夫婦喧嘩がもたらす 子供の心への影響

子供にとっては夫婦喧嘩とは恐ろしいものです。
自分よりも力の強い大人2人が、大声を出して言い争い等をするのを目のあたりにします。
しかも、言い争う2人は、大好きな父親と母親です。

子供が夫婦喧嘩より受ける、怖さ、恐怖、不安、ダメージは相当なものでしょう。

では、夫婦喧嘩が子供の心に与える影響、問題について、みていきます。

Index
1 安全な場の喪失
2 自分さえいなければという感覚を抱く
3 道化師を演じる 無理に明るく振る舞う
4 コミュニケーションの希薄 相談出来る人がいない
5 居場所の問題

1 安全な場の喪失

家庭とは子供にとって安全で安心な場である必要があります。
なぜなら、家庭内の安全、安心な環境が子供の心の安定につながるからです。

しかし、夫婦喧嘩が絶えない家庭では、両親の罵声、怒号が飛び交い、また、物が飛んで来ては破壊される等、子供の心は安定を欠き、常に恐怖と不安を感じています。

それに、喧嘩の絶えない夫婦は、喧嘩をしていなくても冷戦状態にあり、その結果、子供の心は常に不安定であり、また、いつ喧嘩がはじまるかと、常に怯えた状態になります。

成人しても不安感が強く、ちょっとした物音にもストレスを抱えてしまうことがあります。

2 自分さえいなければという感覚を抱く

子供とは自己中心的に物事捉えます。夫婦喧嘩も自分が原因で喧嘩をしているのではと、自分さえいなければ家庭は円満ではないか等考えてしまう時があります。

また、両親が子供の前で子育て、進路等について喧嘩をしている時は、自分のことで争っていることは確実であり、なおさら子供は自分さえ・・・。
といった感覚を持ってしまい。

「自分さえいなければ」、この感覚は成人後の人生に生き辛さをもたらします。

3 道化師を演じる 無理に明るく振る舞う

両親の喧嘩がはじまらないように、無理に明るく振る舞い、家族を笑わせる役割を演じます。
子供は好きで演じているのではありません。

あの喧嘩がはじまらないように、恐怖を感じたくない、この心より自分を犠牲にして道化師を演じているのです。

この場合、成人しても、周囲に緊張状態を感じた時、無意識に周囲の雰囲気を和らげようと、道化師の役割を演じてしまい、すべり、逆に周囲の雰囲気を読めない人等、レッテルを貼られてしまうかもしれません。

4 コミュニケーションの希薄 相談出来る人がいない

あまりにも日々の喧嘩が絶えない両親の場合、子供は父母に恐怖の感覚を抱き、また、父が母にいじめられていると感じた場合は、母のなぐさめ役になります。

この結果、子供自身が自分のことを話す機会(ケアしてもらう機会)を奪われ、また、話す気にすらならないかもしれません。

しかし、ここに問題が生じます。

それは、家庭内に相談出来る人がいないということです。
もしかすると、自分の悩みを一人で抱え込み、苦しい思いを続けているかもしれません。

または、相談したところで、この親ではどうしようもないという諦め感。

喧嘩をし続ける両親と子供の関係において、コミュニケーションの希薄を感じます。
成人しても、コミュニケーションに問題を抱えるかもしれません。

どうせ私の話しは誰も聞いてくれない。
話すだけ無駄。

5 居場所の問題

冒頭にも書きましたが、家庭は子供にとって安全、安心な場でなくてはなりません。
それが心の安定につながります。

そして、喧嘩の絶えない両親の家庭において、子供はみずから、自分の心が安定出来る、自分を受け入れてくれる人や場を求め、探すことがあります。

今ではネットで簡単に知らない人と出会えます。
さて、問題は出会った人がどのような人か?
子供の人生を、良くも、悪くも、決定づけるかもしれません。

夫婦喧嘩が絶えない家庭では、子供の心に上記のような問題、行動が生じてしまうのです。

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