ワンナイトラブによる他者からの承認と自己承認

ワンナイトラブによる自己承認とは

先日、テレヒ放映において、1人の女性が取材に応じていました。

女性はマッチングアプリ等で知り合った男性と、ワンナイトラブを楽しむことを繰り返しています。

なぜ、ワンナイトラブを繰り返すのかと尋ねられたところ

「自己の承認を満たす」(このような言葉を使っていたと思います)。

解釈すると、自分が異性から必要とされていると感じることで、自分が自分に対する承認欲を満たしているのです。

しかし、これは、認識がずれています。

異性が求めているのは彼女ではなく、性欲の吐き口としての対象である女性です。

人間性における彼女の存在はどうでもいいのです。

また、特段、彼女である必要はなく、ワンナイトラブを楽しめる女性であれば、誰でもよいのです。

おそらく、取材に応じた女性も、そのことは承知しているとは思いますが、それでも、見知らぬ異性から、承認を得たいのです。

他者承認と自己承認

自己承認が出来ていない人は、他者から承認により、他者から必要とされることにより、自分が自分を承認する、自己承認の心理が生じます。

言葉を換えると、他者から求められて、自分が承認出来るのです。
他者から求められている価値のある私。

それが、一夜限りの、ワンナイトラブであったとしても・・・。

そして、今後もSNS、マッチングアプリ等の活用による、ワンナイトラブをやめることは出来ないそうです。

やめられない理由としては

習慣化された行為も考えられますが。

それ以上に、他者から必要とされている、他者承認に伴う気持ちの高揚、さらに、自分が承認されていることを、実感したいのでしょう。

彼女から、ワンナイトラブを奪ってしまうことは、自己承認の機会を奪ってしまうことにつながるのです。

しかし、一夜限りの性による関係性が、本当に自分を満たしてくれるのでしょうか?

満たしてくれることはないでしょう。

常に毎夜、自分を必要としている男性と出会い、男性の性欲のはけ口としての要望を満たし、自分が他者からの承認を得たと、自分が自分を承認することにより、虚しさの欠落を補っているのです。

このことに、気づいてもやめられない。

依存症の域でしょうか?

ワンナイトラブによる自己承認が良い、悪いの、判断はしません。

でも、自分を大切に出来ていない行為であることは確かです。

他の健全な方法で自分を満たす、自己承認を得ることを考えられた方が良いと考えます。

それから、もう1つ重要なこと。

ワンナイトラブにおいて、見知らぬ異性と体を重ねるということは、相手の負、邪の部分を受け入れることにつながります。

どのような人かも分からないのに、簡単に体を合わす、交わすリスクも考えましょう。

精神、スピリチュアル、保健衛生上の観点から考えもよくないのです。

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