世代間連鎖 親になる前に自身の親子関係を振り返る

世代間連鎖

世代間連鎖と聞かれると、アダルトチルトレン、機能不全家族に代表される、親から子への負の親から受け継いだ、生き辛さを招く、連鎖してきた関係性を思われる方も多いのではなでしょうか。

例えば、親が支配的であれば、その子供も親になった時、支配的になる等、その家族特有の連鎖、これらは無意識で親子、家族間(祖父場、両親、子供)間で連鎖していき、様々な心理的問題を引き起こすというイメージが強いのではないでしょうか。

しかし、世代間連鎖とは、世代で連鎖していくものであり、必ずしも負の生き辛さの原因を招く連鎖関係を示すだけではなく、楽しい、明るい家庭を築いたきた、プラス面の連鎖関係も考えられます。

心理関係、心理職は、負の世代間連鎖をクローズアップしてしまいがちですが、実際には、良き家庭をつくってきた世代間連鎖もあるはずです。

したがって、世代間連鎖を考える場合、マイナス、プラスの両面から、世代間連鎖とは何か、親子関係で得たもの、得られなかったものを考える必要があるのです。

その点を考慮して、世代間連鎖における良かった点は受け継ぎ、生き辛さを招いた経験等の要因は連鎖させない必要があるのです。

親になる前(親業)に夫婦で自身の親子関係 世代間連鎖を考える

さて、世代間連鎖とは、子供時から親より教え込まれた、植え付けられた、信念体系や、感覚面(不安、恐怖の強さ等)を示します。

支配的、過保護、過干渉、無視、虐待。
また、両親の不仲。(両親の不仲については、世代間連鎖ではなく、たまたま、自身の両親のみが不仲で、祖父母等は仲が良いケースもありますが、祖父母も不仲、そして、両親も不仲の世代間連鎖、すなわち、何らかの問題のあるパートナーを選び結婚、不仲な夫婦、両親となり、世代間連鎖の影響のもと、機能不全家族を形成する場合もあります)。

さて、夫婦が親になる前に、自分達の親子関係を考えることは、負の世代間連鎖を断ち切ることに大変有効であり、子供達に生き辛さをストップさせるためにも重要です。

世代間連鎖は子供時から親から受け続けた、負の行為の場合、無意識に自身の子供に対しても、親と同じ行動を繰り返し取り続け、子供達に生きづらさを連鎖させてしまうので、常に負の世代間連鎖を意識することは必要なのです。

そうでなければ、「気が付けば、親と同じ行動を子供にとっていた」と驚愕されることもあるでしょう。

世代間連鎖を振り返る要点と注意点

親から受けた行為、特に負の行動等は思い出すだけで、親に対して怒りがわいたり、辛い悲しい気持ちになることもあります。
焦らず取り組みましょう。

振り返ることは、以下のようなことです。
・親からされて嫌だったこと
・親にしてほしかったけど、してもらえなかったこと
・親の嫌いなところ
・親からしてもらって嬉しかったこと
・親の好きな点、良いところ
・これらに、祖父母に関することを振り返えることも、有効なことかもしれません。
等々。
その他、あるかもしれませんが、ご自身で振り返り項目については、付け加えたり等して、振り返ってみてください。

理想の両親 健全な家庭とは何か結論を出す

世代間連鎖の振り返りは、夫婦、各々で振り返って頂き、その後、夫婦でお互いの親子関係等について、振り返りをもとに話し合うことをお勧めします。

そして、親から受けた負の行為等は、自分達夫婦が親になった時は行わないこと。
親からしてもらって嬉しかったこと等は、プラスの連鎖として受け継いでいくことが、健全な家庭を築くために重要なことではないでしょうか。

この世代間連鎖を振り返る作業ですが、親になる前以前に、結婚する前に、どのような家庭をつくるか、話し合った方が、より有効性が高いと思います。
しかし、話し合った結果、お互いの家庭環境がまったく理解出来ず、破断の方向に話しが向かってしまうかもしれませんが。

機能不全夫婦、機能不全家族はつくらない方が、お互いのため、生まれてくる子供のためにも、大切なことであると考えています。