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心理カウンセリングの真価:悩みに寄り添い、具体的な「解決策」を共に探る

悩みを聞くだけのカウンセリングで問題解決は出来るのだろうか

Index
1.悩みに「寄り添う」だけでなく「行動」を促すカウンセラーの役割
2.「聞くだけ」では限界がある心理カウンセリング
3.「誰のため」のカウンセリングなのか? カウンセラーの責任

1.悩みに「寄り添う」だけでなく「行動」を促すカウンセラーの役割

「心理カウンセリング」と聞いて、あなたはどのようなイメージを抱きますか?「ただ話を聞いてくれるだけ」と思っていませんか?

しかし、相談者がカウンセリングに求めるものは、単に話を聞いてもらうことだけではありません。
多くの場合、「行動の変容」つまり具体的な変化を求めていらっしゃいます。

例えば、対人不安で人を避けていた方が、安心して人と話せるようになること。
何事にも消極的だった方が、自分で考え、決断し、責任を持って行動できるようになること。

私たちは、ある特定の状況下で同じ行動や態度のパターンを繰り返し、その結果として生きづらさを感じることが多々あります。
そのパターンを変えたいと願い、カウンセリングの扉を叩く方は非常に多いのです。

2.「聞くだけ」では限界がある心理カウンセリング

もし、心理カウンセラーが相談者の話をただ傾聴しているだけでは、その方が抱える生きづらさの根源である行動や態度のパターンを変えるサポートはできません。

もちろん、起きた出来事の整理や、現在の心の整理、喪失体験などを話している段階では、カウンセラーが積極的に話したりアドバイスしたりする必要はないでしょう。
そうした場合は、ただじっくりと耳を傾けることが何よりも重要です。

しかし、相談の内容が、生きづらさをもたらす行動や態度の変容を目的としている場合は、話を聞くだけでは不十分です。
カウンセラーからのアドバイス、助言、そして具体的な提案も必要となります。
時には、カウンセラー側から積極的に働きかけることも求められます。

なぜなら、特定の状況で同じ行動パターンを取り続ける背景には、その行動を選択している「考え方」が存在するからです。

相談者の生きづらさにつながる考え方に対しては、カウンセラーから「より生きやすい考え方」を提案することも必要です。また、生きづらさをもたらす行動に対しては、「より良い行動モデル」を具体的に示すこともあります。

そのため、私にとって、心理カウンセラーが終始黙って話を聞いているだけ、というのは理解しがたいことなのです。

3.「誰のため」のカウンセリングなのか? カウンセラーの責任

残念ながら、「カウンセラーは相談者に話さない、アドバイスをしないものだ」と思い込んでいるカウンセラーが多いのも事実です。
そして、その考え方を指導する大手カウンセラー養成機関も存在します。

しかし、一般的な経済感覚で考えてみてください。
相談者は、現状よりも生きやすく、より良い状態になりたいと願い、時間とお金を費やしてカウンセリングに来られるのです。

その目的を達成するためには、当然、カウンセラーからの積極的なアプローチも必要となるでしょう。

ただ話を聞くだけで高額な料金をいただくことは、サービスを受ける側からすれば不満が残ります。
「話を聞くだけ」のカウンセラーは、実質的にサービスの提供をしていない、仕事をしていない、と言われても仕方ないかもしれません。

もちろん、カウンセリングに対する考え方は様々です。
しかし、最も重要なのは、「誰のために、何のためにカウンセリングは存在するのか」ということです。そして、「料金をいただく」ということの意味を深く考える必要があります。

私は、カウンセリング中に積極的に話すこともあり、また、相談者の課題解決に向けて具体的なアドバイスや助言、提案を行うべきだと考えています。

そして、その信念を持って日々カウンセリングを行っています。

あなたの悩みに真摯に向き合い、具体的な解決の糸口を共に探す。
それが、私の考える心理カウンセラーの役割です。

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