MENU

話しすぎる問題:「場を盛り上げる」は連帯責任

「本当は話したくないのに、つい話し続けてしまう」。
そんな経験はありませんか?
一体、それはどのような心理状態からくるものなのでしょうか。

無理に話し続け場を盛り上げようする心理と問題

Index
1.「どう思われるか」を気にしすぎる問題
2.沈黙が怖い?会話の「間」を恐れない
3.場を盛り上げる責任の問題

1.「どう思われるか」を気にしすぎる問題

「退屈な人だと思われたらどうしよう」、「面白くない人だと評価されたら嫌だな」。

このような恐れから、人はつい話し続けてしまうことがあります。
相手を笑わせたい、興味を持ってほしい、そして良い印象を与えたい。
そんな相手の気持ちや自分への評価が頭の中を支配してしまうのです。

しかし、その結果、話している本人も途中で何を話しているのか分からなくなり、結局は相手から「?」という戸惑いの評価を得てしまうこともしばしばです。

会話やコミュニケーションは、二人以上で行うものです。
相手があなたにどのような印象を持ち、どのように評価するかは、突き詰めれば相手の問題であり、それをあなたがコントロールすることは非常に難しいことです。

だからこそ、一人で話し続けようとせず、相手のことを知ることに重点を置きましょう。
相手にも話す機会を与え、相互のコミュニケーションを心がけることが大切です。「自分一人でこの場を何とかしなければ」と思い詰める必要はありません。

2.沈黙が怖い?会話の「間」を恐れない

確かに、話している相手が黙ってしまうと、「自分と一緒にいて退屈なのかな」と余計な心配をしてしまうことがありますよね。

そして、この「沈黙への恐れ」があると、「自分が何とかこの場を盛り上げなければ」という思いから、一人で話し続けてしまうことになりかねません。
これは、想像以上に疲れることです。

しかし、会話には必ず「間」があります。沈黙もまた、
会話の「間」の一つであり、立派なコミュニケーションの一部なのです。

相手は、ずっと話していて疲れているのかもしれません。
あるいは、あなたと同じように、相手も気を遣って一息ついているのかもしれません。
沈黙を会話の「間」や「休憩時間」と捉えて、無理に何とかしようと焦らないことが大切です。

また、沈黙には、相手が何かを考えている、次に何を話そうかと考えている、といった可能性も秘められています。

相手が考える時間、会話を休む時間を尊重し、過剰に沈黙を恐れないようにしましょう。

3.場を盛り上げる責任の問題

何か周囲が盛り上がっていない。

無意識ではありますが、この事態を、自分の責任であると捉え、場を盛り上げようと、努力されることはありませんか?

しかし、場が盛り上がっていないとしたら、それは、参加者全員の問題であり、あなた1人が、そのことに責任を負う必要はありません。

それでも、自分の責任と思われるのであれば
子供時家庭の雰囲気が暗く、その雰囲気を明るくすることが
子供時のあなたの役割、責任であったのかもしれません。

そして、成長した今も、子供時と同じく
周囲の雰囲気を明るく、コントロールしようと、努力されているのかもしれません。

もし、そうであるならば、成長したあなたが、子供時と同じように、周囲を明るくする役割を果たす必要があるのでしょうか?

人間関係、コミュニケーションは対等なものです。

自分1人だけが、何とかしようと思わないことです。

参加者全員に責任があるのです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!