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雑談の力:相手を知るための大切な一歩と、会話のコツ

人間関係を築くため雑談の大切さ

Index
1.相手を知るための「雑談」の重要性
2.会話を弾ませる「プラス一言」の魔法
3.雑談について意味がないという考え方

1.相手を知るための「雑談」の重要性

初対面の方と、いきなり深い内面の話をする人は、カウンセリングの場を除いてほとんどいないでしょう。
初めて会う相手がどんな人物なのか、信頼できるのかどうか、最初は誰にもわからないものです。

だからこそ、雑談は非常に大切な役割を担います。
特に初対面の人との関係においては、お互いがどんな人なのかを知るための入り口となります。

そして、最初の雑談が、今後の関係の深さや重要性を決定することさえあるのです。
雑談とは、初対面の人との相性や価値観を知る、重要なきっかけの場と言えるでしょう。

では、どのように雑談をスタートさせれば良いのでしょうか。
お互いを知るためには、まず相手に質問をして話してもらい、自分も少し自分の話をする、というところから始めるのが自然です。

しかし、「何を質問したら良いのだろう?」、「いきなりこんなことを聞いても大丈夫かな?」と悩んでしまうこともありますよね。

個人的なプライバシーに深く関わること、例えば仕事(失業中かもしれません)や結婚(傷ついているかもしれません)などは、初対面では避けるのが賢明です。
しかし、これを考え出すと、質問すること自体が難しくなってしまうのも事実です。

そんな時におすすめなのは、自己紹介を兼ねた質問です。

例えば、「私の趣味はテニスなんですが、〇〇さんの楽しみやご趣味は何ですか?」のように、自分のことを少し開示してから質問を投げかけると、会話がスムーズに進みやすいでしょう。

あまり深く考えすぎず、気軽に会話をスタートさせることが大切です。

「こんなことを聞いたら失礼ではないか?」と考えても、答えは出ません。
参考までに、私が初対面の方との雑談でよく質問するのは、以下の2点です。

  • 趣味について:「お休みの日は何をされていますか?」
  • 住んでいる場所について:「どちらにお住まいですか?」

もし「今話しかけても大丈夫かな?」と迷う場合は、「今、少しお話ししても大丈夫ですか?」と相手の許可を得る方法もあります。

2.会話を弾ませる「プラス一言」の魔法

勇気を出して話しかけ、相手も話してくれているのに、なぜか会話が止まってしまう…そんな経験はありませんか?もしそうなら、あなたの返答にプラス一言を加えることが有効かもしれません。

例えば、以下のような場面を想像してみてください。

【例1:会話が続きにくい返答】
Aさん:「昨日、どちらへ行かれましたか?」
Bさん:「家族で遊園地に行っていました。」

【例2:会話が弾む返答】
Aさん:「昨日、どちらへ行かれましたか?」
Bさん:「家族4人で京都の遊園地に行っていましたよ。帰りの道が渋滞で大変でした!」

例1と例2では、Aさんの質問は同じですが、Bさんの返答に違いがあります。

例2のように言葉を増やすことが、会話を続け、盛り上げる秘訣の一つです。

例1のBさんの返答からは、どこか無愛想な印象を受け、Aさんは「あまり話したくないのかな?」と気を遣ってしまうかもしれません。

一方、例2の良い点は、Bさんが具体的な情報や感情をAさんに提供していることです。

AさんはBさんの状況をイメージしやすくなり、「渋滞、大変でしたね!どこの遊園地ですか?」といった次の質問へと自然に繋がりやすくなります。

また、Bさんの会話への意欲も感じられ、Aさんも「もっと話したい」という気持ちになるでしょう。

もし、相手からの質問に答えた後、会話が途切れてしまうことに悩んでいるのであれば、相手の質問に対してもう一言か二言、情報や感想を付け加えて返答することを意識してみてください。

これは、会話を円滑に進める上で非常に有効なテクニックです。

カウンセリングの場でも、雑談力を向上させるための練習を行っているカウンセラーもいます。

3.雑談について意味がないという考え方

まれに、カウンセリングを受け賜わっていると、雑談には意味がないと発言される方がおられます。

その人にとっては、内容のある濃い話しをしたいのかもしれませんが、知らない相手に、自分の内面の話しや、濃い内容の話しをする人はいないでしょう。

雑談を行って、少し、親しくなって、そこから、人間関係はスタートするのです。

したがって、雑談には、相手を知る為という、重要なテーマがあり

雑談に意味がないとは、私は思いません。

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