絶縁

1 自分の夢を諦め 親に従う

親子関係は大切であり、その関係を破綻させてまで、自分の夢には固執しない。
育ててくれた親の恩に報いろうと改心します。

2 いったんは親の望む人生を歩みつつも 芸能人としての技術も磨く

親子関係は大切と考えます。
しかし、自分の夢も大切。
夢を諦めたくはない、チャレンジしたい。

無理に一気に夢を叶えようとするのではなく、まずは、親の望む人生を歩みながらも、休日等は、何らかの形で芸能活動をしよう。
今はユーチューブもある。

そして、芸能人として芽が出てきた、芸能人として活躍出来ると感じた時、親に自分の芸能人としての実績と、これからを、親と話し合う。

3 芸能人を目指して家を出る そして、成功後親と和解しようとする

自分の夢を諦めきれない。
家を出て、芸能人としての成功を目指そう。

その後、芸能人として成功した自分であれば、親も認めてくれ、勘当も解かれるであろう。

4 親への憤りを感じながら 自分の人生を貫き通す 成功後親とは絶縁

何だ、この親は、我が子が自分の人生を生きることを否定するのか。
自分の人生は自分で決める。
芸能人として成功してやる。

そして、成功した際は、親を見下し、こちらから絶縁してやる。
もう、二度と会わないと決意して、自分の人生を貫こうとする。

さて、自分の今後の夢を親に語り、親に勘当、絶縁宣言を受けた子供の心理、行動を、4パターン書いてきました。
私はどのパターンが良いか、悪いか、判断する気はありません。

親としては、大学卒まで育てた苦労もあり、子供に対して、安定した人生を望むことも理解出来ます。
しかし、子供には、子供の人生があり、その決定権を行使出来るのは、本人のみです。

高い学費を出し、大学まで行かせた子供が、親の苦労も知らず、芸能人になりたいと夢を語ることに、腹立たしさや、怒りの気持ちがわくことは、心理カウンセラーである私も理解出来ます。

しかし、親と子供は別々の個を持つ、人間であり、親が子供の歩む人生を邪魔する権利はないと考えます。
また、子供の夢を応援するか否かは、親の選択権であり、子供が夢を語り、賛成出来ないのであれば、反対の意は示す。ここまででしょう。

そして、子供は自分の人生を自己の選択権に基づき決定。
その選択責任は負わなければならないでしょう。
夢破れた後、自分の人生についての責任は選択責任として、生涯背負う責任となるかもしれません。

勘当とは絶縁であり、もし、「勘当」という言葉を使うのであれば、この言葉の重みをしっかり理解して使ってください。
逆上して「勘当」と叫んだ後、子供に「勘当」されたとならないように注意が必要です。

私が書けることは
親、子、双方、冷静に
一時の感情に振り回されて後悔しないように。