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「自己主張」と「自分勝手」は全く違います

日々の社会生活の中で、自分の気持ちや意見を抑え込んでしまう方は少なくありません。
そうした方々が「自己主張」や「自分の考えを実行すること」を考えたとき、ふと「それは、自分勝手なのではないか…」という不安にかられることがあるようです。

しかし、ご安心ください。「自己主張」と「自分勝手」は、似て非なるものなのです。

「自分勝手」と「自己主張」の明確な違い

Index
1.自分勝手とは何か?
2.自己主張の大切さ
3.自己主張と協調性のバランス

1.自分勝手とは何か?

まず、自分勝手について考えてみましょう。
自分勝手とは、常に自分の都合だけを優先し、周りにどのような影響を与えようと気にせず、自分の好きなように振る舞う人のことを指します。

つまり、自分勝手な人というのは、他者に対する配慮が欠けているのです。
他者の気持ちや状況を顧みず、「自分が良ければそれでいい」というスタンスで行動することが、まさに「自分勝手」と言えるでしょう。

2.自己主張の大切さ

一方で、自分を抑えがちな方は、対人関係においても、自分の意見を控えめにしたり、集団の中で自分の思い通りに振る舞うことを避けてきたかもしれません。

これは、他者への配慮が非常に高いがゆえの行動です。
その配慮の背景には、「嫌われたらどうしよう」、「波風を立てたくない」といった不安があることも少なくありません。

しかし、もしあなたが常に人に合わせてばかりで、主張もせず、思ったように行動できていないのだとしたら、たまには自分の意見を主張し、行動してみても良いのではないでしょうか?

それほどまでに、あなたはこれまで常に自分を抑え、協調性を大切にしてこられたのですから。これは決して「自分勝手」ではありません。

自己主張とは、自分の正当な権利に基づいて、自分の意見や感情を、他者の権利を侵害することなく、適切に表現することです。

確かに、自己主張を行うと、他者の主張と意見がぶつかることもあるでしょう。
しかし、それはそれで良いのです。
その他者もまた、自身の権利に基づき主張をしているのであり、あなたもまた、あなたの権利に基づいて自己主張を行うことができます。

大切なのは、他者を攻撃したり、誹謗中傷したりせず、相手の存在や感情を尊重した上で、適切な自己主張を行うことです。

また、意見を表明すべき場で自己主張することは、自分の主張責任を果たしたことにもなります。
普段から他者への配慮を忘れずに行動されているあなたであれば、自己主張をすることに何の問題もありません。

3.自己主張と協調性のバランス

私たちは、自己主張と協調性のバランスを意識することが大切です。
常に自分を抑えつけてばかりでは、ストレスが溜まり、自分らしさを見失ってしまうこともあります。
反対に、自分勝手な振る舞いは、周囲との関係を悪化させ、孤立を招くことにもなりかねません。

自己主張は、あなたが健全な人間関係を築き、自分らしく生きるために必要なスキルです。
ぜひ、「自己主張」と「自分勝手」は全く異なるものであるとご認識いただき、適切な自己表現を試みてみてください。

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