心理 心理学 カウンセラーの考え– category –
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人は言葉により縛られ、言葉により解放される
言葉の呪縛は言葉によって解き放たれる Index1.私たちは言葉に縛られる2.長年の言葉の「呪縛」が及ぼす影響3.呪縛からの解放:言葉と行動の合力 1.私たちは言葉に縛られる 私たちは日々の生活の中で、様々な言葉に影響を受けています。その言葉は、まるで... -
不確実感とこだわり:その根源は「不安」にある
「不確実感」とは、自分が行った行為に対して「これで本当に大丈夫か?」という確信が持てず、OKの感覚を抱けない状態を指します。 例えば、何かを数え終えて次の作業に移ろうとした時、数えた個数が本当に合っているのか疑問が生じ、気持ち悪さや「もし間... -
「あなたのためを思って」という言葉の裏側:本当にあなたのことを思っていますか?
「あなたのためを思って」。この言葉、あなたは誰かに使ったことがありますか? あるいは、言われたことがありますか? この言葉は、軽々しく、頻繁に使うべきではないと私は考えます。なぜなら、この言葉を言われた相手は、それ以上、言葉を続けることが... -
目立つこと、その多様な心理の様々
目立つ人・目立ちたがり屋の心理と目的の様々 私たちは皆、それぞれの個性を持った存在です。人前で輝く人もいれば、控えめに周りを支える人、あるいはその存在すら感じさせないほど静かな人もいます。そして、「目立つ」という行為一つをとっても、その背... -
私の理想:心静かに穏やかに暮らしたい
理想:私が心静かに穏やかに暮らすためには 私の理想の、心の状態です。 理想だけあって、なかなか、この状態になることは難しい。 心静かに穏やかに、言葉をかえると、心が平和で幸せな状態。この状態になろうと思うのであれば、自分の幸せだけを願い、追... -
幸せを感じにくいあなたへ:追い求めるのではなく、今ここにある幸せを大切に
「今の自分が幸せかどうか?」 この問いに、あなたはどのような気持ちを抱くでしょうか。幸せの基準や感じ方は人それぞれです。「こうなれば幸せ」という思いも、お金、結婚、家族、キャリア、健康など、多岐にわたるでしょう。 もちろん、幸せを感じる基... -
自分の「正しさ」にこだわる心理:その背景と影響
私たちは誰もが、自分なりの「正しさ」を胸に抱き、それを人生の指針として日々を過ごしています。それは決して悪いことではありません。しかし、問題となるのは、その「正しさ」へのこだわりが行き過ぎてしまうことです。 では、なぜ人は自分の「正しさ」... -
「愛着の問題」?子どもとぬいぐるみの密やかな関係
ぬいぐるみへの愛着は心の表れ。その心理と文化による見方の違い 私自身、小学6年生になるまで、6匹のくまのぬいぐるみを大切にしていました。決して「ごっこ遊び」をするわけではなかったのですが、寝るときは決まって、ベッドの両側に3匹ずつ縦に並べ、... -
社会現象:見過ごされる「異常の正常化」と私たち自身の感覚の麻痺
異常な状態が「当たり前」になる時、私たちの社会に何が起きるのか 私たちは日々、様々な社会や集団に属して生きています。学校、職場、地域コミュニティ、そしてインターネット上のグループなど、人はそれぞれの事情や状況、時には強制によって、そうした... -
社会的ひきこもりのご相談を承らない理由~私の専門領域について
社会的ひきこもり。この言葉が指し示す状態は、当事者やご家族にとって計り知れない苦痛を伴います。しかし、私は現在、社会的ひきこもりに関するご相談を承っておりません。その理由について、正直にお話しさせてください。 心理的ひきこもり経験者ですが... -
心理カウンセラーの現実認識力を高める大切さについて
現実認識力を高める方法と大切について Index1.「本当にそうなのだろうか?」その問いが、あなたの世界を広げる2.言葉の曖昧さを排除し、本質的な問題を見つめる 1.「本当にそうなのだろうか?」その問いが、あなたの世界を広げる 心理カウンセリングにお... -
心理学を学ぶ意義とリスク:その学びを深く考える
「心理学」という言葉に、あなたはどんなイメージを抱きますか?「心を深く知る学問」と漠然とした興味を持つ方もいれば、「自分自身を変えたい」という切実な思いから学ぶ方もいるでしょう。しかし、その学びには意義と同時に、知っておくべきリスクも存... -
真の自由は存在しない
私たちは日々の生活の中で、「もっと自由に生きたい」と感じることがあります。しかし、本当に「何をしても自由」な世界は存在するのでしょうか?もしそうではないのなら、私たちはどのように「自由」と向き合っていけば良いのでしょうか。 自由とは何か:... -
事実と真実|事実は1つ、真実は人の数だけある
事実は1つ(真実は事実に対する各々の解釈) 事実と真実、混在されがちな2つの言葉ですが、明確な違いがあります。 まず、事実。起こった事、出来事、そのものを示します。したがって、誰が見ても、事実は(起こったことは)不変であり、訂正出来ないも... -
「子育て経験がないと成長しない」は本当か?:人の成長と多様な経験
「子育ての経験がない人は成長しないのでしょうか?」 あるいは、「子育ての経験は人を成長させるのでしょうか?」 さらに踏み込んで、「父母になることは、人としての成長をもたらすのでしょうか?」 これらの問いは、多くの方が一度は考えたことのあるテ... -
強引な「キャラ変」は自分を滅ぼすこともある?
近年、「キャラ変」という言葉をよく耳にします。これは、心理学的に見れば、自分の本来の性格特徴を、無理やり別の性格特徴に置き換えて社会生活を送ろうとすること、と言えるでしょう。 さて、なぜ人は自分の「キャラ」を変えようと考えるのでしょうか。... -
無理をして「明るい人」を演じていませんか? その心理と心のサイン
周囲から「明るい人」、「ムードメーカー」と言われることは、一見すると素晴らしいことのように思えますよね。場を和ませ、人を笑顔にできる人は、確かに周りから慕われ、羨望の眼差しを向けられることも少なくありません。 しかし、もしその「明るさ」が... -
人生の「失敗」は、新たな成功を目指す「再出発」の時
人生の「失敗」とは、成功を目指す再出発のこと 「成功」という言葉には、時に強烈なプレッシャーや、輝かしいイメージが伴います。しかし、そもそも「成功」とは一体何なのでしょうか? 何を基準として成功と呼び、誰がそれを評価するのでしょうか? 私が...